東京大学 分子細胞生物学研究所 加藤茂明グループの論文捏造、研究不正

東京大学 分生研 加藤茂明教授の研究室による類似画像掲載論文について (うっかりミスか?偶然か?研究不正か?)

東大分子細胞生物学研究所 【2】

2011-12-29 00:15:34 | 論文撤回Watch関連リンク

東大分子細胞生物学研究所 【2】

Retraction Watch / 2011.06.20 01:50 / 推薦数 : 1
ビタミンD論文が掲載されたステロイド雑誌2004年5月号について紹介します。この号は第12回ビタミンDワークショップで発表された演題内容が掲載されています。

第12回ビタミンDワークショップはオランダのマーストリヒトにおいて、2003年の7月に開催されました。30カ国から323名が参加し、口演75題、ポスター発表が255題となっています。

発表されたこれらの演題のうち、2004年5月号に100数編の論文が掲載されています。このうち、タイトルの前にRETRACTEDと記されているのはビタミンD論文のみであることが、オンライン目次でわかります。

過去に別の雑誌に掲載されている論文は他にはないのでしょうか?

神戸薬科大学中心のグループの論文が同号に掲載されており、この論文中の一部の図は他の論文中に使われています。どちらが先行かは微妙です。



米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校からの論文も同号に掲載されています。この論文中の少なくとも3つの図は、過去に別の論文で既に、掲載されています。

先行論文タイトル中の Vitamin D ReceptorをVDR とした以外は全く同じタイトルです。








国際学会の発表内容を論文にまとめたプロシーディングでは、図などの重複使用が、少なからず行われているというのが現実なのです。

東大 分生研【3】に続きます。


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