紅花の里から~みちのくの工房夢便り~

山形での陶芸や日々の暮らしを紹介しています。

大曲の花火大会は大迫力(その2)

2007-08-27 09:48:31 | 旅行を楽しむ

素人が花火会場で写真を撮るのは至難の技らしい。

花火をこの目でしっかり楽しみたいし、
次々と進行するプログラムにも目を通したい。
多少のビールや酒、おつまみもしっかりと賞味したいが、
後日の思い出探しのためには、なにがしかの写真は撮っておきたい。

だんだん老化しているデスクトップさんの頭の中は、いやが上にもフル回転。
隣のDSライトさんが花火のすばらしさに大騒ぎしている間に、僅かですが写真に納めました。

皆さんに大曲の「第81回全国花火競技大会」の雰囲気が伝わりますでしょうか...


                 

                 

                 
                 まもなく花火の開始 対岸は花火師達が準備中

                 
                 四重に開く課題玉--花火師は10号割物で技術を競う 

                 
                 仕掛け花火は何が起きるか!驚きの連続

                                         

                 
                 花火の原点を見せると言う呼び物の「大会提供花火」

                 

                              

                 

                 

                     
                 頭上で繰り広げられる「10号玉30連発大スターマイン」

大曲の花火大会は大迫力(その1)

2007-08-26 16:01:34 | 旅行を楽しむ

大曲の花火大会に行ってきました。


8/25にデスクトップさんとDSライトさんは、春の「秋田・角花見見物」に引き続いて、
一度は見てみたかった「秋田・大曲の花火見物」のバスツアーに行ってきました。

大曲の花火大会は明治43年に始まった歴史のあるもので、花火師達がその技を競って、
本人が自作の花火を打ち上げると言う全国的に有名な花火競技大会です。

東北や関東から集まる見物客は70万人にもなるそうで、小さな田舎町は当日の開催日だけ
自家用車や観光バスと大勢の見物客であふれかえります。

デスクトップさんとDSライトさんのバスツアーは交通渋滞に突入覚悟で朝の10時に山形を出発。
幸いにも早めに現地について、残暑が厳しい河川敷の桟敷で日が暮れるのを待ち、
花火の終了後は、交通規制が解除される午後11時半まで待ってやっと現地を出発。
始まればあっという間に時間が過ぎる華麗なショータイムのために、ひたすら辛抱する一日でした。

久しぶりに目のあたりにする交通渋滞と人並みにもまれながらも、大興奮の一晩となりましたが、
さすがに日本一を自負するだけ有って、以前に見た横浜「開港記念日」の花火大会とは質、量ともにスケールは段違い。
特に地元の花火で構成される「大会提供花火」と「10号玉30連発大スターマイン」は、
頭上に降り注ぐ光の乱舞と大地を揺るがす大音響で大迫力です。

花火とは「丸くて端正なもの」という概念から、大曲の「創造花火」や「仕掛け花火」を見て「花火の良さ」がわかりました。
来年もたぶん見に行くでしょう。

                 
                 「昼花火」の競技は全国でも大曲だけ

                 
                 伝統的な「10号割物花火」

                 
                 「創造花火」は従来の丸型より華麗

                 
                 「仕掛け花火」は思わぬ意外性が楽しい

ぽっちゃりとした湯呑みが出来た

2007-08-19 17:07:20 | 陶芸を楽しむ

湯呑みの大きさや形は、作る人の感性で千差万別。


色や柄も人によって好き嫌いがあります。
皆さんはどのような陶器の湯呑みをご所望でしょうか?

今回デスクトップさんがペアーの湯呑みを制作しました。
・志野土、青銅マット、酸化焼成
左の方は釉薬を濃いめに、右は薄めに掛けています。

それぞれが手のひらにスッポリと入るくらいの大きさです。
お茶が冷めないように、若干厚めです。

湯呑みはDSライトさんの得意な分野。
ちょっと大きめで、重たくて厚め、シンプルな施釉スタイルが特徴です。

一方のデスクトップさんは形や軽さ、色にも凝り固まるスタイル。
DSライトさんに言わせると、「遊び心が無く、面白みに欠ける」のだそうです。

青銅マットは、デスクトップさんが山形にきてから「はまっている」釉薬の一つ。
深みのある青銅色は何ともいえない渋さですよね。

湯呑みも作れば作る程、難しい器です。

家庭で使える器をめざす

2007-08-19 16:37:30 | 陶芸を楽しむ

陶器が活躍する場所はいろいろあるが、
展覧会に出品出来そうな立派な花瓶や壺、大皿、
前衛的なオブジェなどは我々には当分無縁のようです。

このところ我が家にも陶芸の作品が増えてきて、作品の置き場に難渋しているが、
「日常生活にさりげなく使えるもの」が少ないのがその一因と思われる。
日常品として使えるものは、それぞれの定位置に分散されるので、かさばらないはず。

今回はDSライトさんが「クロワッサン」や「暮らしの手帖」に出てきそうな風呂場の「石鹸おき」を制作しました。
これは役立ちそうだ。

これからは「家庭で使える器作り」を目指しましょう。

黄瀬戸の器に挑戦する(その1)・伝統の桃山陶

2007-08-19 10:18:32 | 陶芸を楽しむ

陶芸を楽しむ諸先輩がある程度「土と釉薬」の扱いに慣れてくると、
さらに陶芸らしい作品を目指して「桃山陶」を極めたいと思うそうです。


日本のやきものの最高峰といわれる「桃山陶」は、志野、織部、黄瀬戸、唐津などの施釉陶の総称で、
土と釉薬の組み合わせや焼成の方法により、これまでに実に多彩で趣のあるやきものが作陶されています。

陶芸を志す人々がより奥深い世界を求めて苦悩と挫折を繰り返すなど、
完成度を高めるには、専門家でさえ技術的にも大変困難な世界だといわれています。

もっともデスクトップさんのように、自前の知識のみで新しい分野を切り開いていこうとするアマチュアは、
出来上がった作品を鑑賞して評価するいわゆる「審美眼」にも乏しいので、
いろいろな作品に出会って「良い作品を見分ける力」も鍛える必要があります。

と言う訳で、今回から黄色の発色が美しい黄瀬戸釉に挑戦してみます。
まずは習作から始めるために、16 x 6 Cmの小さな向付けを制作しました。

結果は予想していた通り?の失敗作となりました。

・全体の発色はまあまあの様ですが、もう少し褐色がかっても良いかな?
・側面に「鬼板」で彩色を施した切り込み部は、やさしい色合いになっていますが、若干薄い?。
・内面の三カ所に「胆礬(たんぱん)」を出そうとしたのですが、浅い緑ではなく青銅色で黄瀬戸をはじいています。
 恐らく「胆礬(たんぱん)」の酸化銅が濃くすぎて?、その結果、黄瀬戸とのコラボレーションに失敗したようです。
 胆礬(たんぱん)には「硫酸銅」を使うのが本当らしいのですが、今回は酸化銅で代用しました。
 織部釉を使う人もいるようですが。(ただし、表面的に見た感じは似るが、本来の胆礬(たんぱん)では無いとか....)

今回制作して気がついたことですが、見栄えよく黄瀬戸の器を仕上げるには、
土や釉薬、焼成の方法だけではなく、特に器の形や大きさ、それに厚さが大切な要素になりそうです。

やっと緒についたばかり。
華やかな食卓を飾る黄瀬戸の器としては、まだまだ課題が残っています。
暫くは黄瀬戸釉との格闘が続きます。


                   黄瀬戸は難しいですね

「蛙の子は蛙」というのは本当の話

2007-08-18 18:51:40 | 陶芸を楽しむ

山形から日本一が消えた。

勢力の強い太平洋高気圧に覆われた日本列島は、お盆の16日に多治見市と熊谷市で、
観測史上最高の40.9度を記録。

山形市民が自慢にしていた日本一の猛暑は、1933年7月に山形市で観測した40.8度。
今回の猛暑であっけなく74年ぶりに更新されてしまいました。
山形も連日暑さにうだって身動きの取れない状態でしたが、37度止まりが精一杯でした。

これからは自慢話が出来なくなった山形ですが、
横浜に在住している息子夫婦のボクシーさんとノアさん、
それに孫のサニーちゃんとミニカくんの一家四人がお盆に山形へ帰郷?してくれました。

これまでは横浜市内の至近距離で済んでいた民族移動が、「じぃじ」と「ばぁば」の居る処が、
彼らの故郷になってしまった次第。
「遙々と盆と正月に田舎に帰る」集団の仲間入りです。

この春のゴールデンウイークにも顔を見せてくれましたが、その時に「陶芸」を初めて体験し、
それが病みつきになったらしい。
今回のボクシーさんの最大のお目当てはどうも「陶芸」らしいのです。

我々も素人の域を抜け出せないが、ボクシーさん達は初めて土をいじくる「ド素人」の集団。
それでも驚いたことに、なんと「蛙の子は蛙」だったのです。
前回の手びねりでの成形と削り、そして今回の素焼き後の施釉まで、
「体験陶芸」よろしく一連の工程を無難にこなして、立派な作品が出来ましたよ。

ボクシーさんは黒天目と柿天目の「お茶碗とビアマグ」
ノアさんは白マットの「中鉢」
サニーちゃんは「メモリアルプレート」その他いろいろ。(ボクシーさんの鯉も混じっています)

元気な顔を見せてくれるだけで良いのに、「陶芸」の楽しさを理解してくれてありがとう。

DSライトさんが精魂詰めて作陶した「電球用あかり」もお持ち帰りになり、楽しいお盆休みを
満喫したようです。


                  ボクシーさんの作品

                  ノアさんの作品

                  サニーちゃんの作品

柔らかな光を灯す「あかり」

2007-08-18 16:48:06 | 陶芸を楽しむ

第四回目の本焼きが完成しました。


今回の作品には、心を癒してくれる「あかり」が含まれています。

陶芸を始めると誰もが一度は作ってみたくなる「灯り」ですが、
DSライトさんが自前の窯で初めて「灯り」を二点制作しました。

いずれも14 x 18Cm 位の電球用と蝋燭用の二種類です。

電球用: 志野土 手びねり 松灰、ビードロ
蝋燭用: 赤土   手びねり 松灰、ビードロ

これらは電気釜の酸化焼成ですが、穴窒の還元焼成で焼いたような雰囲気が少しだけ出ています。
(この土と釉薬の組み合わせは、デスクトップさんも好きなパターンです)

光影の模様を作るための穴を、デザイン通りにランプに開けていくのですが、これがまさしく根気との勝負。
特に光源の位置と穴を開ける方向を合わさないと、反射した模様が旨く出ないのです。

ほんのりと輝く「灯り」が作り出す壁や床の模様は、とりあえず陰影効果をイメージして作りますが、
ほとんどが偶然の産物であり、まさに神秘的な世界なのです。


                             蝋燭用のあかり

                  
                 電球用の灯り

                 
                 壁に不思議な模様が浮き上がります
 
                 
                 華やかに飛び散る光りの集団


暑さにうだる我が家のミニ菜園

2007-08-10 18:17:04 | 山形にて

山形はこのところ真夏日が続き、
我が家ではクーラーが連日24時間フル稼働。
かんかん照りのミニ菜園では、花や野菜達が暑さと必死に戦っています。


百合の花
・カサブランカ
 二株のカサブランカが満開。
 DSライトさんはアレンジに使いたいようだが、花弁が大きすぎて扱いづらいのだそうです。
 カサブランカ達は、このまま定位置で一夏を過ごすでしょう。

・トマト
 二種類のトマトが次々と赤く熟して、我が家のサラダの食材に貢献しております。

・ブラックベリーとブルーベリー
 これから太陽の光りを一杯に受けてそれぞれに色付きはじめます。
 赤い実のブラックベリーは真っ黒に、薄緑のブルーベリーは紫色に変身します。


                  
                 トマト その1

                 
                 トマト その2

                 
                 ブラックベリー 

                 
                 ブルーベリー



今年も山形の「花笠まつり」がやってきた

2007-08-09 10:39:37 | 写真を楽しむ

今年も8月5日から7日の3日間、
「ヤッショ、マカショ!!」のかけ声とともに
夏本番の山形に「花笠まつり」がやってきました。


威勢のいい掛け声と花笠太鼓の勇壮な音色。
現在では東北四大まつりの一つとして全国的に知られるようになった、
山形の夏を代表する華麗なまつりです。
3日間で約130のグループ、1万2千人程の踊り手さんが艶やかさを競います。

デスクトップさんとDSライトは、昨年は山形への移住後に初めて「花笠まつり」を見物しましたが、
今年も最終日に市役所前の沿道に陣取って、約3時間半のパレードを楽しみました。

昨年は興奮のあまり気にしていなかったのですが、今年になってデスクトップさんは
「花笠おどり」には何種類かのグループがあり、それぞれが競い合っていることに気付きました。

・お年寄りのベテランを中心に、一糸乱れぬこれぞ正調花笠踊りを披露するグループ
・創作踊りで若者達や壮年層がとにかくダイナミックに跳ね回り力強く踊るグループ
・踊り手さん以外に、お祭り気分を盛り上げる華やかな女性の皆さん

艶やかな衣装と「紅花」をあしらった花笠を手にした踊り手さん達は、
短い夏を惜しみつつ祭りは終了しましたが、
皆さんも多少なりとも雰囲気を楽しんでください。


                  
                 華麗な正調女踊り

                 

                 

                 
                 エネルギッシュな創作踊り 

                 

                 

                 
                 祭りを彩る華やかな女性の皆さん 

                 

                  

                 
                 山形のテレビCMで有名なおばあさんも何故か登場 

仙台の「七夕まつり」は只今準備中

2007-08-05 17:30:00 | 山形にて

明日(8月6日)から仙台は「七夕まつり」です。


今日はDSライトさんの化粧品を買いに車で仙台のデパートまで行ってきました。
(DSライトさんが横浜で使っていた化粧品が、山形の繁華街にある唯一の
老舗デパートにも無いので、わざわざ仙台まで出かけます)

明日からは仙台市内は「七夕まつり」で大パニックと聞いていましたので、
急遽出かけた次第。
すべての目抜き通りは準備中で、今日は少しだけ雰囲気が味わえたというところ。

さすがに仙台駅の構内は七夕の飾り付けが華やかでした。

デスクトップさんとDSライトさんは、ついでに駅構内三階の有名な牛タン専門店で、
数量限定の「極厚牛タン定食」を堪能してきました。
美味しかった。

                 
                 JR仙台駅正面コンコース


                  
                 飾り付けの準備に大忙し


                  
                 既に飾り付けを終えた通りもありました



夏本番で扇風機の争奪戦

2007-08-04 15:52:36 | 山形にて
日本列島が梅雨明けした一昨日は台風5号の影響もあって、盆地の山形は最高気温が、
午後三時に37.2度まで上昇。
それまで曇り空で気温が25度前後で推移していたのに、一挙に真夏日となりました。

デスクトップさんとDSライトさんはその厚さに順応出来ずに、住居部はもちろんのこと、
アトリエもエアコンをフル稼働して暑さを凌いだが、だらけた犬のごとく青息吐息。

今日は土、日曜を当て込んでのチラシがバサッと新聞に折り込まれ、
近所の家電量販店では夏本番の売り出しでエアコンと扇風機が目玉商品になっている。

きりんさんから山形の夏は短いと聞いており、お盆が過ぎるとすぐに暑さも収まるそうで、
エアコンのお世話になることは少ないとか。
その代わりと言ってはなんだが、皆さんは扇風機を重宝するようです。

チラシには30Cmのタイマー付き扇風機が990円とあり、三流とは言えそこそこの製品が、
この値段なら魅力。
一夏で元が取れますよね。
横浜では家電量販店での安売り争奪戦の経験はありますが、山形はどのようなものか?
おそらく皆さんはのんびりとお買い物をするのだろうと予想しながら、
早速その家電量販店の開店時間にあわせて行ってみると、なんと2~30人がすでに並んでいます。

夏休みで子供達も結構交じっているのことから、子供さんのゲームソフト目当てかと思っていましたが、
なんと開店と同時に皆さんは二階に駆け上がり、目指したのは扇風機売り場。
まさか扇風機にそのような争奪戦があるとは思っていなかったデスクトップさんとDSライトさんは、
見事に出遅れてしまいました。

ちなみに990円の扇風機は5台のみで完売は一瞬の出来事、その他は一番安くても2,500円なり。
残念ながら5人以外の人達は、それでもあきらめきれない様子で扇風機売り場で品定めをしていました。
何処でも人気商品に群がる消費者の心理は同じなのですね。
たかが扇風機とたかをくくっていたデスクトップさんとDSライトさんは、大いに反省。
今度欲しいものが有る時は、横浜と同じように開店前から並ぶのだ!

明日(8月5日)から三日間、山形は「花笠まつり」です。
早いもので山形にきてから、あっという間に一年と二ヶ月が経ちました。