続・病弱Sの真面目に大雑把

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多民族化への成長痛

2017-06-26 21:55:15 | 日記・エッセイ・コラム
ほぼ1か月もの放置期間は黒歴史の福岡時代以来かと思われます。言い訳はもういいという声が聞こえるようですが、忙しいからというよりは、富山で頻繁に書いていた頃と比べると眠くなるのが早くなったのが要因とお考え下さい。(早い話老化)

陸上の男子100mは有力者が揃って激戦が予想されましたが、戦前はなぜか名前があまり挙がっていなかった18歳のサニブラウン選手が優勝。200mも制し日本短距離界のエースの座を一気につかみました。2年前の世界ユースの時は素人目に見てもドタドタした走り方でしたが、だいぶフォームはキレイになってきました。まだまだ伸びしろがありそうなので本人も言っているボルト選手の記録を目指して成長して欲しいところです。

ここからはつまらない話になりますが、100mの決勝中継までに帰りたいということを当日の仕事場で話していたところ、職場のとある方から「ちゃんとした日本人に勝って欲しい」という発言がありました。あえて「誰の事を言ってるんですか?」と尋ねたら口ごもっていましたが、サニブラウン選手やケンブリッジ選手のことではないのは明確に伝わってきました。言いたい事は分からないでもないですが、「ちゃんとした」とは何を指しているのか、その2選手は「ちゃんとしていない日本人」だとでも言いたいのか、とにかくそれ以来不愉快なモヤモヤが体中を覆っています。陸上に限らず多くの競技で様々なルーツの選手が増えてきたのは事実であり、このことに対して思う所があるというのも理解はできます。が、今の日本は将来を考えても色々な人を受け入れることは当然であり、それに伴って「日本人」の定義も変わってくるのは当たり前の話であってここから目をそらして「昔の方が…」的なことを持ち出されても何も建設的な話はできません。仕事場での会話で悪意無く出てきた発言ということはそのように考えている人は決して少数では無さそうなので今はまだ真のグローバル国家に向かう成長途上なのかもしれません。

実は先日審判を担当した試合の前に行われていた試合で外国人選手に対しての差別的言動の有無で小さな騒動が起きたことで後日私にも事情についてインタビューを受けました。私の耳には直接その言動は入ってませんでしたが、事実であればどのようなカテゴリーであっても許されざる出来事であり、それこそ「ちゃんとした日本人」ならば恥ずべき行為であることを自身も含めて肝に銘じるべきと存じます。


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