チェリスト 阪田宏彰のBlog

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私的ブラームス年

2023-06-18 | YAMATO String Quartet
なぜか同じ作曲家の作品が続くことってあるものです。
一昨年と昨年は、記念年でもないのにドヴォルザークが続いたのです。
2回のチェロ協奏曲、YSQでの「アメリカ」、大学で教えた弦楽セレナーデなど。

今年はブラームス生誕190年という、何とも歯切れの悪い微妙な記念年です。
昨年末に、ピアノの斎藤美香さんたちと共演したピアノ五重奏に始まり、
3月には立川市と国立音楽大学の企画で、武田学長やヴァイオリンの永峰先生・青木先生たちとクラリネット五重奏を共演させていただきました。

来週6/25には、YAMATO S.Q.初登場となるパレア若狭でブラームスの弦楽六重奏曲第1番を演奏します。

共演はヴィオラの冨田大輔さん、チェロの小川和久さん。
小川さんは、ベートーヴェン中期後期全曲公演の最後を飾ったシューベルトの弦楽五重奏曲(1:10:50〜)
に続く共演になります。前回は1番チェロとして旋律を担当してもらいましたが、今回は2番チェロとして6人を支えてもらいます。
東京でもYSQ+ゲストの企画をもっとやりたいものです。

8/19には、瑞穂町耕心館で「チェロのしごと」。

昨年の耕心館企画「ショパンとチェリストの友情」(スカイホール)でショパンのチェロソナタを共演したピアノの粥川愛さんと、今回はブラームスのチェロソナタ第1番を演奏します。
「チェロのしごと」という公演名は、2021年に小金井宮地楽器ホールで企画されたチェロの仕事の裏側を暴露するコンサートのこと。
90分公演と言われていたのに、喋りすぎて3時間経ってしまったという(良くない)伝説の公演です。
前回に引き続きチェロの小川さんとの共演です。喋りすぎ注意。

9/17のYSQ白寿ホールのClassical Stage(昼公演)では、ブラームスの弦楽四重奏曲第2番を。
ブラームスと同じ年に生まれたボロディンの第2番とのカップリングです。

unlimited(夜公演)ではYESのRoundaboutが登場する予定です。

そして10/22には、こがねいガラオーケストラでブラームスのドッペルコンチェルト!
一番近所のヴァイオリニスト奥村愛ちゃんと共演します。
この二人の前に酒ではなく楽譜が置かれるのは珍しいことです。

このオーケストラの名手たちに支えられてソリストを務めるのも3回目。
この曲をオーケストラと共演するのも3回目。
これまで貯めてきた反省と欲を一気に放出します!

以上、私的ブラームス年のご報告でした。
ご来聴くださる皆様、お世話になる皆様、全力を尽くしますのでどうぞよろしくお願い致します!
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