シャセリオー展
会期:2017年2月28日(火)~5月28日(日)、月休
会場:国立西洋美術館(東京都、上野)
先週の今日、痛む右足を引きずって見に行ってきたんですが、結論から言うと無理して行くこともなかったです。
というのもシャセリオー展と謳っておきながら、肝心のシャセリオーの作品の展示が少ないという、初の大回顧展にありがちな典型的な企画展。
だから会期末に行ったにもかかわらず、写真のチラシがまだ会場で手に入ったという。もし盛況ならチラシはすでになくなっているはずで、これは見た人が期待外れであったことの証左でもある。
「シャセリオー展」とせずに、「シャセリオーとその周辺の画家たち展」とでもすれば、つまり会場へ足を運んでくれるお客さんに嘘をつかなければ、もっと混んだはず。なぜならドラクロワやモロー、そして貴重なシャヴァンヌの作品も展示されていたわけで、西洋美術好きなら行って損はしないからで、個人的にはシャヴァンヌ見たさに行くべきじゃないかと。
とはいえ、シャセリオーの作品も、そうはお目にかかれないわけで、何とも微妙な企画展です。一般向きともいえず、かといって通好みというほどでもない、シャセリオーの名は知られているわけで、かえってそれが仇となって、もうひとつ訴求力を生み出せなかったという感じか。
いっそ思い切って「シャセリオー派展」とかしてしまえばよかったと思うのだが、そんな度胸というか、ある意味煽情的というか、そうした商魂たくましさは、さすがに持ち合わせていないか、国立西洋美術館は。
せっかく図録を買おうと思って見に行った私ですが、買わずに帰ってきちゃいました。確実に言えることは、これなら「ミュシャ展」を優先させた方が良い、ということでしょうか。
蛇足)もちろんシャセリオーのファンなら絶対に行かないと駄目ですよ、何たって初の大回顧展なんですから。そしてもちろん図録も買わないと。だってシャセリオーの画集なんてないですから。
会期:2017年2月28日(火)~5月28日(日)、月休
会場:国立西洋美術館(東京都、上野)
先週の今日、痛む右足を引きずって見に行ってきたんですが、結論から言うと無理して行くこともなかったです。
というのもシャセリオー展と謳っておきながら、肝心のシャセリオーの作品の展示が少ないという、初の大回顧展にありがちな典型的な企画展。
だから会期末に行ったにもかかわらず、写真のチラシがまだ会場で手に入ったという。もし盛況ならチラシはすでになくなっているはずで、これは見た人が期待外れであったことの証左でもある。
「シャセリオー展」とせずに、「シャセリオーとその周辺の画家たち展」とでもすれば、つまり会場へ足を運んでくれるお客さんに嘘をつかなければ、もっと混んだはず。なぜならドラクロワやモロー、そして貴重なシャヴァンヌの作品も展示されていたわけで、西洋美術好きなら行って損はしないからで、個人的にはシャヴァンヌ見たさに行くべきじゃないかと。
とはいえ、シャセリオーの作品も、そうはお目にかかれないわけで、何とも微妙な企画展です。一般向きともいえず、かといって通好みというほどでもない、シャセリオーの名は知られているわけで、かえってそれが仇となって、もうひとつ訴求力を生み出せなかったという感じか。
いっそ思い切って「シャセリオー派展」とかしてしまえばよかったと思うのだが、そんな度胸というか、ある意味煽情的というか、そうした商魂たくましさは、さすがに持ち合わせていないか、国立西洋美術館は。
せっかく図録を買おうと思って見に行った私ですが、買わずに帰ってきちゃいました。確実に言えることは、これなら「ミュシャ展」を優先させた方が良い、ということでしょうか。
蛇足)もちろんシャセリオーのファンなら絶対に行かないと駄目ですよ、何たって初の大回顧展なんですから。そしてもちろん図録も買わないと。だってシャセリオーの画集なんてないですから。