diary

Illustrator- Ayuko Tanaka
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最近の偉人伝、その2。 結城浩先生。

2008-09-17 | 日々思うこと

写真は、いうまでもなく、うちのネコです。ほうけてます。


結城浩先生は、『数学ガール』の著者で、
それからのつながりです。
なんどか、お話や、メールのやりとりなどを、
させていただいています。


このごろすこし、絵本のおはなしづくりでいきづまり、
メールをお送りしたときに、
「読者のことを考えるようにすると、うまくいきますよ」
という主旨のお返事をいただき、
ああ、そうだった・・・と、
あらためて見直しをするきっかけになりました。


結城先生は、数学やプログラミングの専門家なので、
そちらはわたしには、わからないのです。残念ながら。

でも、いつも感心させられるのは、
「自分のいいたいことをちゃんと伝えつつ、
読む人の気持ちにぴったり寄り添うこと」を、
つねに、かんがえていらっしゃるところです。

表現者であると同時に、エンターテイナーでもある。
人に喜んでもらうことを、自分の最大の喜びにできる。
しかも、無理なく。心から楽しんで。


数学と絵本じゃ、ちがうでしょ?
という人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。
伝え方ひとつで、すべてがかわるところは、
どんな分野の本だって、同じです。
『数学ガール』だって、随所に工夫がこらされていて、
いろんなレベルの読者が、楽しく読めるようになっています。



いっぽう、わたしはといえば。
わたしも、人に喜んでもらうのは大好きなのですが、
こと、絵を描くことや、創作にかかわることとなると、
なかなか客観的になるのが、むずかしくなってしまいます。

すごくのめりこんで、主観的すぎてしまったり、
ぎゃくに人のことを気にしすぎて、萎縮しちゃったり。
「ちょうどいい」ぐあいにいかないものです。

先生みたいに、自分の考えは確固として持ちつつ、
やさしい目で読者をみつめられる、大きい器をもちたいなあ、
とねがう、きょうこの頃です!



しかも、結城先生は、絵本の読み聞かせについても、
ご自分のお子さんとの交流をとおして、
独自のメソッドをおもちだったりします。
いい絵本もたくさんごぞんじ。
わたしも、ずいぶん参考にさせていただきました。

いずれにしても、
また、「明日にむかってがんばろう!」という気持ちをくださった先生、
ありがとうございます~!


→結城先生のホームページはこちら
→絵本の読み聞かせについてのコーナーはこちら



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