今週末は特に予定が入ってなかったので掃除・買い出し等家事全般に時間を割いた以外はお茶を飲みながらネット三昧。自身のブログも改めて見直していましたが、ここ数カ月、特に今年に入ってからは悪ふざけ記事ばかり目に付いた感じがします。当ブログのメインテーマである「真面目に大雑把」の原点に帰ろうと思います。
欧州選手権と四大陸選手権が終了し、残す大きな大会は3月にニースで開催される世界選手権となります。まずは男子から。
欧州選手権ではトリノ五輪金のプルシェンコ選手がバンクーバー五輪以来の出場でいきなり優勝。まだ実力が衰えていないことを証明しましたが、世界選手権に出場するのかは把握しておりません。ただ、今期に関しては出てきてもカナダのチャン選手には及ばないのではないでしょうか。SP,FPで計3回の4回転ジャンプを高確率で決めてくるチャンの安定感は他を圧倒しており、アクシデントか目に余るミス連発とかがない限りはチャン1強と見て良さそうで、表彰台の残り2席を高橋、羽生、ガチンスキー、(出てくれば)プルシェンコあたりで争うことになりそうです。小塚選手は今期の出来では難しいかも知れません。羽生選手はフリー後半のフィットネスの問題がクリアできれば高橋をしのいで日本の第一人者に躍り出るチャンスでもあります。
難解なのは女子で、一応候補としてはイタリアのコストナー、米国のワグナーと浅田選手あたりになり、鈴木選手がこれに続く感じですが、195点が優勝スコアと仮定すると今季は全員そのレベルに至っておらず、他の大会より厳しめに見られるこの大会ではミスをしなければ名前の挙がらなかった選手にもチャンスはありそうで、今期はもうひとつの出来の村上選手もミスなくこなせれば表彰台は十分圏内と思っていいでしょう。いずれにしても昨季からの流れである「エレメンツを忠実に実行する」ことが女子の高得点の条件となっており、息の抜けない緊張感との戦いに勝たなければなりません。
今季は五輪中間年ということで新鋭は各地域でぽつぽつ出てきているようですが、まだ現在の上位選手を脅かす活躍には至ってない模様。ソチ五輪を見据えた展望は今大会はまだ難しそうです。