Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

傾向企業

2020年01月23日 08時27分25秒 | Weblog
石川界人、『神酒ノ尊』越乃寒梅役を降板 ラジオで「配慮に欠けた発言」事務所謝罪
 「声優の石川界人(26)が、日本酒キャラクタープロジェクト『神酒ノ尊-ミキノミコト-』の越乃寒梅役を降板することがプロジェクトの公式サイトで21日、発表された。石川の所属事務所サイトにも「本人のラジオ内で一部配慮に欠けた発言」があったとして謝罪コメントが掲載された。

 発言内容が消されているので確認が難しいが、ネットでは、「太るから日本酒飲まない、飲まない方がいい」という趣旨の発言があったと指摘されている。
 この件で私は、憲法では比較的マイナーな論点である「傾向企業の法理」を思い出した。
 「傾向企業」というのは、特定の思想・信条を雇用の条件とした、あるいはそれ自体を理由とする解雇が正当化される理念的傾向を持った特殊な企業のことを指しており、例えば、政党の機関紙の発行企業などが挙げられる。
 A党の機関紙を発行している会社の社員が実はB党の党員だった(あるいは入社後にB党に入党した)場合、解雇が正当化されるというものであり、これをやむを得ないと考える人は多いのではないだろうか。
 これからの類推で行くと、今回の件の石川氏はかなり分が悪いように思うし、オーディションの際、「日本酒が好きであること」などが条件に挙がっていたというのであれば、なおさらそうである。
 やはり、事務所側がきちんとチェックすべきだったように思う。

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