手づくりパン工房「ベンチタイム但東」

豊岡市但東町に移住して6年になりました。パン工房、田舎暮らし、地域の情報、愛犬のことなど、いろいろなことを・・・

けやきホール夏祭り

2007-07-30 23:37:03 | ひとりごと
29日(日)に、但東町の特別養護老人ホーム「けやきホール」で第17回の夏祭りが開催されました。
ベンチタイム但東の出店への協力は今年で3回目です。雨も降らず、さわやかな風が吹く夕方でした。
但東町のよさこいクラブ「楽翔」の、元気の良いよさこい踊りを皮切りに、アンデスの民族音楽やお手玉など楽しいステージでした。
昨年よりはお客さまも多かったようです。
入所されているお年寄りも、この日ばかりは家族の方が車椅子を押したりされているようで、こころなしかうれしい笑顔のような感じを受けました。
ベンチタイムのパンもお年寄り向けに、アンパンとメロンパンをたくさん作りましたので、喜んでいただけたことと思います。
最後は打ち上げ花火で、大いに盛り上がったひとときでした。

右の写真は、永井動物病院の先生の犬に親しんでもらおうという企画「わんわんクラブ」です。人疲れしてしまっておねむのラブちゃんです。

夜市や道の駅「まほろば」などたくさんのパンづくり!

2007-07-28 21:33:31 | ひとりごと
イベント続きでパンの量産が続いています。準備や当日のパンづくりのために、いささかグロッキー気味で、パソコンに向かう気力がない日が続きました。
道の駅「但馬のまほろば」も1周年を迎え、毎週土・日曜日はイベントが続いています。先週は、和田山の「ライラック」の社長自らがジェラートの販売をされていました。タイミング良く話ができ、自家製のバターを作っていただけることになりました。米粉マドレーヌに使ってみたいという念願がかないそうです。
ライラックのチーズケーキもなかなか好評で、これは和田山のパン屋さんに製造を依頼されています。今や本業のパンはやめてチーズケーキ中心に営業されているようです。何がさいわいするかわからないものです。
ベンチタイムも地の利を考えると、ケーキや焼き菓子などにチャレンジする方が付加価値も出て経営的にはいいかもしれません。奈良ではチーズケーキやシュークリームを作っていましたし、ケーキ屋がパンも置き、パン屋がケーキも置くように別に住み分けをする必要もないかと思います。安心・安全をコンセプトに、お客さまに喜んでいただく品作りを、これからも考えていくのが生き残りのポイントかもしれません。

バークで土作り

2007-07-25 22:49:16 | ひとりごと
30年以上も土作りに力を入れ、無農薬の野菜を栽培されているS氏ご夫妻に、土作りに欠かせないバークを保管されている場所に連れていっていただきました。
バークは材木工場から出る木のチップです。いろいろな種類の材木のチップなので、木によっては殺菌効果があったりして土作りにはとても効果があるようです。
この写真はバークで堆肥を作っている久美浜の場所です。右の茶色の山がバークで、左の枠の中に鶏糞などをバークの間に入れながら堆肥作りが行われます。左奥の山が昨年に作られたもので、土壌作りに活用されるわけです。

メモリアルアート展

2007-07-25 02:44:15 | ひとりごと
8月3日~5日、豊岡市立公民館4階で宮田美希さんの「メモリアルアート展」が開催されます。
彼女は私の所属するガールスカウト兵庫県61団の宮田団委員長の三番目の娘さんで、23歳の若さで急逝されたイラストなどに才能のあった方です。直接はお会いしたことはないのですが、亡くなられたことが信じられないと言っておられた時に、書き残されたイラストなどを見せていただきたいと思っていたもので、今回の遺作展のご案内をいただいてとても嬉しく思いました。
この「メモリアルアート展」のことは、24日の神戸新聞28面但馬地域ニュースに掲載されていました。
たくさんの方に見ていただくことが、彼女への追悼になるかと思います。
これからという若い人が先立つことは辛いものです。
実は奈良でダイニングレストラン「風酔」を経営しています私の息子も、片腕にしていた料理長を突然死で亡くしました。まだ30代になる前で、彼と共に店を大きくしていこうとしていた矢先でした。
若いだけに健康管理ができていなかったのでしょうか。残念でした!

女性のエンパワー

2007-07-20 22:15:50 | パンについて
「京都のパン屋さん」の本に出ている12軒のパン屋さんの中で、女性が製造にかかわっているという店舗が何軒かありました。
私が奈良市内でパン工房を始めたのは昭和60年、30代の後半でした。その頃のパン屋さんは、女性はあくまでも補佐的な仕事に従事し、一からパンを製造しているのは男性ばかりでした。
子育ての時期に、市販のパンに疑問を感じたことから手づくりパンを始め、その延長上でのパン工房の開店だったもので、仕入れに関しても体に悪いものは入っていないかをまずチェックすることから始まりました。仕入れの業者が「そんなことを気にするのはここの店だけだ!」といやみをいわれたこともありました。
今でこそ製造メーカーも、保存料や着色料などの添加物を意識するようになってきていますが、30年ほど前は赤いウインナーやハムなどはあたりまえの世界でした。
その時に、生活実感のある女性が物づくりにかかわらなければ、日本人の食生活を変えることは出来ないと感じたものです。
パン作りは体力のいる仕事ですが、男性しかできないというのでなく、女性の仕事として展開できる世の中になってきたことは好ましいことと思います。
ただパートナーがどこまで協力してくれるかが大きな課題です。
どんな仕事もそうですが、女性が男性と同じように本気で仕事に打ち込むためには、家族の協力なしでは考えられないのはいつの時代でも同じでしょう。

旧豊岡病院跡地

2007-07-19 18:59:11 | ひとりごと
旧豊岡病院の跡地(豊岡市立野大橋)がすっかり更地になっていました。健康福祉ゾーンとして生まれ変わるそうです。そして市役所の新庁舎建設に向けての検討委員会も設けられることになっているようです。
私の全くの私的考察ですが、豊岡病院跡地を新庁舎の場所に最適ではないのでしょうか?
豊岡市は合併で大所帯になり、コウノトリの放鳥、コウノトリと環境そして経済とむすびつけるという他県・他市にはない独自の歩みが全国的、世界的に注目されています。そんな豊岡市の庁舎が迷路のような建物で良いのでしょうか。
何よりも先駆けて新庁舎を建設すべきではないのでしょうか。
実は私たちが但東町に移住する前の奈良市では、新庁舎にする時に賛否両論があって、その当時の鍵田忠三郎市長がいずれ人口も増加し、観光都市でもあるからと英断を下したと聞いています。今になると決して豪華すぎもせず、子どもたちが見学にきても平城京の想像模型などがあったりして勉強になり、玄関フロアーでコンサートもしたりして市民に喜ばれています。
豊岡病院の跡地は川のすぐそばなので、洪水の時は大変なのでしょうか。でもそれなりの対策は考えられるでしょうし、コウノトリの郷公園へのアクセス道路ですから、他府県の方にも寄っていただける場所になるでしょう。
まったく個人的な意見です。ご放念ください。

夏のふれあい夜市

2007-07-18 23:38:58 | ひとりごと
7月20日と27日の金曜日の午後7時から、豊岡駅通りが歩行者天国になり「ふれあい夜市」が開催されます。
私の所属していますガールスカウト兵庫県第61団も、このイベントに参加することになっています。
場所は豊岡市役所の向かい側、和田精肉店あたりの予定です。昨年は浴衣姿の若い人や家族連れが多かったそうで、ベンチタイムのパンも好評だったとか・・・
今年も販売しますので、夕涼みがてらぜひお出かけください。
掘り出し物がありそうなフリーマーケットや、お子さまに喜んでいただけるような企画も考えているようです。
雨が降らなければいいのですが・・・
九州は梅雨明けになったそうです。但馬も今日は、夜空にひときわ星が輝いていて明日は快晴でしょうか?油断ならないのが但馬の天気で、それも但東町は、同じ町内でも大雨だったり全然降っていなかったり、いつも天気には混乱させられます。

新潟・長野大地震!

2007-07-18 00:02:16 | ひとりごと
震度6は阪神・淡路に近い大きな地震という認識はあったのですが、日に日に死者や負傷者が増え、全壊した家屋が報道されると、あらためて被害の大きさと避難されている多くの方の生活が、一日も早く落ち着いて欲しいと願わざるを得ません。
阪神・淡路大震災の時は、奈良でも突き上げるような揺れで、あの時は震源地は和歌山のような感じがしたものです。
夫の仕事関係から家族ぐるみお付き合いさせていただいているKさんは、その時、宝塚市立病院に勤務されていた看護師さんでした。いち早く市役所に駆けつけられ避難所では不眠不休の毎日を送られました。
私たちはKさんに何が必要かを電話でお聞きし、タオルや毛布などをかき集めてとりあえず会いに行き、その後、ガールスカウトやボーイスカウトに呼びかけ、炊き出しと避難している子どもたちとの交流を企画しました。1月の寒い時期だったので温かいものが喜ばれ、参加したスカウトたちの心にも、いろいろな思いが残ったことと思います。
今回の地震後の状況を知ると、あの未曾有の災難の教訓が生かされて、多くの機関が機能的に動いているように思います。でも、いくら機能的にサポートされていても、一人一人の人間のもろさはカバーしきれないものではないでしょうか。
地震大国の日本に住んでいる限り、どんなことが起こっても対処できる人づくりのほうが大切ではないかと思うのです。
ちなみにKさんは、震災後の高齢者のケアを中心にNPOを立ち上げられ、今も経験を生かして講演活動や避難所の支援をされています。

桃・栗3年、柿8年

2007-07-16 18:13:04 | ひとりごと



3年前に但東町に移住してきた時に、愛犬ラッキーを慕って毎日のように子どもたちが我が家に来ていましたが、ある時、我が家の周りに何か植えたいと言った時に、K君が「山に僕の育てている栗の木があるから」とみんなで植えてくれました。今年は写真のように栗がなっています。(もう1枚の栗の写真がなぜか入りません。ごめんなさい)
K君はもう中学2年生です。栗の木の成長と同じように大人になっていくのが楽しみです。
もうひとつの写真は我が家のベランダで、たそがれているラッキーです。
緑と美味しい空気が大好きで、こうしてボーッとしている時は人間のようです。


試食会報告

2007-07-15 13:33:41 | パンについて
大型台風4号のニュースが2・3日前から流れていましたので、ひょっとしてお客さまは少ないのではと心配していた通り、数えるほどの人数でした。
ズッキーニとナスを使ったラタトゥーユ、ポテトサラダ、かぼちゃとりんごのサラダ、野菜たくさんのトマト味のミネストローネ!
パンは宣言どおり、全粒粉パン、ライ麦パン、いろいろ米の米粉パン、そば粉を入れたパンも作ってみました。一番の人気は米粉パンでした。
ご意見をたくさんいただいたので、また工夫をして個性的なパンにチャレンジしてみたいと思っています。
先日、「京都のパン屋さん」という本を読みました。京都の人気の12軒のパン屋さんが写真と文章で紹介されていました。いずれも個性的でオリジナルのパンをこつこつと作っている店ばかりです。きっとその店のパンしか買わないという常連のお客さまや、電車やバスに乗ってでも買いにいかれるお客さまもいて、ヨーロッパのパン屋さんの雰囲気を感じました。
ベンチタイム但東は、町なかのパン屋ではないので同じようなことはできませんが、それなりに個性的な面をもっと出していきたいと思いました。