追悼・栗原栄一郎氏

けさの長崎新聞の片隅にひっそりと、栗原栄一郎氏の死亡記事がありました。去年の秋に栗原氏が運営する音浴博物館を訪れ、直接話を聞き、古い蓄音機でレコードも聞かせてもらいました。やせているなぁ、と思いましたがまさか57歳の若さで胃がんで亡くなられたとは・・・。
音浴博物館は長崎県の佐世保寄り、大瀬戸町の山中にあるレコード博物館です。氏が収集された古い蓄音機や何万枚にも及ぶレコードの数々。それらを自由に手に取り、蓄音機に乗せて針を落とし、自由に聞くことができる・・・そんな素晴らしい博物館。
人づてに聞いて一人でたずね、レコードを聞かせてもらいました。
栗原さんは私が聞いている脇でもくもくとレコードの整理をされていました。本当に音楽を愛し、私利私欲なしで自分の宝物を解放して私たち愛好家に提供してくださった。ありがとう、栗原さん。心からご冥福をお祈りします。そして、ご主人の道楽を支えてこられた奥様。もしよろしかったら、ぜひこの博物館の存続をよろしくお願いします。

ニッティ・グリッティ・ダート・バンド

ご存知ですか?
古きよきアメリカンの香りをふんぷんとさせる、素朴で芸達者なバンドです。
いまでこそ、アメリカという国は全世界に君臨する「世界の警察」を自負していますが、そんなにでしゃばらなくていい。素朴にいい音楽を聞かせてくれればいいのです。