チェリスト 阪田宏彰のBlog

日々感じたこと、おすすめなモノ、お気に入りなど

ブラームスの二重協奏曲

2019-11-20 | YAMATO String Quartet
12月15日。
僕にとって、今年のメインイベントです。
これが終わったら、心安らかに年が越せるはず!


新日本交響楽団という、某プロオーケストラと間違われそうな名前のアマチュアオーケストラの公演で「ブラームスのドッペルコンチェルト」を演奏する機会をいただきました。

長い歴史を誇るこのオーケストラとは、僕自身ももう20年くらいトレーナーとして関わっているのです。
そして共演するヴァイオリニストは、石田泰尚!


25年間、修羅場を共にくぐり抜けてきた石田泰尚との共演を、古い友人がそこここに見えるオーケストラが支えてくれます。
これ以上やりやすい環境は無いでしょう。
それがまたプレッシャーなんだなぁ・・・。

指揮の橘氏とは初顔合わせですが、オーケストラとの息もぴったりで、とても良い時間になりそうです。
この公演についてのお問い合わせは・・・チラシに掲載されているお問い合わせ先かな?


ところで。
先日のこがねいガラオーケストラで急遽代役に立った若き指揮者、平林遼さんは、新日本交響楽団のトレーナーとしてこの二重協奏曲も稽古をつけてくださっていたそうです。
世間は狭い!

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YAMATO S.Q.25周年 東京公演

2019-11-20 | YAMATO String Quartet
息つく暇もなく。
11月25日は、渋谷さくらホールにて「YAMATO String Quartet25周年記念公演」です。


9月の横浜公演では、ベートーヴェンのop.18-1と、それを模倣しつつ日本における西洋音楽のアイデンティティを模索した山田耕筰の弦楽四重奏曲第1番を前半に。
そして近藤和明氏のアレンジ作品の集大成としてピアソラの「天使の組曲」を演奏しました。
横浜公演の記事
来年から作編曲を担当してくださる大島ミチルさんのピース「朝寝坊」もアンコールで演奏しましたね。

今回の東京公演、まずは山田耕筰の弦楽四重奏曲第3番。
やはりベートーヴェンのop.18-4の模倣と日本的再構築の様子をご覧いただきます。
間髪入れずに、ベートーヴェンの弦楽四重奏の中でも極めて人気の高いop.18-4を。
忘れないうちに聴き比べていただけます。

後半は、キング・クリムゾンの伝説的アルバム「クリムゾンキングの宮殿」全曲演奏!
数年前に初めて演奏した時は、それぞれの曲を独立した状態で聴いていただきました。
実はコンセプトアルバムそのまま再現できるよう、全ての曲を繋げるバージョンも書かれていたのです。
冒頭のテープノイズ30秒はもちろん、曲中のインプロヴィゼイション部分までノーカット。
YSQにとっても痺れる挑戦ですが、近藤さんの音楽愛が溢れる様子を是非ご覧ください。

しかし、濃い内容とは裏腹に演奏時間が意外に短い・・・。
横浜公演では4曲ものアンコールを演奏し「第3部」と言われましたが、今回はどうなるでしょう?
ピアソラは一曲も無いのか?
大島作品は?

SS席、S席は既にほとんど無いようですが、A席はまだあるとのこと。
お誘い合せの上、是非ご来場くださいませ!
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こがねいガラオーケストラ

2019-11-20 | ひとりごと
地元小金井を愛するチェリストとして、オリーブガーデンコンサートなど地元向けの企画を続けていますが、これもその一つ。
11月24日。もうすぐです。

こがねいガラコンサート フライヤー

秋の年中行事として、今年で8回目!

地元音楽家をまとめる茂木大輔氏のプロデュースにより、例年はモーツァルトやベートーヴェンのシンフォニーや協奏曲・歌曲を多く取り上げてきました。
今年はその集大成とも言えるオペラ「ドン・ジョバンニ」です。

2週間ほど前、こがねいガラオーケストラに激震が走りました。
指揮の茂木大輔氏が心筋梗塞で入院、手術となり、幸い快方に向かっているとのことですが、出演はできないとのこと。
長い時間をかけて深めてきた連携の中心にある方ですし、その集大成とも言えるこの企画の全容は彼の頭の中です。
どうなるのだろう・・・。

なんてことは、何とかなったから書けるわけです。
彼が鍛えたオーケストラは、全く動じることなくリハーサルは進んでいます。
急遽代役に立った指揮の平林遼氏が、確実に茂木氏の意図を汲み取り、自分の音楽として表現されているおかげでもあります。

昨日からは歌手も入ったリハーサル。
歌手の宮本益光氏の演出は、ステージ上にオーケストラがいるコンサート形式のオペラとは思えない親しみやすく楽しいものです。
オーケストラのメンバーも、弾いたり移動したり演技したりと大忙し。

これだけ手間暇かかった公演がたった一夜のみ、しかも578席だけ。
もったいないというか、贅沢な公演です。
既に完売とのことですが、ちょっとだけ空きが出たとか・・・・。
1席も余さずお楽しみいただきたいものです。
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