チェリスト 阪田宏彰のBlog

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YSQ 4/19公演の延期が決定されました。

2020-04-07 | YAMATO String Quartet
また残念なお知らせをしなければなりません。

4月19日に予定されていた、YAMATO String Quartetのベートーヴェン中期後期全曲演奏会の第一回公演の延期が決定されました。
もちろん延期公演が準備されているのですが、めまぐるしく変わる諸般の事情に振り回されて二転三転しているようです。
詳細は、こちらをご覧ください。
YAMATO String Quartet ベートーヴェン中期後期全曲演奏会第一回公演延期のお知らせ

チケットをご購入いただいているお客様、本当に申し訳ありません。
延期公演日が発表される際に、延期公演にご来場いただけない方への払い戻しについても説明があるそうです。


本当に今更ですが、今までちゃんと告知をしていませんでした。
ベートーヴェン生誕250周年の今年、YAMATO String Quartet(以下YSQ)によるベートーヴェン中期後期全曲演奏会が予定されています。
『ベートーヴェン中期後期全曲演奏会』

4/19 第一回 op.59-1,op.59-2,op.59-3 (2時間半)
5/17 第二回 op.74,op.95,op.127 (2時間15分)
6/28 第三回 op.132,op.130,op,133大フーガ (2時間15分)
9/6 第四回 op.131,op,135,シューベルト弦楽五重奏guest小川和久 (2時間45分)

全て作曲された時系列順で、毎回2時間超えの4回公演で12曲をこなすという壮大な無茶ブリ!
最初にこのお話をいただいた時には、メンバー全員「無理じゃね?」という反応でした。
実際リハーサルを始めてみると、想像以上に大変!
メンバーからは悲鳴が聞こえてきました。

昨年秋の定期公演が終わるとすぐにベートーヴェンのリハーサルに取り掛かり、1/18に瑞穂町公演でop.74を、2/15に同じく瑞穂町でop.127を演奏しました。
(3/22に愛知県幸田町公演でop.59-3を演奏する予定だったのですが、この公演も11/23への延期が決定されています。)
本番前はごちゃごちゃ言ってても、お客様の存在で本気になるのがYSQの特徴です。
本番に乗せることで、ベートーヴェンの中にあるロック魂を抽出できた気がするのです。
op.59のラズモフスキー全曲は「ベートーヴェンの叛逆の狼煙」として方向性が固まり、ビビりつつも4/19を楽しみにしていました。

ベートーヴェンに触発されて「叛逆」気運が高まっているYSQとしては、世間の流れに叛逆して公演を決行したい衝動に駆られました。
でも、1000人超えの大ホールで満席をいただいている状況ではウィルス対策が不可能です。(第二回以降はまだ5%ほどの残席があるそうです。)
残念ですが、今は仕方ありません。

先行きが誰にも分からない事態の最中、5/17の第二回公演も延期になっても不思議ではありません。
実は第二回公演の5/17に、ダブルヘッダーで昼夜2公演やるという可能性も検討されていたのです。
ベートーヴェンを一日に6曲! 
本番5時間!
YSQとしてはこの案を受け入れる覚悟を決めていましたが、この案は流れたようです。
ほっ・・・。

今後の公演スケジュールについても上記サイトからの発表を見逃さないようお願い致します。
もちろん、このブログでも必ずお知らせしていきます。

4公演セット券をお買い求めくださったお客様が9割だそうです。
壮大な企画でYSQに火をつけたこと、弦楽四重奏としては異例の満席の反応を得たことは、主催の神奈川芸術協会の大手柄です。
どんな事態に見舞われ、延期が重なったとしても、必ず実現する強い意思を持った主催者です。
それだけに開催の可能性や、少しでもお客様にご迷惑のかからない延期日程をギリギリまで探すことになります。
発表が間際になってしまうことは、ご理解ください。
先が読めない状況の中で、中止という選択肢は一度も出てきません。
いつかは必ずやりますので、安心してお待ちください!
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