とっても疲れました。
おそらく自分の演奏は無事故ではなかっただろうと思います。
でも後悔は無く、やり切った感覚が残っています。
まずご来場くださった皆様、ありがとうございました!
会場を埋め尽くすお客様の温かい雰囲気に助けられて、30分無事に走り切れました。
そして毎回見事なプロデュースを披露してくださる茂木マエストロ。
(左はブランデンブルク協奏曲第2番で見事なソロを披露されたTp.の長谷川さん)
今回も貴重な機会をいただき、演奏では明快な音楽力で支えてくださいました。
「何も心配無い」と重ねて伝えてくださる目の奥に、とっても心配してくださっているのが見えていました。
ドボコンの練習にかなりの時間を使って一つ一つ問題を丁寧に解決してくださったおかげで、本番に集中することができました。
ありがとうございます!
そしてオーケストラの皆様にも大感謝です。
音楽業界の重鎮が居並ぶ中、初日のリハーサル前は本当に吐きそうでした。怖くて吐きそうという体験は人生初だったかも・・・。
茂木マエストロがおっしゃる通り、交響曲としても成り立っているドボコンは全てのパートが大活躍します。
どのパートにもキラ星のようなソリストが配されているガラオーケストラの本領が発揮される曲でもあるのです。
リハーサルが始まり、ホルンソロからクラリネットソロへ繋がる第2主題を聴く頃には、胃のなかの鉛のような重さが消えていくのが分かりました。
そして地元のガラオーケストラのもう一つの強みに、アットホームな雰囲気があります。
多くのメンバーが、自宅から徒歩や自転車で集まるのです。長いリハーサルの中でたくさんの温かい応援の言葉をいただき、3日間前を向いて進み続けることができたと思います。
このオーケストラは、スタッフのレベルも非常に高いのです。
公演前から細かいことに気を配ってくださった主催の宮地楽器ホールの皆様。
ステージマネージャーをはじめ舞台に関わるスタッフの皆様は、ボーッと流されるままのソリストに的確な選択肢を与えてくれました。本当にありがとうございました!
友の会イベントで企画されていた「裏方の仕事」はコロナで中止になってしまいましたが、いつか再始動させて実現させてほしいものです。
最後になりましたが、チェロの同僚たちの熱いサポートには目頭が熱くなる思いでした。
昨年のYAMATO S.Q.ベートーヴェンチクルスのゲスト出演、2月の友の会公演での「チェロ二人会」と、大変な公演に立て続けに付き合ってくれた名手小川くんをはじめ、顔馴染みのメンバーがずらり。
ドボコンが終わって、「田園」で彼らの中に戻った時の強烈な安堵感には自分でもびっくりしました。
インターンとして参加してくれた西田くんも堅実な演奏の中でも楽しんでくれたようです。その姿をお母様にも観ていただけたようで本当に良かった。
終演後、彼らからワインの差し入れが!
ありがたくいただいて、1ヶ月の断酒にピリオドですね。
おそらく自分の演奏は無事故ではなかっただろうと思います。
でも後悔は無く、やり切った感覚が残っています。
まずご来場くださった皆様、ありがとうございました!
会場を埋め尽くすお客様の温かい雰囲気に助けられて、30分無事に走り切れました。
そして毎回見事なプロデュースを披露してくださる茂木マエストロ。
(左はブランデンブルク協奏曲第2番で見事なソロを披露されたTp.の長谷川さん)
今回も貴重な機会をいただき、演奏では明快な音楽力で支えてくださいました。
「何も心配無い」と重ねて伝えてくださる目の奥に、とっても心配してくださっているのが見えていました。
ドボコンの練習にかなりの時間を使って一つ一つ問題を丁寧に解決してくださったおかげで、本番に集中することができました。
ありがとうございます!
そしてオーケストラの皆様にも大感謝です。
音楽業界の重鎮が居並ぶ中、初日のリハーサル前は本当に吐きそうでした。怖くて吐きそうという体験は人生初だったかも・・・。
茂木マエストロがおっしゃる通り、交響曲としても成り立っているドボコンは全てのパートが大活躍します。
どのパートにもキラ星のようなソリストが配されているガラオーケストラの本領が発揮される曲でもあるのです。
リハーサルが始まり、ホルンソロからクラリネットソロへ繋がる第2主題を聴く頃には、胃のなかの鉛のような重さが消えていくのが分かりました。
そして地元のガラオーケストラのもう一つの強みに、アットホームな雰囲気があります。
多くのメンバーが、自宅から徒歩や自転車で集まるのです。長いリハーサルの中でたくさんの温かい応援の言葉をいただき、3日間前を向いて進み続けることができたと思います。
このオーケストラは、スタッフのレベルも非常に高いのです。
公演前から細かいことに気を配ってくださった主催の宮地楽器ホールの皆様。
ステージマネージャーをはじめ舞台に関わるスタッフの皆様は、ボーッと流されるままのソリストに的確な選択肢を与えてくれました。本当にありがとうございました!
友の会イベントで企画されていた「裏方の仕事」はコロナで中止になってしまいましたが、いつか再始動させて実現させてほしいものです。
最後になりましたが、チェロの同僚たちの熱いサポートには目頭が熱くなる思いでした。
昨年のYAMATO S.Q.ベートーヴェンチクルスのゲスト出演、2月の友の会公演での「チェロ二人会」と、大変な公演に立て続けに付き合ってくれた名手小川くんをはじめ、顔馴染みのメンバーがずらり。
ドボコンが終わって、「田園」で彼らの中に戻った時の強烈な安堵感には自分でもびっくりしました。
インターンとして参加してくれた西田くんも堅実な演奏の中でも楽しんでくれたようです。その姿をお母様にも観ていただけたようで本当に良かった。
終演後、彼らからワインの差し入れが!
ありがたくいただいて、1ヶ月の断酒にピリオドですね。
表題の通り、次は「ドボコン」なのです。
こがねいガラ・コンサート 2021
「ドボコン」とは、ドヴォルザークのチェロ協奏曲(コンチェルト)のことです。
「ドボコン」と言えば、ヴァイオリン協奏曲でもピアノ協奏曲でもなく、「チェロ協奏曲」なのです。
そしてチェロを生業にするものであれば、一度は憧れる名曲です。
もちろん、めっちゃ難しい・・・。
音楽界の片隅でひっそりと生きるチェリストにとって、これは望外の出来事です。
とはいえ、10/24はもう目と鼻の先。
実は9月にも別のオーケストラとドボコン共演の予定があったのですが、宣言解除の5日前だったために来年7月に延期になりました。
10/24も本当に開催されるのか疑心暗鬼になりながら、中止や延期の報告をするのは嫌なので間際まで待ってしまったのです。
コンサートのプロフィールをご覧いただければ分かるように、錚々たる先輩方がオーケストラにいらっしゃいます。
素晴らしい演奏家の方々ですが、家の前やスーパーでばったり会うご近所さんでもあるところがこのオーケストラの面白いところです。
怖いけど楽しみなこの感覚、どうお伝えすれば良いのやら・・・。
こがねいガラ・コンサートは今年で9年目。
毎年、公演の1ヶ月前くらいに公演をより楽しむための「茂木大輔の音楽講座」が恒例になっていて、僕も楽しみにしています。
今年は、会場に予定されていた小ホールがワクチン接種会場に使用されることになり、急遽オンライン配信になったそうです。
茂木大輔音楽講座【ドヴォルザーク】肉屋の息子の叶わぬ恋… 《チェロ協奏曲》 ①(前編)
茂木大輔音楽講座【ドヴォルザーク】肉屋の息子の叶わぬ恋… 《チェロ協奏曲》 ②(後編)
茂木大輔音楽講座【ベートーヴェン】《田園》は 田んぼじゃなくて 羊飼い!①(前編)
茂木大輔音楽講座【ベートーヴェン】《田園》は 田んぼじゃなくて 羊飼い!②(後編)
茂木さんのお話は止まることなく続きます。溢れ出る知識と音楽愛・・・。
《チェロ協奏曲》 ②で語られている、ドヴォルザークが第3楽章に追加した「最愛の人を悼む歌」は、技術的にも精神的にも本当に難しくて苦戦していたのですが、改めて表現する方向性とエネルギーを得た気がします。本当にありがたい。これからこの曲を弾くチェリストの皆様にも是非ご覧いただきたい動画です。
ちなみに茂木さんの後ろの窓にたまに人影が映っていますが、もしかしたら僕かもしれません。ここは僕のジョギングコースなのです。
今年は客席制限をしていた時期に一度完売となり、客席制限が解けてから改めて再販を始めたそうです。
まだ多少残席があるそうですので、是非お出かけください。
こがねいガラ・コンサート 2021
「ドボコン」とは、ドヴォルザークのチェロ協奏曲(コンチェルト)のことです。
「ドボコン」と言えば、ヴァイオリン協奏曲でもピアノ協奏曲でもなく、「チェロ協奏曲」なのです。
そしてチェロを生業にするものであれば、一度は憧れる名曲です。
もちろん、めっちゃ難しい・・・。
音楽界の片隅でひっそりと生きるチェリストにとって、これは望外の出来事です。
とはいえ、10/24はもう目と鼻の先。
実は9月にも別のオーケストラとドボコン共演の予定があったのですが、宣言解除の5日前だったために来年7月に延期になりました。
10/24も本当に開催されるのか疑心暗鬼になりながら、中止や延期の報告をするのは嫌なので間際まで待ってしまったのです。
コンサートのプロフィールをご覧いただければ分かるように、錚々たる先輩方がオーケストラにいらっしゃいます。
素晴らしい演奏家の方々ですが、家の前やスーパーでばったり会うご近所さんでもあるところがこのオーケストラの面白いところです。
怖いけど楽しみなこの感覚、どうお伝えすれば良いのやら・・・。
こがねいガラ・コンサートは今年で9年目。
毎年、公演の1ヶ月前くらいに公演をより楽しむための「茂木大輔の音楽講座」が恒例になっていて、僕も楽しみにしています。
今年は、会場に予定されていた小ホールがワクチン接種会場に使用されることになり、急遽オンライン配信になったそうです。
茂木大輔音楽講座【ドヴォルザーク】肉屋の息子の叶わぬ恋… 《チェロ協奏曲》 ①(前編)
茂木大輔音楽講座【ドヴォルザーク】肉屋の息子の叶わぬ恋… 《チェロ協奏曲》 ②(後編)
茂木大輔音楽講座【ベートーヴェン】《田園》は 田んぼじゃなくて 羊飼い!①(前編)
茂木大輔音楽講座【ベートーヴェン】《田園》は 田んぼじゃなくて 羊飼い!②(後編)
茂木さんのお話は止まることなく続きます。溢れ出る知識と音楽愛・・・。
《チェロ協奏曲》 ②で語られている、ドヴォルザークが第3楽章に追加した「最愛の人を悼む歌」は、技術的にも精神的にも本当に難しくて苦戦していたのですが、改めて表現する方向性とエネルギーを得た気がします。本当にありがたい。これからこの曲を弾くチェリストの皆様にも是非ご覧いただきたい動画です。
ちなみに茂木さんの後ろの窓にたまに人影が映っていますが、もしかしたら僕かもしれません。ここは僕のジョギングコースなのです。
今年は客席制限をしていた時期に一度完売となり、客席制限が解けてから改めて再販を始めたそうです。
まだ多少残席があるそうですので、是非お出かけください。