紅花の里から~みちのくの工房夢便り~

山形での陶芸や日々の暮らしを紹介しています。

身近な土を焼く(その6)・粘土が乾燥した

2007-09-29 15:05:41 | 陶芸を楽しむ

9/26では一部で生乾きだった水簸粘土が、今日はほぼ乾燥しているようです。


午後にぶら下げていた袋から取り出して、天日乾燥させるために庭に広げてみました。
よく乾燥させるために、塊を小割にしています。
正確には計量していませんが、概略30kgぐらい有りそうです。

どの塊も中心は深緑色の粘土ですが、周囲に少し赤みがかった層が有ります。
おそらく袋の生地を通して外部の空気に触れている部分は、水分が飛ぶ際に
鉄分が酸化して赤みが出たのでは?
やはり鉄分の多い粘土のようですが、素人なので焼いてみないと判りません.....

この後ビニール袋に詰めて暫く寝かせます。

ものの本によると、粘土は最低2年は寝かせて、その間は土に含まれているバクテリアが
働いて....、いざ使う時には、まともな陶芸向きの粘土になるのだそうです。

また別の本によると、粘土は採取したまま水簸せずに、これもまた2年以上寝かせるのが、
最良とのこと。

なんとも気の長い話ですね。
大量に保存して一生涯その土を使い続けるならいざ知らず、趣味で楽しむ我々には、
別世界の話のようです。

いずれにせよ、これから山形は厳しい冬を迎えますので、保存には一工夫が必要でしょう。


                 

                 

9/26に取り出した時より、粘土らしくなっている。
このまま袋に入れ続ければ、周囲の赤みの層は増えていく?

自分流の釉薬作りに挑戦する(その5)・灰を保管する

2007-09-27 15:31:38 | 陶芸を楽しむ

乾燥させていた4種類の灰をガラス瓶に保管しました。


100円ショップで買い求めた密閉容器のガラス瓶に、「自分流の釉薬」として使うまで、
しばらく保管します。

既に買い求めた市販の松灰と比較しても、色、粒子共に遜色のない灰が取れた様な気がします。

いずれの灰も使える量は少しになりますが、「自分流の釉薬」として、
福島長石と混ぜて「土灰釉」か、あるいは3号石灰透明釉と混ぜて「ビードロ釉」にするか、
おおいに悩むところです。


                   
                 右の松灰と比べても遜色がない?

身近な土を焼く(その5)・粘土の一部が乾燥したようだが

2007-09-26 16:06:51 | 陶芸を楽しむ

採取してきた留山川ダムの粘土を水簸後に乾燥させているが、
比較的よく陽の当たる場所にぶら下げた袋が、外からは乾燥しているように見えたので、
本日たくさんある袋のうちの一部を開けて、粘土を取り出してみました。


多少柔らかいが、概ね水分は飛んでいるようです。
今回袋から取り出した粘土は約4Kg。
この調子では、当初の見込みより若干少ないトータル約30Kg程度の粘土が取れそうです。

石膏ボードの上で「菊練り」しようとしたが、練り始めるととたんに柔らかくなり、
手の平にべとべととひっ付いて、とても扱いづらい。
駄目だ!もっと乾燥させる必要が有りそうです。

他の袋は、もうしばらくぶら下げたまま乾燥させる事にします。


                  
                 布を外から触ると「ぷるんぷるん」する


                  
                 蒟蒻のようだが、粘土の粘りは少ない

自分流の釉薬作りに挑戦する(その4)・灰が乾燥した

2007-09-24 17:33:55 | 陶芸を楽しむ

バケツにぶら下げて水抜きをしていた灰は、その後水分が飛んで袋の中で固まったので、
灰を袋から出して更に乾燥させることにしました。


100円ショップで買ってきたプラスチックのトレイを、風通しが良くなるようにガーゼでくるみ、
その上に書道用の半紙を敷いて、それぞれの灰を移しました。

灰は次の4種類で、多少水分を含んだ現在の重量は次の通りです。

 ・ナラ灰                                350g
 ・ナラ、桜、雑木、その他が混ざった灰               375g
 ・何の木かわからない灰                        320g
 ・上の3種類をふるいで通した後に残った灰           400g     合計約1.4Kg

購入した時の総重量が1.6Kgでしたから、思ったより多くの灰が取れそうです。
これから更に乾燥させますから、重量は更に少なくなるでしょう。


                  
                 ・ナラ灰 

                  
                 ・ナラ、桜、雑木、その他が混ざった灰

                 
                 ・何の木かわからない灰

                  
                 ・上の3種類をふるいで通した後に残った灰
 

黄瀬戸の器に挑戦する(その2)・輪花鉢

2007-09-24 17:00:51 | 陶芸を楽しむ

黄瀬戸釉に挑戦し始めたのを以前にご紹介しましたが、第五回目の本焼きで第二弾の試作が
出来上がりました。


いずれも、志野土 1240度 20時間 電気釜 酸化焼成です。
輪花鉢  23Φ x 5 Cm   1ヶ
紐付蕪鉢 15Φ x 4 Cm   2ヶ
輪花鉢  15Φ x 6 Cm   2ヶ

輪花鉢の胆礬は「酸化銅」に替えて「硫酸銅」にしてみました。
胆礬は確実に裏に抜けましたが、まだ濃度と塗布する量に課題が残る様です。
「硫酸銅」はもっと薄めにして、胆礬を出したいところに一滴を垂らす程度で良いのかも知れません。

今回の黄瀬戸釉は薄めにかけました。
もう少し厚めにかければ、更に還元焼成ではもっと黄色味を帯びるはずですが....
今後は釉薬の濃度などを微調整しましよう。

下絵は「ベンガラ」と「鬼板」で塗り分けましたが、「ベンガラ」の方がはっきりするようです。
とはいうものの、これもそれぞれの濃度に支配されかも。

輪花鉢のデザインは雑誌の制作例を参考にしました。
伝統的な桃山陶の雰囲気は出ているでしょうか?


                 

                 

                 

ファンタスチックな世界です

2007-09-23 18:07:38 | 陶芸を楽しむ

第五回目の本焼きで、山形の孫達が小さな作品をたくさん作りました。


コアラさんとパンダくんは時々アトリエを訪れて、余った粘土で小物を作ります。
コアラさんは小動物が得意で、パンダくんは器系にはまっています。
中には大人も顔負けの作品も混ざります。

釉薬が渋めのものしか有りませんので、見栄えはよくありませんが、
ファンタスチックな世界が広がります。

                   天を仰ぎ見る子豚

                   小動物達


アトリエの玄関には花器がよく似合う

2007-09-23 17:25:23 | 陶芸を楽しむ

第五回目の本焼きで、DSライトさんが花器を制作しました。


信楽赤土で柿天目の小さな花瓶とお椀型の花器です。
アトリエ入り口のデッキ階段手すりに水盤として、ハーブをアレンジしました。

誰もまだ訪れることのないアトリエで、
ウエルカムボードならぬウエルカムセラミックスと洒落込みます。

                 


秋の山形・東沢バラ園は何となく寂しさが漂う

2007-09-23 15:32:49 | 山形にて

山形市から国道13号を北にたどれば、天童市、東根市、村山市などの田園と果樹園地帯が続く。
デスクトップさんとDSライトさんは、9/22の3連休初日に村山地域の名所?巡りをしてきました。


まず最初は、村山市の東沢バラ園。
以前に横浜から山形へ遊びに来た際に、キリンさんに連れて行ってもらったバラ園で、
その時は6月のバラ祭りでした。

パンフレットによると「日本一」だそうで、確かに東京ドーム3コ分の敷地一杯に咲き誇る、
750種類、約2万株のバラは圧巻。
園内は比較的整備されていますが、入園料の大人400円は入場者が少ないので仕方がないかも。

今回は9月のバラ祭り。
四季咲きのバラが中心ですが、6月に比べて9月のバラの花は何となく寂しげ。
赤とんぼが飛び交う芝生の公園では、呼び物の催しが何故か「ハワイアンダンス」。
人影もまばらな中、最前列で季節外れのフラダンスを楽しみ?ました。
ミスマッチの企画が何とも山形らしいではありませんか.......

つづいて、昼食は全国的に名の知れた?名物ソバ店の「あらきそば」へ。
東沢バラ園から車で10分程の同じ村山市内にあり、 以前に訪れたことがあります。

ソバのメニューは地粉を用いた太めの「板ソバ」のみで、かなり硬いが香りが高い、
通好みの一品です。
約150年前の藁葺き屋根の農家でいただくソバは、これぞ山形、本場の味。
付け合わせの「身欠きニシンの味噌煮」と「野菜煮」をあわせて食すれば、
はるか昔にタイムスリップしたような、不思議な気分になります。

満腹したところで、最後に河北町の「べに花温泉 ひなの湯」へ。
さらっとした薄茶色の温泉で、近所の農家のおじさんやおばさんの憩いの湯。
こちらは何処にでもある、ゆったりとしたスペースの日帰り温泉です。

山形の各市町村には、必ずと言っていいほど格安で利用できる日帰り温泉施設があり、
ちなみに今回の入浴料は250円で、かなりの満足感に浸れます。

村山地域をぐるーっと回って約半日、久しぶりに癒し系を満喫した休日でした。
(毎日が休日ですが...一応そういうことにしておきましょう)


                     


                     


                   

身近な土を焼く(その4)・水簸した粘土を乾燥させる

2007-09-19 14:51:19 | 陶芸を楽しむ

留山川ダムで採取した粘土をバケツで水簸していますが、粘土の粒子が細かいらしい。

分離層バケツの底の方に僅かに粘土層の沈殿が見られのみで、残りは泥水のまま。
一週間経過しても相変わらず泥水の状態ですので、自然に粘土が沈殿するのはいつの日か?

別に自分流の釉薬を作るために灰を乾燥させていますが、とうとう意を決して、
それと同じようにバケツの中にぶら下げて、強制的に水分を飛ばすことにしました。

不要な布団用のシーツで適当な大きさの袋を作り、中に粘土の泥水をどばっと入れて、
バケツの中にぶら下げます。

保管場所はアトリエの玄関デッキの下で、釉薬を保管している倉庫の入り口。
直接雨の当たらない風が通る場所で、今の時期は午後の遅い時間に僅かに西日が射します。

比較的きれいな水がじわーっと滲み出て、粘土分は確実に袋の中に残るようです。

この方法でも自然に乾燥するまで、まだまだ時間がかかりそうです。

水簸しなくても、生粘土のままでそれはそれなりに使えるようですので、
(今更ながら後悔しても始まりませんが)
多少ブルーな気持ちに陥っています。


                 
                 天日があたれば、早く乾燥するかな?


                 
                 一袋は10kgぐらい有りそうで、結構重い



自分流の釉薬作りに挑戦する(その3)・灰の乾燥を始める

2007-09-19 11:00:26 | 陶芸を楽しむ

今までバケツの中で水簸していた木灰や土灰を今日から乾燥させます。

最近では灰汁が出ないので、水を入れ替える度に水の量を少しずつ減らして、
最後にほとんど灰だけが残るようにしました。

不要になった布で小さな袋を作り、バケツの中にぶら下げて水切りをしています。

これからしばらくは天日の下で乾燥させます。

80メッシュのふるいを通していますが、それぞれ一握りずつの灰が取れそうです。

自分流の釉薬作りに挑戦する(その2)・灰の水簸

2007-09-11 15:17:48 | 陶芸を楽しむ

灰の水簸はまもなく終了の予定です。

6月下旬に農協の直売所で「木灰(ナラ)」と「土灰(雑木)」を購入して水簸を始めたが、
その後約2ヶ月半が経過しました。
最近ではかき混ぜて沈殿させた後の上澄み水もきれいになり、灰汁の「ぬめり」も無し。
本日思い切って、80メッシュのふるいを通して不純物を取り除きました。

これまでかき混ぜる時に多少砂が多いなと思っていましたが、ふるいをかけると、
なんと!ほとんどが砂だらけ。
合計1.6Kgの「木灰」と「土灰」を購入したのですが、これでは灰ではなく砂を買ったのも同然で、
ひょっとして砂のために一生懸命今まで水簸してきたのか?と思える程です。

こちらは素人だから、タケノコのあく取りや火鉢の灰に使えるのはともかくとして、
陶芸の灰釉に使える灰かどうかは一切不明。
「まあ~なんとかなるだろう」ぐらいの気持ちで始めたのですから、仕方がない。

愕然とする気持ちを何とか静めて、僅かに残った灰とおぼしきものを分離層バケツで沈殿。
次回はもっと早い段階で砂などの不純物を取り去り、残った灰に対して水簸を続けるべきかも.....

これから序々に水分を少なくして、底に沈んだ灰を布(ガーゼ)にくるんで乾燥させます。
取り除いた砂は捨てずに乾燥させて、使い道を考えます。

そうは言っても、某かの灰は取れるはずで、たとえ数十グラムであっても貴重品ですよね。
留山側ダムの粘土と併せて、今後の展開が楽しみです。


                 
                 灰に混じっていた砂などの不純物。
                 乾燥させて、粘土に混ぜてみるか?

身近な土を焼く(その3)・生の粘土を「ろくろ」でひく

2007-09-10 10:50:58 | 陶芸を楽しむ

留山川ダムの粘土の不思議。
市販の古信楽の粘土と比較してみました。

すべての粘土を水簸する前に、僅かではあるが生の粘土を一握り取り置きしていたので、
試しにろくろでひいてみました。
前にもご紹介したように、ほとんど小さな石や木の根っこなどを含んでいない良質の粘土なので、
そのまま作陶できるのではないかと思ったからです。

多少扱い辛いが、結構な粘りと可塑性があり、小さな花器がろくろでひけました。

現地で見せてもらった試作品は、焼き上がりが滑らかな褐色。
目の前にある素焼き前の粘土は灰色がかった深緑色。
よく見ると、素焼き前の市販品の古信楽土と比べて含まれる黒い粒子は多いが、滑らかさは遜色がない。

今回の粘土は乾燥すると白さが強い淡い萌葱色になるのかな?
古信楽土もずいぶんと白くなります。
どう見ても鉄分を多く含んだ粘土のイメージからほど遠いのです。

現地で見た試作品はなんだったのか?

あれこれ考えた末の結論は、「採取した場所。すなわち粘土層が違う」のだ!
現場は「湖成堆積物の粘土鉱床」で、いろいろな自然条件下で成分が違う粘土層があるようです。

現地では意識的に白い粘土層から採取しましたので、白い粘土層の他はいわゆる泥色をしており、
多分それが鉄分を多く含んでいて、現場の試作品の粘土ではないか?

うーん.....現段階ではそういうことにしておきましょう。

                   
                   留山川ダムで採取した粘土(素焼き前) 

                   
                   市販の古信楽の粘土(素焼き前)

身近な土を焼く(その2)・粘土を水簸する

2007-09-07 11:16:23 | 陶芸を楽しむ

昨日は台風9号が首都圏を直撃後に、東北地方を縦断して北海道に。
昼前に山形県を通過したが、心配した程の強烈な風雨では無かった。

山形市の小学校と中学校は朝から臨時休校となったが、午後からは曇り空の小康状態。
孫のパンダくんとコアラさんはいささか拍子抜けで、身をもてあます一日となりました。

今朝は「台風一過」のすばらしい青空。
一日寝かせておいた留山川ダムの粘土を水簸する作業に取りかかりました。

通常は乾燥して堅くなった粘土を購入するので、細かく砕いて水簸するようですが、
今回入手したのは9/5に現場から掘り起こした柔らかい新鮮な土。
そのまま早々と水簸することにしました。

「バケツ」、「ひしゃく」、「ふるい」等を用意して、まず異物の分離から始めます。

「分離槽バケツ」に採取してきた粘土を入れて、水を加えて手で細かく砕きます。
今回の粘土には木の根っこや葉っぱなどの大きな異物は混入していないので、
上澄みのゴミを「ひしゃく」ですくって取り除く作業は有りません。

通常ですと、「ふるい」で荒いメッシュから順番に細かいメッシュで濾して行き、
粘土の粒度調整をするのですが、
今回の粘土は粒度が細かいので、この作業も無し。
「沈殿槽バケツ」の上に「ふるい」を置いて、「分離槽バケツ」の粘土水を少しずつ移して、
慎重に濾していきます。
今回はすんなりと「ふるい」の細かいメッシュを粘土水は通過して行きました。

最後に「ふるい」に残った砂や細かい石を捨てます。
今回はわずかな異物が残っただけです。

丸一日かかっても粘土水が上澄み水と柔らかい粘土層に分離していません。
やはり粘土の粒子が細かいのか、沈殿するスピードが遅いようです。

この調子だと、粘土の分離に2週間程度、乾燥に3週間以上かかりそうで、
作品の制作開始は秋も深くなってからではないかと思われます。

今回は約60リットルの粘土水を「ふるい」にかけましたが、恐らく40Kg以上の
土が取れるのではないかと?
今から楽しみにしています。

                 
                 これから粘土が分離するのを待ちます。


                 
                 最後に残った砂や小さな石



身近な土を焼く(その1)・留山川ダムの粘土を採取する

2007-09-06 09:28:54 | 陶芸を楽しむ

以前に山形市内の農協直売所で「木灰」や「土灰」を購入して、自分流の釉薬作りを始めましたが、
今度は「自分流の土作り」に挑戦します。


先日、何気なく作陶中に聞き流している地域FM局によると、
「建設中のダム現場から大量の粘土が出たので、希望者には無料で提供する」と言うもの。

早速、インターネットで検索すると、その工事現場は天童市の山奥にある「留山川ダム」。
田畑の灌漑用や洪水を防止するための治水ダムとして、平成22年末に完成の予定。
現在はダム周辺の林道更新工事や付帯工事が進行中の様です。

ここ2ヶ月の間に採取可能の粘土は約40,000㎥だそうで、40,000㎥と言えば、仮に200mx50mの
広さとしても、深さはさ4mにもなる。
陶芸用に使うには気の遠くなるような話です。

工事施工の管轄機関は山形県の村山総合支庁建設部。
厚かましいが早速「陶芸用に40kg程度分けてもらえないか」とおそるおそる電話したところ、
幸いにも快く了解してもらいました。

待ち合わせ場所の地図がファックスで送られ、当日はわざわざ山形市内から工事関係者の方が、
「現地の天童市の現場まで案内しましょう」と言う念の入りよう。
たかだか趣味を楽しむ一市民のために、大変心のこもったサービスで感謝感激です。
(横浜の様な大都会ではどうだろうか?とデスクトップさんは考え込んでしまいました)

9/5の残暑が厳しい午後、現場近くの林道入り口で関係者の方と待ち合わせて現場に到着。
粘土の採取はダムの本体部(堤体)で、これから10m位掘り下げると言う場所。
パワーショベルで掘削した壁は、堆積した白い粘土の層がむき出しになっており、
スコップで比較的簡単に粘土を採取出来ました。

ざーっと見た感じでは砂や葉っぱ、根っこなどは無く、純粋に粒度の細かい良質の粘土のようです。
関係者の方にお聞きしたのですが、某工芸関係の大学の先生が「釉薬にもなる」と評価済みだとか。
試しに焼いた小品を見せていただきましたが、鉄分が多く粒度が細かく表面が滑らかで、
「常滑焼」のような焼き締めに仕上がっていました。

更に、「焼き物を焼く人が多ければ、この土で焼いた作品の展示会なども開催したいのだが.....」
と今後の夢も語っていただき、とにかく誠実に対応していただける熱意に感動しました。

関係者の皆様 大変ありがとうございました。

必要なら今後も追加もしていただけそうなので、取り敢えず今回は約40kg程を頂戴しました。
耐火力や加塑性も今後の取り扱いでクリア出来そうな感触です。

これからどのように「自分流の土」にして行けるか?
楽しみがまた一つ増えました。


                 
                 工事中の留山川ダムは天童の温泉街から車で約10分の山間


                 
                 ダム建設現場(ダム本体の真下付近)
 

                  
                 掘削現場の状況

 
                 
                 粘土を採集した場所 (向こう側にも白い粘土層が見える)


                  
                 お世話になった工事関係者の方々
 

                 
                 持ち帰った粘土(3袋で約40Kgほど)


                 
                 水簸前の粘土


山形の秋は足早にやってくる

2007-09-02 12:22:51 | 花とガーデニングを楽しむ
今日は山形の恒例「芋煮会」が馬見ヶ崎の河川敷で開催されています。


去年は初めての物珍しさで出かけたが、今年はノーサンキュー。
今晩は自宅でのんびりと「芋煮」と「だだ茶豆」で一杯やるかな......

お盆を過ぎて、山形はとたんに涼しくなりました。
DSライトさんがススキと栗をアレンジして、我が家は早々と秋の風情。
あっという間に暑かった夏も終わりです。

山形の秋は確実にそこまで来ています。