紅花の里から~みちのくの工房夢便り~

山形での陶芸や日々の暮らしを紹介しています。

電気窯は漏電が原因のようです

2012-10-26 14:08:14 | 陶芸を楽しむ

以前から電気窯が1240度近辺で時々ダウンするので、
今回の本焼きで本格的に調査することにしました。

電気窯を設置してから5年半ほどになります。

3年前まではマイコンによる自動運転で正常に動作していましたが、
その後に毎回1200度~1240度で数度ブレーカが飛ぶ現象が発生。
その間は張り付いていなければならず、
いつ飛ぶかも分からない状況で、何となく不自由な使い方でした。

アトリエへは三相200Vを引き込み、それを単相200Vで使用。
漏電ブレーカの下に40Aの安全ブレーカを設けて電気窯を接続。
第三種の接地極でアースをとっています。

今回のねずみ取りの結果では、電気窯の電流値に突変はなく、
電源投入から1240度で落ちるまで、ずーっと同じ電流値で、
40Aの安全ブレーカは作動せずに、上流側の漏電ブレーカが作動しました。
すなわち、電気窯の一時的な漏電であろうと推測されます。

それまでは何とか正常に稼働していたものが、
電気窯を使っているうちに経年劣化で絶縁に変化が生じたのでしょう。
現在取り付けている高感度型の漏電ブレーカでは、瞬時の漏電でも
作動するようになったらしい。

いろいろ調べると、電気窯の場合は安全ブレーカとアースのみで良く、
漏電ブレーカを設ける場合は、感度の鈍い遅延型を用いるのが
一般的な設置方法のようです。

焼成中は余程の事がない限り電気窯には近づかないし、
漏電ブレーカを設置するのは、あくまでも安全対策らしいのです。
さらに電気窯の製造者にいまさら絶縁の強化を相談しても、
無理なような気がします。

最初から漏電ブレーカにぶら下げなければ良かったのでしょうが、
2年半とはいえ正常に使えていたので、ついそのままで使っていました。

電気工事をしてくれた業者さんも同様の見解でした。

と云う訳で、次の焼成までに電気窯上流の電気設備の配線替えを、
することにしました。
電気窯を設置した当時に、デスクトップさんの判断が悪かったので、
今更ながら、知識不足を悔やまれて、おおいに反省した次第です。


               
               漏電ブレーカと安全ブレーカ(右側)

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