長崎はきのうから、青空こそ出ませんが雨が止んで、梅雨も最終段階かな、というかんじになっています。
そんな曇り空の休日のきょう、昼前に庭のプランターの手入れをしていたかみさんが大声で私を呼びました。
「父さん、父さん、ちょっと来て! なんやろ、これは? ちょっとどうにかしてよ」
あわてて庭に出てみるとミニトマトの枝に、なんと大きな黄色いイモムシがしっかりくっついていたのです。全長10cmはありそうな大きなやつでした。一昨日にミニトマトをいくつか収穫した時にはいなかったと思うのですが、どっかから異動してきたのでしょうか。
このイモムシはどんな蝶になるのか、はたまた蛾になるのか。それ次第で処分を決めようと思い、パソコンで調べてみました。そしてスズメガの一種であることがわかりました。これは決してきれいな蛾にはならないようなので捨てることにし、イモムシが止まっている枝ごとハサミで切って、外に出て少し離れた道路わきの藪に放り投げました。もしもきれいな蝶になるのなら育ててみようかな、とも思ったのですが、幸か不幸かその心配は無用でした。


私は毛虫は苦手ですが、イモムシはそうでもないんです。子どものころには理科の授業の一環として、家でカイコを育てたこともあるのです。近くに桑の木があったのでエサとなる葉っぱを毎日採ってきて観察しました。マユができて、それを沸騰したお湯でぐつぐつと煮たあと、細かな手順は覚えていませんが生糸を取り出したのです。このあたりは母がやってくれました。
母の母親は明治の初期、山口県の農家でしたので実際にカイコを飼っていて、生糸で布を織って着物を作っていたそうです。いまも母の形見としてその着物はうちのタンスに大切に保管しています。これはけっこうお宝ですね。

この着物に添えてあった母の手書きのメモです。2000年1月とありますから母が亡くなる3か月前、入院する直前に死を覚悟して書き残したものだろうと思います。

母も祖母も偉大だったんだなあ、とあらためて思います。
そんな曇り空の休日のきょう、昼前に庭のプランターの手入れをしていたかみさんが大声で私を呼びました。
「父さん、父さん、ちょっと来て! なんやろ、これは? ちょっとどうにかしてよ」
あわてて庭に出てみるとミニトマトの枝に、なんと大きな黄色いイモムシがしっかりくっついていたのです。全長10cmはありそうな大きなやつでした。一昨日にミニトマトをいくつか収穫した時にはいなかったと思うのですが、どっかから異動してきたのでしょうか。
このイモムシはどんな蝶になるのか、はたまた蛾になるのか。それ次第で処分を決めようと思い、パソコンで調べてみました。そしてスズメガの一種であることがわかりました。これは決してきれいな蛾にはならないようなので捨てることにし、イモムシが止まっている枝ごとハサミで切って、外に出て少し離れた道路わきの藪に放り投げました。もしもきれいな蝶になるのなら育ててみようかな、とも思ったのですが、幸か不幸かその心配は無用でした。


私は毛虫は苦手ですが、イモムシはそうでもないんです。子どものころには理科の授業の一環として、家でカイコを育てたこともあるのです。近くに桑の木があったのでエサとなる葉っぱを毎日採ってきて観察しました。マユができて、それを沸騰したお湯でぐつぐつと煮たあと、細かな手順は覚えていませんが生糸を取り出したのです。このあたりは母がやってくれました。
母の母親は明治の初期、山口県の農家でしたので実際にカイコを飼っていて、生糸で布を織って着物を作っていたそうです。いまも母の形見としてその着物はうちのタンスに大切に保管しています。これはけっこうお宝ですね。

この着物に添えてあった母の手書きのメモです。2000年1月とありますから母が亡くなる3か月前、入院する直前に死を覚悟して書き残したものだろうと思います。

母も祖母も偉大だったんだなあ、とあらためて思います。
正直 グロ系の今回の貴画像。これって、往年の特撮映画「モスラ」のモデルになった虫で間違いないと思います。繭を作らないだけで、餓鬼時分の拙記憶とほぼピッタリ重なりますね。
あの時は、東京タワーに繭を張って、幼虫から成虫へと変態を遂げた様に記憶しています。
この手合いは、拙母が大の苦手。拙方も余り得意ではありませんが、遠い思い出の一つを呼び起してくれた事には一礼です。挿入歌を唄われた、ザ・ピーナッツのお一人も、先般ご逝去となりました。一言、哀悼を。
貴祖先の方々は、養蚕をなさっていたんですね。拙母の、長野県の実家も同様で、大変な作業をこなしていらっしゃったんですね。拙祖先にも、同様の敬意は感じますね。
イモムシに見えないですね。
なんだろー、新種の動物といってもおかしくないような。
可愛いなー、見つけたら飼ってしまいそうですよ。
イエローにパープルなラインはお洒落だし。
それが地味目なスズメガになるのですか?
不思議ですね。
カイコを育てたことはありますが
マユから糸を取る行程はふんでませんでした。
そのまま成虫に孵すのみで。
お母様のお手紙と大切な着物
感動したしました。
蛾でも蝶々でも生き物やんか。
外観で好き嫌いを決めたらあきまへんでぇ。
困ったお人やなぁ。ほんまに。(笑)
そやけど「でっかいなぁ」ちょっことやけど気色悪いわぁ。
お婆さまの形見分け。代々・大事になさったこられたんや。綺麗ですものね。
こんなにも光沢があるものなんですか。絹って。素敵な思い出のお品。
胴体が5つ、いや、黒い斑点が8個あるので8つ?の蛇腹状になっているのか。
それに、かわいい尻尾がついていますね。
顎と足(8本?)、それと末尾の先が黒いブツブツ状になっているのは滑り止めかな。
観ていて飽きないですね。
正面からの顔が観たかったですね。
>私は毛虫は苦手ですが、イモムシはそうでもないんです。
毛虫は子供の頃よく見ました。このようなイモムシは初めて見ました。気持ち悪いとしか言いようがないです。(笑)
イモムシの色がとげとげしいような気がします。
>いまも母の形見としてその着物はうちのタンスに大切に保管しています。これはけっこうお宝ですね。
着物のことはよく分かりませんが、写真を拝見して本物の絹で作られた着物は上品だなと思いました。
お母様の遺言を守られて、保存状態が良いのに感心しました。着物は虫が食うので、保存が大変だと思います。これからもしっかり保存してください!
あしあとから来ました。
画像でも分かるほど上質の着物ですね。代々受け継がれるのって素晴しいです。
芋虫は苦手なのですが写真がたくさんあってきれいなブログですね。また、お邪魔します。
「モスラ」は私にとっても思い出の映画です。私が中学3年生の時。父が昔の友人の計らいで仕事にありつき上京し、1年ぐらいの後に私たちも上京して久しぶりに家族がそろって生活が落ち着いた。そんな高校1年生の時にたまたま父がこの映画の優待券をもらったということで家族そろって見に行きました。我が家にとって家族みんなで映画を見たのは後にも先にもこのときだけです。東京タワーに繭をかけたシーンは印象に残りますね。
イモムシはこのようにじっとしていることが多いので被写体としては実に写真に撮りやすいし観察しやすいですね。じっと見ていると「気持ち悪い」というようなイメージは消えてしまい、おっしゃるようにきれいだなぁ、とか、よくできてるなぁ、と思います。自然の造形というものは不思議なものです。これがきたない蛾になってしまうなんてかわいそうですが、見方によればきれいに見えるのかもしれませんね。
祖母の着物は実にしっかりした生地で見事に織ってあります。家に機織り機があったそうです。
着物はたしかに保存状態がものすごう良くて、新品みたいやねんで。着てみたい気もするけど着たら洗濯せんといかんようになるし、そっと大事に子どもの代に引き継ごう、思てます。