写真は、いうまでもなく、うちのネコです。ほうけてます。
結城浩先生は、『数学ガール』の著者で、
それからのつながりです。
なんどか、お話や、メールのやりとりなどを、
させていただいています。
このごろすこし、絵本のおはなしづくりでいきづまり、
メールをお送りしたときに、
「読者のことを考えるようにすると、うまくいきますよ」
という主旨のお返事をいただき、
ああ、そうだった・・・と、
あらためて見直しをするきっかけになりました。
結城先生は、数学やプログラミングの専門家なので、
そちらはわたしには、わからないのです。残念ながら。
でも、いつも感心させられるのは、
「自分のいいたいことをちゃんと伝えつつ、
読む人の気持ちにぴったり寄り添うこと」を、
つねに、かんがえていらっしゃるところです。
表現者であると同時に、エンターテイナーでもある。
人に喜んでもらうことを、自分の最大の喜びにできる。
しかも、無理なく。心から楽しんで。
数学と絵本じゃ、ちがうでしょ?
という人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。
伝え方ひとつで、すべてがかわるところは、
どんな分野の本だって、同じです。
『数学ガール』だって、随所に工夫がこらされていて、
いろんなレベルの読者が、楽しく読めるようになっています。
いっぽう、わたしはといえば。
わたしも、人に喜んでもらうのは大好きなのですが、
こと、絵を描くことや、創作にかかわることとなると、
なかなか客観的になるのが、むずかしくなってしまいます。
すごくのめりこんで、主観的すぎてしまったり、
ぎゃくに人のことを気にしすぎて、萎縮しちゃったり。
「ちょうどいい」ぐあいにいかないものです。
先生みたいに、自分の考えは確固として持ちつつ、
やさしい目で読者をみつめられる、大きい器をもちたいなあ、
とねがう、きょうこの頃です!
しかも、結城先生は、絵本の読み聞かせについても、
ご自分のお子さんとの交流をとおして、
独自のメソッドをおもちだったりします。
いい絵本もたくさんごぞんじ。
わたしも、ずいぶん参考にさせていただきました。
いずれにしても、
また、「明日にむかってがんばろう!」という気持ちをくださった先生、
ありがとうございます~!
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