紅花の里から~みちのくの工房夢便り~

山形での陶芸や日々の暮らしを紹介しています。

半端ではなかったウオーキング

2011-07-11 16:57:09 | ウオーキングを楽しむ

昨日の日曜日は恒例の「歩こう山形の会」の例会でした。
今回のウオーキングコースは12Kmで「県民の森」周辺です。

梅雨明け寸前で、連日35度を超す猛暑日が続き、
こんな日でも歩くのか!と朝から晴れた青空が恨めしい。
DSライトさんは多少腰が引けていましたが、
デスクトップさんは歩く気満々で、結局二人とも参加してきました。

「県民の森」は山形市の西、白鷹へ抜ける国道17号線の途中にあり、
数多くの沼が点在して、森林浴に適した場所として知られています。
山形市内の小学校や中学校では、野外学習のメッカとしてお馴染みです。
近くには、「畑谷城趾」や「作谷沢」の集落があります。

「作谷沢」は湧き水が豊富なことでも知られており、
パンフレットでは12箇所の湧き水ポイントが紹介されています。
人気のあるポイントでは土地の人が沢山のペットボトルに水をくんで、
車で運んでいる光景をみかけました。
たしかに冷たくて味わいのある水は、その土地の人々にとっては宝物。
我々がペットボトルの水を買うのに対して、うらやましい限りですね。

一番心配されるのは、熱中症。
ペットボトルや氷の入った水筒を体中にぶら下げて、
タオルを首に巻いて、起伏の多い森や里山を歩きました。
途中の湧き水ポイントでの水分補給が、おおいに助かりました。

暑さで「歩こう・・・」が、何としてでも「歩け!・・・」に豹変。
しかし、流石に経験豊富な初老の人達の集団です。
リーダーの統率の元、一人の熱中症患者を出すことなく、
予定通りの時間内に、全員無事に歩き通しました。

この時期のウオーキングが一番しんどいのですが、
再び出発点に戻ってきた時に味わう達成感は、格別の物があります。

              

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佐沢(あてらざわ)の町をウオーキングした

2011-06-06 10:22:03 | ウオーキングを楽しむ

昨日の日曜日に半年ぶりで「歩こう山形の会」例会に参加してきました。

今年は震災の影響でウオーキングが開始されたのが先月から。
先月は「上山・湯の町ウオーク」でしたが、都合で参加できずに、
今回が今年初めての参加になりました。

昨日は「佐沢・町中ウオーク」と題して、
寒河江の隣町の「大江町」を散策、最上川の河川敷や里山巡りをしました。

佐沢は「あてらざわ」と読みます。
何故こんなむつかしい読み方になるのか?
この地名を正確に言い当てるのは、山形県人だけでしょうね。

コースは佐沢駅前から「楯山公園」、「巨海院山門」、「おしんロケ地」を、
一周して再び佐沢駅に戻ってくる約10Kmのコースでした。

「楯山公園」は切り立った山の上にあり、ここから眺める最上川が素晴らしい。
眼下に蛇行する最上川がゆっくりと流れています。
朝日連山、月山、葉山、奥羽山脈も一望できて、
土地の人は大袈裟にも「日本一公園」と呼んでいるそうです。

珍しく朱塗りした小振りの「巨海院山門」は、
約400年前に建築された佐沢城の大手門を移築したものだそうです。

「おしんロケ地」はずいぶんと昔に全国民を泣かせたというドラマで、
最上川を筏で下る有名なシーンが撮影されたところ。
対岸が崖になっていて、最上川の幽玄な雰囲気が味わえました。
このあたりから疲れたので、ひたすら休憩のみ。
(そのような訳で、写真を撮りわすれました)

久し振りのウオーキングでしたので、最後の方はよたよた歩き。
帰路の途中で寒河江SAの傍にある「サクランボ温泉」で疲れを癒しました。
今回の温泉はさすがに有り難かったね。

                

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山寺の周辺をウォーキングする

2010-07-18 09:19:58 | ウオーキングを楽しむ

今月の「歩こう山形の会」例会は、
7/11(日)に芭蕉で有名な山寺の周辺を散策しました。
前回は銀山温泉周辺を訪ねるコースでしたが、
雨のために我々はスキップさせて貰いました。
(後で聞いた話ですが、小雨でぬかるんだ山道を歩いたそうです。参加しないで良かった!)

当日は朝から曇り空で、今にも雨が降ってきそうな天候でしたが、
それでも約60名がJR山寺駅に集合。
JR山寺駅の構内には物見櫓があって、対面の山寺の景観が眺望できるユニークな駅です。
いつも通りに準備体操をして、前半は芭蕉記念館付近を、昼食をはさんで、
後半は立石寺本坊付近を探索しました。

山寺と云えば、根本中道そばから背後の山道をひたすら登るルートが有名ですが、
今回は観光客がほとんど足を踏み込まない、川をはさんだ対岸の里山を歩きました。
これと云って見るべきものがない平凡な風景ですが、
ウォーキングとはそうした場所も、楽しんで歩いてみるものなんだそうです。

現地での集合場所がJR山寺駅でしたので、山形市内からは仙山線で往復。
山形は車社会ですから、電車に乗るのはめったにないことです。
わずかな時間でしたが、久々のローカル線の雰囲気も併せて味わいました。

                
                JR山寺駅前から立石寺方面の門前町へ抜ける道
 
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寒河江・長岡山の自然探索

2010-05-09 17:52:55 | ウオーキングを楽しむ

歩こう山形の会の例会が5/9(日)にあり、
デスクトップさんとDSライトさんは朝の9時から8.5Kmを歩いてきました。

今回のウオーキングコースは寒河江市で、「日本歩きたくなる道500選」のなかで、
山形県10選の1つに選ばれたところ。
桜とツツジが素晴らしい寒河江公園を中心に、長岡山の散策路を歩きました。
周辺のサクランボ園では丁度花が満開で、リンゴの花も見頃でした。

今年の春の異変で本当は咲いているはずの花たちも遅れ気味で、
ツツジ園のツツジは蕾が固く期待はずれ。
でも、八重の桜が満開で遅まきながの花見が出来ました。

                 


                 

次回の7月は銀山温泉と周辺のブナ林の森林浴を楽しむ予定です。

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「歩こう山形の会」でウオーキング

2010-04-12 13:27:41 | ウオーキングを楽しむ

デスクトップさんとDSライトさんが2年前から参加している「歩こう山形の会」が、
今年も活動を開始しました。

第一回目の4/11は西蔵王の裾野にある「悠創の丘」周辺の散策でした。
悠創の丘は山形県が整備した公園で、散策が楽しめる遊歩道や芝生の広場などがあり、
山形盆地や月山、朝日連峰が眺望できて、しっかりと自然を満喫できます。
山形にはこの種の施設が随所にあって、まあ自然を楽しむには不自由はしませんね(笑)。

悠創の丘の隣には「芸工大」があって、自然の中にとけ込んだキャンバスがあります。
地域文化の一端を担う大学として、近年は山形で知名度も上がってきました。
この近隣は学生相手のアパートが多く、新興住宅地としても人気があるそうです。

今回のウオーキングは「春の息吹を探る」のが目的。
里山巡りの途中に枝垂れサクラで知られる「石行寺」にも立ち寄りましたが、
残念ながらサクラの開花はまだまだ先の様子。
寺の裏にある静かな庭園も、やっと冬から目覚めたと云う感じでした。

サクラが咲く頃に、もう一度同じコースを巡ってみたいですね。

健康で元気に歩けるのが何よりもありがたい。
今年も二人で出来るだけ例会に参加したいと思います。

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からたちの実

2009-11-17 17:28:29 | ウオーキングを楽しむ

前回の楢下宿の散策で、唯一有料で見物料を取る古民家が「滝沢屋」だと紹介しましたが、
初めて訪れるデスクトップさんとDSライトさんは興味津々でしたので、
一人150円を支払って「滝沢屋」の内部を見て回りました。


               


当時の人別帳や旅行手形などの古文書や、古い骨董品のような雑貨が陳列してあり、
時間があればじっくりと見て回るのも、興味のある人にはたまらない展示物でしょうね。

その入り口で段ボールに入っている黄色のピンポン球のようなものを見つけましたが、
「何方でもどうぞ」と張り紙してありますので、多分無料だろうと思われ二個頂きました。

すると参加者の一人の親父さんが大きな声で歌うので、みんなからどっと笑い声が。
「こころで好きと 叫んでも 口ではいえず ただあの人と・・・・・」
よく覚えているものだと感心しましたが、昔懐かしい島倉千代子さんの「からたち日記」です。
そうですなんですよ!
段ボールをよく見ると張り紙に小さな字で「からたちの実」と書いてあり、段ボールの中身は、
デスクトップさんもDSライトさんも初めて見る「からたちの実」でした。

「からたち日記」の歌では、小径でほのかに臭う小さな白い花が重要なキーワードになっていますが、
おそらくこの宿場町でも、昔は沢山の家で生垣に「からたち」を植えたのでしょうね。

頂戴した「からたちの実」を嗅いでみると、カリンと同じような柑橘類の芳香がします。
酸味と苦味が強いためにそのまま食べることは出来ないので、果実酒などにするのだそうです。


               


「滝沢屋」の周囲を見渡しても生垣らしいものは見あたりませんので、
おそらく隣近所のものと思われますが、案内人の人にもっと詳しいことを聞けば良かったなぁ・・・・。


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晩秋の楢下宿

2009-11-12 22:22:19 | ウオーキングを楽しむ

早いもので今年の「歩こう山形の会」の第8回例会は今回が最終回となり、
来年の4月まで冬眠?に入ります。

毎回平均10Km前後をウォーキングしますが、11/8(日)は5Km程のショートコース。
歩くと云うよりは、昔の宿場町を散策するのが目的です。

今回訪れたのは山形市のお隣、上山市の楢下宿。
江戸時代に青森、秋田、山形の諸大名が江戸への参勤交代の時に利用した羽州街道で、
上山市の市街地より東側、宮城へ抜けるいわば峠下の宿駅です。
その為に本陣・脇本陣等がある宿場として古くから賑わったそうです。

現在ではコの字型になった町並みに、当時の面影を残す茅葺屋根の古民家が幾棟か残っていて、
有料の「滝沢屋」を除いて、訪問客のために無料で公開されています。
更に、明治になって架けられた古びた眼鏡橋もあり、しかもその橋は建設費償却のために、
通行税を徴収したと云いますから、結構人の往来があったようですね。

茅葺屋根の古民家は街中に点在しており、近代的な新しい民家と混在していますから、
もはや宿場町といった面影はありませんが、
一歩古民家の中に足を踏み入れると、タイムスリップしたような錯覚に襲われます。
規模は小さいのですが、それなりにしばし異次元の雰囲気を楽しみました。

自分ではなかなかアレンジ出来ない珍しい場所に連れて行ってもらえるのが楽しみで、
出来るだけ「歩こう山形の会」に参加するように心掛けているのですが、今年は6勝2敗。
健康維持の為にも、もはや欠かせないサークル活動になっています。


   武田家の外観 
  
  新町の道路西側にあり、
  当時は「旅籠屋」だったそうです。
  現在は空き家で、
  無料で一般公開されています。
  中にはいると、
  囲炉裏に燻された
  古民家の香りがします。






   武田家の内部 
  
  上、下の座敷に続いて、
  下手は土間になっています。
  座敷にはゴザが敷いてあり、
  北側は台所、厠、厩が
  あります。
  これらが表口から裏口まで
  一本の土間で行き来できて
  機能的な配置です。
  




   武田家の天井 
  
  藁葺きの天井で、
  大きな梁がむき出しに。

  旅人用のが
  ぶらさがっていますが、
  当時としては
  貴重品。
  雪国の工夫でしょうか、
  つま先が覆われた
  草履です。  



   武田家の裏庭 
  
  裏庭に小屋があります。
  今にも崩壊しそうですが、
  当時の農村ではごく普通の
  ありふれた風景でしょう。

  なんだか「日本の原点」でも
  見たような気がします。
  





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米沢の直江石堤を訪ねる

2009-10-21 18:17:49 | ウオーキングを楽しむ

NHKの「天地人」も舞台が米沢に移り、いよいよドラマも終盤に差しかかりましたね。

先週の番組では米沢に残した兼続の数々の功績が放映されていましたが、
今月の10/18「歩こう山形の会」の例会は丁度タイミングを見計らったように、
米沢の直江石堤を中心に、周辺のウオーキングを楽しんできました。
今回のコースは米沢の旧市街地を離れた南側の一角で、
直江兼続が米沢移封後に開墾した南原と呼ばれる田園地帯をひたすら歩きます。

当日のコースは次の通りで、約13kmの長丁場です。
関根駅前広場→羽黒神社→関根普門院→直江石堤→直江堤公園(昼食)→
栗の大木→笹野観音→南米沢駅前広場

当日は朝靄が立ちこめる南出羽駅から6時55分発朝一番の電車に乗り込みました。
現地集合ですので、南出羽駅~山形駅~米沢駅は片道約一時間。
その先の関根駅も米沢駅から一駅ですので、すべてが電車の旅から始まります。

南出羽駅は駅前に無料駐車場があって、利用客も少なく何時でも車が駐められます。
都会では考えられない田舎ならではの特権ですが、電車の本数が少ないことや、
乗り換えの待ち時間が長いことがあるので、それが難点といえば難点。
奥羽本線とは名ばかりのいまだに一部が単線のままで、南出羽駅はもちろん無人駅です。
それでも驚いた事に山形新幹線が走っていますので、山形県民が自慢する重要路線なのです。

米沢市の中心地は数々の上杉家の史跡があり、「天地人」ブームで大層賑わっていますが、
郊外に点在する旧跡は訪れる人も少なく、行楽シーズンとは云え人影もまばらでした。

それはそれとして、自分達だけでは多分訪れることがないであろう色々な場所を、
サークルに参加したお陰で楽しむ事が出来ました。
それに、ウオーキングを続けることで健康でいられるのですから、
デスクトップさんとDSライトさんにとって「歩こう山形の会」への参加は、
いまや山形での生活に不可欠の存在となりました。


   関根普門院 
  
  国の指定史跡で、
  上杉鷹山公が
  恩師の細井平洲先生を
  出迎えたお寺。

  玄関は建造時のままで、
  接待の部屋や
  使われた道具が
  現存しています。




   直江石堤 
  
  兼続が最上川上流の松川に
  氾濫を防ぐために
  石組みで築いた堤防。
  約1.2Kmにわたって続いて
  います。
  上部の幅は以外に広く、
  すべて目の前の松川の
  川底の石をさらえて
  積み上げたそうです。
  石はすべて丸みを帯びています。



   南原の大栗 
  
  樹齢250年ぐらいといわれ、
  この地方でも珍しい
  栗の大木です。  
  個人の所有で、
  観光マップなどには掲載
  されていないそうです。
  管理が大変で、
  最近はこの2年あまり
  防虫はしていないとか。
  幹の周辺に落ちている栗は
  ほとんどが虫食いでした。


   笹野観音 
  
  坂上田村麿呂が開基。
  兼続は戦いに備えて
  鉄砲製造にも着手。
  笹野観音にも
  60挺備えたといわれています。

  周辺の地域は木彫りの
  「お鷹ぽっぽ」と呼ばれる
  笹野一刀彫りで有名です。




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東根・光徳寺の雅楽と民話

2009-09-26 15:21:38 | ウオーキングを楽しむ

今月の「歩こう山形の会」は去る9/13(日)に山形の北部にある東根市を訪ねました。
東根市は果物の里として有名で、サクランボの「佐藤錦」の発祥の地としても知られています。
ラ・フランスやリンゴの栽培も盛んに行われていて、「東沢バラ園」も人気のスポットです。

今回は「長瀞城跡」の周辺を歩くというウオーキングの他に、
長瀞地区のお寺に伝わる雅楽や民話を聞くというメニューになっており、ひと味違う例会でした。

長瀞・光徳寺の雅楽:
日本の宮廷音楽である雅楽が、珍しくもお寺の檀家の子弟に代々受け継がれていて、
お寺の儀式や地域での催しで演奏されているそうです。
長瀞・光徳寺の雅楽は古くから伝えられていたようですが、文献等ではじめて確認されたのが、
明治時代前半と云われていますので、仏閣雅楽が伝承された経緯は詳しく分からないそうです。


               


雅楽といえば、仏様ではなく神様につながる神社や宮内庁のものばかりと思いこんでいましたが、
なんと浄土真宗の仏閣でも雅楽が演奏されるなんて、デスクトップさんは始めて知りました。
光徳寺に伝わる雅楽は「越天楽」を含めて3曲が伝承されているそうです。
一時は衰退したそうですが、現在は若手の人々の参加を得て長瀞地区の伝統芸能になっています。

長瀞地区の民話:
「東根民話の会」の皆さんは、古くから東根市に語り継がれてきた民話を保存して、
語り部がお話しするだけではなく、自分たちで紙芝居づくりもしているそうで、
今回は数ある東根の民話の中で、長瀞地区の「かわり淵」という紙芝居が紹介されました。

デスクトップさんは紙芝居の絵に助けられて何とか話の大筋は理解できましたが、
小さな沼が何故「かわり淵」と呼ばれるようになったのか?
話の約1/3は解らずじまいで、皆さんが笑っているところも、ぽか~んとしている情けなさ。
未だに山形のお年寄りの方言は厄介な代物で、相変わらず理解するのに悪戦苦闘しています。


               


NHK「天地人」もいよいよ山形や米沢へ舞台が移りましたので、来月の例会は「米沢」へ遠出します。


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蔵王の仙人沢で滑落事故

2009-07-13 13:33:28 | ウオーキングを楽しむ

昨日のウオーキングで蔵王・坊平高原へ出かけていた午前中に、
すぐ近くで悲しい事故がありました。

私達が歩いていたクロスカントリーの隣に蔵王ライザスキー場があり、
その外れに仙人沢があります。
レストハウスの人に聞いた話では、仙人沢には滝や吊り橋があり、
土地の人達がたまにハイキングに訪れるそうです。

丁度昼前の11時を過ぎた頃、私達はスキー場で昼食を取ろうとしていましたら、
救急車や消防自動車、パトカーなどが数台、騒々しくスキー場の中腹を横切り、
そのうちにレスキューのヘリコプターが山形市内の方角から飛んできて、
上空で旋回した後に仙人沢の方角へ降りて行きました。
その後暫くはヘリコプターの音がしていましたが、
救助が終わったのか、そのうちにヘリコプターは山形の方へ引き戻したようです。

集合時間が迫っていましたから、私達が遠目で知り得た話としてはここまで。
恐らく誰か山の中で急病人が出た程度だろうと思っていましたが、
夕方のテレビのニュースで悲惨な事故を知り、びっくりしました。

全国ネットのニュースで報道されましたので、ご承知の方もおられるでしょうが、
子供会のハイキングで、登山道から保育園児が約50メートル下の沢に滑落、
それを助けようとして、子供会の会長さんも誤って滑落。
お二人が亡くなるという痛ましい事故でした。

危険な場所では、何事も用心に越したことは無いのですが、
何が起こるか予測が付かないのが事故。
そんな事故に偶然隣り合わせでいた私達も、他人事では済まされない時が来るかも。
これから先も事故が無いことを祈るばかりです。



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久し振りのウオーキング

2009-07-12 16:18:19 | ウオーキングを楽しむ

今年も体力増強?を目指してウオーキングを継続したいので、
デスクトップさんとDSライトさんは「歩こう山形の会」に入会しています。

例会は月に一回開催されて、4月から11月まで合計8回あります。
4月は天童で開催されて、年間の会費を納めるためにも張り切って参加。
5月は長井、6月は仙台だったのですが、どちらも天候が悪かったので不参加。
成績が悪いのですが、今日が今年2回目になりました。
この会は参加に強制力が無く、都合によって自由に参加できますので助かります。

今回は蔵王にある「坊平高原」のクロスカントリーを歩くコース。
梅雨の最中にもかかわらず「すがすがしい初夏の蔵王」を楽しめました。

今日は距離もやや短めで、昼過ぎには解散しましたので、疲労もそこそこ。
近くには何度も訪れたことがある神秘的な火山湖の「お釜」があるのですが、
雨がぱらついてきましたので、さっさと下山することにしました。

雨と云えば、このところ天候不順で庭の面倒を見ていなかったのですが、
あっという間に悲惨な状況になっていまして、
これ以上放置するわけにはいきません。
明日からはしばらく「庭いじり」をしなければいけないようです。


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もう一つの関ヶ原の戦い

2008-11-10 15:01:15 | ウオーキングを楽しむ
デスクトップさんとDSライトさんは昨日、今年最後の「歩こう山形の会」に参加してきました。
これから冬を迎える12月から来年の3月までは、会の活動も休止。
冬眠に入った月一回のウオーキングは、暖かくなった春先の4月に再開されます。
今回は山形の関ヶ原、直江兼続と最上義光が戦った長谷堂城の古戦場を訪ねました。

時代はさかのぼって、天下分け目の関ヶ原の合戦があった1600年の9月。
ここ山形でも長谷堂城を中心に、関ヶ原の前哨戦とも言える「出羽合戦」が展開されました。

山形城があった霞城公園から約10Km南に、東軍の最上義光の出城であった長谷堂城があります。
来年のNHKドラマで主人公になる直江兼続は、西軍の主君上杉景勝の命により、
置賜と庄内に分かれていた上杉領を結ぶ戦略上の要地として、山形を奪うために侵攻してきます。

直江兼続が率いる上杉軍の本隊は長谷堂城に面する菅沢山に本陣を置いて、約2万人で長谷堂城を包囲。
一方の山形城の最上義光は仙台の伊達政宗からの援軍も得て、約1万人で上杉軍に対抗します。


   曲輪 
  
  斜面に造成され、
  柵を立てて敵の侵入を
  防御すると共に、
  弓や鉄砲で攻撃します。
  城の主要な出入り口
  近辺に設けられました。
  長谷堂城では「帯曲輪」と
  呼ばれる、
  斜面に階段状になった
  曲輪があります。



9月14日から長谷堂城を巡って双方で攻防戦が繰り広げられますが、
長谷堂城主の巧みな守りで上杉軍はなかなか城を落とせません。
そうこうしている最中に、10月1日に会津から関ヶ原で西軍の敗北の報が届きます。
「もはやこれまで」石田三成と盟友でもあった直江兼続は、やむなく撤退を決断します。
撤退を知った最上義光は、ここぞとばかり撤退する上杉軍を追撃しますが、
義光が自らも兜に銃弾を受けた程上杉軍の防戦は激しく、結局上杉軍の追撃を断念します。

以上が「出羽合戦」の大筋ですが、来年は果敢に戦った戦国武将達がドラマに登場してきて、
山形もおおいに盛り上がる事でしょう。


   兼続の本陣跡 
  
  左の小高い丘が
  直江兼続の本陣跡です。
  有名な前田慶次も参戦して  
  9月14日に攻撃を開始して
  10月1日に撤退しました。
  この戦いで上杉軍は約1600名、
  最上軍は約600名が
  戦死したといわれています。





直江兼続が本陣を置いた菅沢山は現在、新興住宅地「すげさわの丘」となっていて、
当時の面影をうかがい知る事は出来ません。
一方の長谷堂城は城山として山頂が城址公園になっていて、遠くに山形市内が眺望できます。


  山形市の中心地 

  長谷堂城址から山形市内を
  一望出来ます。
  右上の山裾の白い建物が県庁、
  左隅が山形城のあった霞城公園です。
  周囲に田園地帯が広がる
  何処か寂しげで、
  のどかな田舎の風景です。






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六十里越街道を歩く

2008-06-30 13:59:37 | ウオーキングを楽しむ

デスクトップさんとDSライトさんは去る6/15に、
「六十里街道」の一部を歩く新緑の山歩きトレッキングに参加してきました。

今月の歩こう山形の会定例ウオーキングは、
月山ダムの近くの西川町・弓張平公園から、
月山スキー場の玄関口・志津までを往復する5Km程の山道です。

「六十里街道」は時代の面影を残す歴史街道としても有名で、
1000年以上も前の古代から開かれたと伝えられています。
庄内地方の鶴岡と内陸の山形を結ぶ山岳信仰の参拝道として利用され、
東北や関東の各地から集まった行者達が白装束に身を包んで、
羽黒山・月山・湯殿山の「出羽三山」をめぐって歩いたそうです。

また、戦国時代には軍馬が往来し、
江戸の藩政時代には参勤交代にも利用されたと言います。

一方では庶民の生活を支える物資の流通道路として、
庄内からは魚介類やローソクなどを、
山形からは紅花や豆などを背負って運ぶ人たちが、
険しい上り下りを大変な思いで歩いて往来したようです。

大勢の行者や旅人たちが往来した出羽の旧街道は、
その後に自動車が走る道路へと役目をバトンタッチしましたが、
現在もその一部は数多くの史跡と共に山間を縫うように残っています。

今回訪れたコースには泥道から行き交う人達を救った石畳が現存しており、
何処からこれらの石を集めてきたのか、更にどのようにして施工されたのか、
信仰心がなせるわざとは言え、
当時の人達の苦労が忍ばれて興味深いものがあります。

トップの画像は志津の五色沼から眺めた姥が岳で、月山は向かって右側になります。
弓張平公園はオートキャンプ場や植物園がある広大な自然がいっぱいの公園です。

行きは山形道の高速を使いましたが、帰りは国道112号をゆっくりと東へ。
月山湖(寒河江ダム)で吹き上げ高さ112メートルの東洋一の大噴水を見て、
ついでに水沢地区の日帰り温泉で疲れを癒しました。


             
             弓張平公園から姥が岳を望む


               
             石畳の六十里街道         月山湖の大噴水

 
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上杉の城下町米沢

2008-06-01 11:01:23 | ウオーキングを楽しむ

先日デスクトップさんとDSライトさんは、
「歩こう山形の会」の5月定例行事に参加して、
山形から「近くて遠い隣町」米沢に行ってきました。

行きはJR山形駅8:12発の米沢行き各駅停車で約45分。
車窓から眺める新緑を楽しみながら、
ローカル線の雰囲気を久しぶりに味わいました。

帰りはバウンドテニスで知り合ったお友達の車に便乗させてもらって、
約1時間のドライブ。
高速道路は細切れに有りますが、国道が整備されているので思ったより快適です。

米沢駅から市内を散策するコースは約12Kmで、昼食時間を挟んで約5時間。
最近は週一回のバウンドテニスが功を奏してか?持久力が付いてきたと言うものの、
さすがに終盤は膝が「がくがく」状態でした。
ひたすら市街地を歩くのですが、お年寄りには少しきつかった様です。

市内は来年のNHK大河ドラマを当て込んでのPRで、旗や垂れ幕も所々に。
しかし、所詮は小規模で財政難の地方都市。
今ひとつ盛り上がりに欠けるようで、
神社、仏閣が多く閑散とした城下町の趣は、山形とどこか似かよっています。

上杉謙信の子である景勝が越後から会津に移封された際に、
景勝の重臣直江兼続が6万石の城下町として米沢の基礎を築いた話は有名。

その後上杉家の歴代当主は多数の家来を抱えて、
慣れない米沢の土地で常に貧困と闘い大変苦労したそうです。
その流れが綿々と受け継がれ、今でも質素倹約の思想が根強いらしく、
贅沢を戒めるの一つの例として、市内に寿司屋が少ないと言う話を聞きました。

若干信じがたい話ですが、
寂れた町並みを歩いてみると、本当のように思えるから不思議です。

前回の天童に続いて今回は米沢。
山形周辺の探訪にもってこいのお膳立てをしていただけるので、
これからも毎月一回のウオーキングを楽しむことにします。


  上杉家墓所

  初代謙信公から
  12代斎定公までの
  御廟が祀られています。

  中央奥が謙信公の御廟

  樹齢400年の杉に囲まれた
  異次元の世界です。
  

  兼続、お船夫妻の墓

  直江兼続は
  米沢藩の基礎を築いた
  知勇兼備の名将

  戦国時代の中で
  「義」と「愛」を貫き、
  豊臣秀吉もその人柄に
  一目置いたそうです。


              米沢城址

              山形大学工学部校舎


                                
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天童・舞鶴公園の人間将棋

2008-04-24 14:51:34 | ウオーキングを楽しむ

デスクトップさんとDSライトさんは4/20に花見を兼ねてお隣の天童市に行ってきました。
当日は舞鶴公園を中心に付近の古いお寺や神社を散策、
のどかな花見日和で久しぶりのウオーキング気分を満喫しました。
「歩こう山形の会」に初参加です。

舞鶴公園は天童温泉街のはずれの舞鶴山の頂上にあり、
遠く月山や朝日連峰、最上川が一望できる見晴らしの良い公園です。
春には約2000本の桜が咲き誇る桜の名所でもあります。

当日は丁度「桜まつり」の時期に行われる「人間将棋」が開催された日で、
地元の高校生が扮する甲冑姿や着物姿の武者や腰元たちが将棋の駒となって、
プロ棋士の差し手に従って盤上を動く、珍しい伝統行事を見物してきました。

更にもう一つ珍しいものを天童織田藩主の菩提寺である「三宝寺」で拝観。
ちょんまげに口ひげをたくわえた凛とした織田信長の肖像画です。
この肖像画は当時の宣教師が描いたものを明治期に写真撮影したもので、
信長公に最も似ていると伝えられているそうです。
遠藤周作の小説やテレビでも話題になり、学校の歴史の教科書にも掲載されている
とか。
切れ長の目元やしっかりと結んだ口元に、
短気だった信長公の面影がうかがえる様な気がしました。

デスクトップさんは織田信長の末裔(正確には子供の織田信雄の子孫)が、
この地の天童藩を統治していたなんて全く知りませんでした。
たまには見聞を広めるためにも、色々な処に行ってみるものですね。


 舞鶴公園の人間将棋

 太閤秀吉が伏見城で、
 小姓と腰元たちを将棋の駒に見立てて、
 将棋を楽しんだという故事に習って、
 昭和31年から毎年「桜まつり」に行われる
 天童の伝統行事です。

 小高い山の斜面に見物客が、
 更にその奥に満開の桜が見えます。




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