弟が現在、東欧をひとり旅しています。
チェコからスロバキア、スロベニア、ハンガリー、
クロアチア・・・と、かなりおもしろそうなところを放浪中。
・・・のはずなのですが、
届くメールはすべて、「ベガルタ仙台はどうなっているか」
という話ばかり。熊本に勝った。水戸に負けた、等々。
「東欧じゃなくて、じつは仙台にいるのではないか?」
とメールしてみたところ、
「バレたか」という返事とともに、
上の写真が届きました。
スロバキアで、「天空の城」として有名なスピシュ城。
ほんとに本人が撮ったのだろうか・・・。
先日、
着物の着付けをやっていらっしゃる、しりあいの編集者の方と、
サントリー美術館の「小袖展」をみにいきました。
桃山時代~江戸時代中期頃までの、
庶民の着物が並ぶ、すてきな展覧会でした。
庶民のものとはいえ、婚礼用の着物だったり、
好みに合わせたオーダーメイドだったり、
江戸の女性のおしゃれ好きがうかがわれて、
やっぱり女としては、わくわくしちゃいますね。
着物も、やはり季節をつよく意識して着るのだそう。
しかも、その季節よりも、すこし早めのものを着るのが粋だそうで、
春には初夏のモチーフ、秋には冬のモチーフ・・・
というように、先取りするものなんですって。
たとえば、
桜の季節に、桜の柄の着物なんかを着て外にでると、
本物の桜のうつくしさに勝てるはずはないのだから、
とっても「野暮」になってしまうみたい。
また、帯と着物のモチーフも、合う・合わないがあって、
改まった席のためのモチーフと、カジュアルな服の柄とを組み合わせると
これまた「野暮」になってしまったり、
季節のものの組み合わせ方で、おしゃれ度がわかってしまったり。
へええ~~~。なんだか、とってもカッコいい。
俳句の季語のような感じですよね。
日本らしくて、繊細。
と、わたしはひとりで感心していたのですが、
もしかして、みなさんご存知?
西洋のドレスコードとくらべても、
ここまで細やかな着こなしって、ないんじゃないかなあ。
着ているもので、物語が作れちゃうじゃないですか。
一編の詩、といえちゃいますよね。
なんか、物語のような服を着た人の絵でも、
描いてみようかな・・・。
(と、おかしな方向へ向かおうとする・・・)