楽観はトランプ氏ひとり? ポンペオ訪朝でも「非核化」怪しい、これだけの理由
「米メディアは7月2日、ミドルベリー国際大学院モントレー校が衛星画像を分析した結果として、化学物質研究所の建設が完了した、と報じた。この研究所は炭素複合材の部品製造で知られており、固形燃料を使うミサイルの先頭部分、機体、吹き出し口などに利用できる。工場の大半が完成したのは5月。板門店での南北首脳会談を終え、シンガポールでの米朝首脳会談に向けた詰めの協議が進んでいた時期で、この時期に「改修」ではなく「建設」を進めていたとなれば、非核化に逆行しているとも言えそうだ。」
中間選挙を控えたアメリカと、選挙などに左右されない北朝鮮の違いが鮮明に見える。
とにかくトランプ氏は「合意」の功績を維持したいだろうから、「非核化」に疑念を呈したり、北朝鮮と険悪なやり取りをしたりするのは避けたいのだろう。そうすると、中間選挙までは黙認ということになるのだろう。
だが、それまでの時間は、弾道ミサイルの開発にとって、十分な時間となる可能性がある。
「米メディアは7月2日、ミドルベリー国際大学院モントレー校が衛星画像を分析した結果として、化学物質研究所の建設が完了した、と報じた。この研究所は炭素複合材の部品製造で知られており、固形燃料を使うミサイルの先頭部分、機体、吹き出し口などに利用できる。工場の大半が完成したのは5月。板門店での南北首脳会談を終え、シンガポールでの米朝首脳会談に向けた詰めの協議が進んでいた時期で、この時期に「改修」ではなく「建設」を進めていたとなれば、非核化に逆行しているとも言えそうだ。」
中間選挙を控えたアメリカと、選挙などに左右されない北朝鮮の違いが鮮明に見える。
とにかくトランプ氏は「合意」の功績を維持したいだろうから、「非核化」に疑念を呈したり、北朝鮮と険悪なやり取りをしたりするのは避けたいのだろう。そうすると、中間選挙までは黙認ということになるのだろう。
だが、それまでの時間は、弾道ミサイルの開発にとって、十分な時間となる可能性がある。