夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

三者釣り比べ、そして+α

2021年03月26日 20時38分57秒 | 渓流釣り

 コロナ対策の一環として、全国で緊急事態宣言が解除されても、一部の県で緊急事態宣言かそれに類似したものが施行されていたらJGFA(日本記録を唯一公認している組織)は記録を認めないとのこと。こんな時釣りに行っても楽しさが半減。ましてや、もし記録魚が釣れてしまったりしたら悲しさMAXです。で、記録が関係のない釣りのタナゴや渓流を考えました。タナゴは今メチャ混みで場所取りも大変。で、急遽渓流釣りへ。

 渓流に一人で行くのは何年ぶりでしょう?なんか私的に“(渓流釣りは)楽しきゃいい”になってしまっていて、“釣ってやろう感”が持てなくなってしまってしばしの時間が経っています。でもこんな状況ですので、今回は久しぶりに『釣ってやろう』の釣りをして来ました。・・・狙うは大型のヒレピンヤマメです。
 結果、久しぶりにやってヘタクソになった餌釣りでも魚が反応してくれて、1.5号を切られるというアクシデント付き。ニジマスだと思いますが、ジャンプもしないし・・・引きはデカヤマメっぽかったです。岩場だったので糸が擦れたのかもしれませんが、久しぶりの引っ張りっこは楽しめました。
 結果は、餌釣りで4、てんからで2、テンカラで1、すべて小型のニジマス君たちでした(悲。

 切られて落ち込んだ気持ちを持ったまま、いつものように山梨県都留市の『またぎや』で元気をもらって帰って来ました。店長もスタッフもとても暖かく迎えてくれます。ちなみにこの『またぎや』、パッと見は画像のようにお化け屋敷じゃないかと思ってしまうほどキモイ外見です。しかし一旦入って出される料理を食してみればそのクオリティーの高さに驚くはずです。素材にこだわり、技を極めた料理で武装されたお店って感じ。店長はまだまだだと言っていますが、僕にとってはもう“完成品”と思っています。当然ですが焼き鳥は超美味。その他、湧水サーモンの刺身なんか口に入れた瞬間に舌がとろけてしまいます。先日頂いたカレーラーメンも殺人的美味さ。今回頂いたモツ煮はあまりの美味しさにお代わりするほど。都内からのリピーターが多いのも納得です。都留市界隈にお出かけするチャンスがありましたら是非立ち寄ってみて下さい。ただ、これだけのお店ですから満席の事も多々ありますので、出来ましたら電話で予約してから行かれた方が確実に食べられると思います。

 それともう一つ。・・・釣り場移動の際、地元民の方(?散歩してたので)から『感染者の多い所から来ないでいただけますか?』と丁寧に注意を受けました。やはり地方の方、特に感染者が少ない地域の方、それも特に高齢者の方(地方は高齢者が多い)は、コロナが多い関東からの来訪者にとても恐怖に感じているようです。感染を広げるとか広げないとかではなく、それ以前に、我々が地元の人に不安を与える事自体が大きな問題です。


ニジマス

2021年03月20日 23時48分01秒 | 渓流釣り

僕が渓流釣りを始めた頃はなかなか目にすることがなかったニジマス。この魚は釣り堀の魚というイメージでした。しかし現在の渓流、特に渓流エリアの比較的下流域では圧倒的にこの魚が多くなりました。本来であれば大型のヤマメが釣れるエリアです。何故このエリアに大型のヤマメが多いのか?と言えば活動エリアが広大で餌が豊富だからです。ここに大食漢のニジマスが入るとどうなるか・・・結果は見えています。本来棲息していたヤマメは小型化してしまうか、はたまたひどい場合は駆逐してしまうのです。そしてニジマスは大食漢ですから、すぐに釣れてしまう事が多く、釣りとしての楽しさも半減してしまうのです。勿論、掛かった後の引きはニジマスの方が強いので楽しいのかもしれませんが、本来棲息していなかったこの外来魚が釣れた時は、なんかがっかりしてしまいます。

そんな外来魚を何故に漁協は放流し続けるのか?まずはヤマメ・イワナに比べてニジマスの方が稚魚の値段がい安いという事です。要は同じお金で沢山の魚を放流できるのです。しかも、先にも書きましたがニジマスは大食漢で、しかもヤマメ・イワナほどは警戒心が強くないので簡単に釣れます。ヤマメ・イワナより大型化するので、自然というものを考えずに、ただそういうのが好きな釣り人が多く訪れてくれるので漁協が儲かるのです。要はイワナ・ヤマメが賢くて釣れない釣り人が漁協に釣られているという構図が出来上がっているのです。加えてニジマスは北海道以外は繁殖していないと言われているからです。どこからこんなデマな情報が出てるのか?は知りませんが、関東周辺のどこの川も自然繁殖していると思われます。先日も釣りに行ったら、いくつものペアが叩いていました(産卵行動)。やがて浅瀬にパーマークを付けた稚魚が見られるようになり、その後ヒレピンの幼魚が多く釣れ出します。放流魚だけで繁殖しないのでしたらこれらの事はあり得ません。ですから多分自然繁殖しているのです。では何故こんなデマ情報が出てるのかと言うと、この事が漁協がニジマスを放流するにあたっての大義名分になっているからです。つまり、そうしておかないとニジマスの放流が出来なくなってしまうからです。ちなみに、画像のニジマスは57㎝のもの。先日紹介した集英社の「kotoba」に掲載された駒彫り師のE氏が釣ったものです。多分この川で生まれ育った自然繁殖物だと思います。ヒレの線条に乱れもなく、ほぼ完璧な魚体でした。そういう意味では嬉しいのですが、これがヤマメだったらもっともっと、飛び上がるほど嬉しいのではないかと思ってしまうのです。ちなみに、僕のヤマメの自己記録は51㎝でこの川で釣りました。もうかれこれ30年も前の話です。その頃はヤマメが主体で、時々イワナ、そしてこのニジマスとブラウントラウトが釣れ始めた頃でした。その後はニジマスとブラウントラウトが徐々に多くなり、今ではほとんどがニジマス。ブラウントラウトは姿を消しています。時々ヤマメが釣れると『ヤマメだ!』と叫ぶほど。それでもヒレが甘い個体がほとんど。ヒレピンのも時々は釣れますが、ヒレの線条は間違いなく乱れが見られます。つまりは放流物です。完璧な魚体のヤマメはほぼ皆無です。勿論、この川の在来種はヤマメ・イワナですから自然繁殖できないはずはありません。ただ、ニジマスがヤマメを駆除しながら大型化し、大型化したニジマスは魚食性が高くなるので、ヤマメ・イワナの稚魚・幼魚をみんな食べてしまうのではないかと思っています。その結果、時々釣れて来るヤマメはある程度大きくなって放流された、いわゆる成魚放流の魚だけなのではないかと考えます。

日本の渓流釣りではやはり渓流魚と言われる『イワナ』か『ヤマメ』が釣れて欲しいのです。それもヒレが奇麗で大型の魚なんかが釣れたら手が震えるほどの感動ものです。そして、昔はそんな魚が時々竿を撓らせてくれたものです。

ヤマメ・イワナはと遠の昔から繁殖を繰り返し、世代交代を続けて来た日本の魚です。天然物が釣れた時の感動は、それはもう言葉では言い表せないものがあります。何せ悠久の時を泳いで来た魚なのですから。そんな素晴らしい魚がいるのに、漁協の放流によってそれらを途絶えさせようとされてる今、即刻外来魚の放流を辞めさせる必要があると考えます。今なら小支流に生き残っているヤマメ・イワナが居ますのでまだ間に合います。環境省さんがその明晰な頭脳をもって“渓流”と言う閉鎖された世界を理解し、未来に向けて素晴らしい自然が残せるような策が施されることを願って止みません。


宿題ができてしまった

2021年03月07日 18時50分36秒 | タナゴ釣り

 こないだ海に行ったばかりで食材はまだ充分。よって海釣りはない。ソウギョ釣りは緊急事態宣言中は記録認定をしないとJFGA。よってこちらもなし。よって、一人で出来る釣りは・・・そう、小物釣り。
  この釣りはとっても久し振りです。我家の近所(10分くらい)にタイリクバラタナゴが釣れる場所があるのですが、都内からのタナゴ釣り師が押し掛けていて釣り座の確保が難しい状況が続いています。みんなコロナで精神的にイッちゃってると思えるほど殺気に満ちた釣り座確保です。我家からはすぐなので朝一に入る事はそれほど難しい事ではないのですが、遠く都内から1時間以上も掛けて来られた方が、来てみたら釣りが出来ないと帰られるのではあまりにも気の毒です。よってそこでのタイリクバラタナゴ釣りは私的に却下。いつもはあまり来られない遠くから来られた方に釣っていただきたいと思います。ただ、現実にはどこかの近所のオジー(自転車で来ているので遠くからではないと判断)がいつも陣取ってしまっていて、僕が入っても状況は変わらないかも。でも、そんなえげつない釣りはしたくないので僕はやりません。
 で、どうしようか?と考えたのですが、数年前に二匹だけヤリタナゴが釣れた川があったのでそちらがどんなもんだか調査しなくては・・・と思っていたのです。こちらの川は知名度が低い(ってか、多分知名度0。タナゴ釣り師を見た事がありません)ので、気楽に竿を出せます。勿論例のヤリタナゴはタイリクバラタナゴ釣りの外道で釣れて来たのですが、こちらは我家から車で30分も掛かる遠征です。ただ、川沿いに車が通れるような道がなく、畦だけなので今回はオートバイで行ってみました。
 結果は惨敗。数匹のタモロコが遊んでくれただけでした。3時間ほど探しましたがヤリタナゴどころかタイリクバラタナゴさえも釣れません。寒いし、風も強くて釣り辛いので3時間しか耐えられなかったというのが現実。それにしても、もうあのヤリタナゴたちは居ないのか?はたまた、まだ寒くて居ても餌を口にしないのか?もしくはただ単に僕がヘタクソなのか?・・・在来タナゴ探しはそんなに甘いものではありません。一回行って釣れなかったからと言って居ないと判断したくはありません。暖かくなって、また他の釣りが総滅した時には今回の続きをしてみたいと思っています。


船頭さん・・・ありがとう!

2021年03月04日 20時04分04秒 | ヒラメ釣り

 今年はヒラメのハズレ年。僕も前回、前々回とパーフェクト・ボウズ。で、今回は単純に“釣りたい”と思っていました。3回連続ボウズでは悲し過ぎるじゃないですか。
 結果、3枚釣って竿頭(船に乗った釣り人の中で一番沢山釣った人のこと)。目指す5㎏オーバーには遠く及ばないものの、とりあえず連続ボウズからは逃げられました。
 それにしても11人が竿出して、8人がボウズ。結果、釣れたのは3人だけ。僕が3枚、他は1枚づつ。
 最近の明弘はこんな状態なのでいつもガラ空き。でも今日は異常な混雑。昨日・先一昨日が時化で出られなかったので、その皺寄せが来たみたいです。他の船は(釣れないので)他の釣り物にシフトたり出船しないでいる状態。こんな状況下ですから、本来なら僕も行きたくはありません。釣れないのが判っているのですから。ただ、僕らは遊びですが船頭さんはこれで生活しています。釣れないからとみんなが行かなくなったらその船は港から消える事になります。ですから、こんな時こそ行って上げて信頼を得ておくことが今後に生きるのです。船頭さんは釣れている時しか来ない人はそれなりの対応です。当たり前ですよね。
 出船前に、先日クーラーボックスを探していただいたお礼を告げるとともに『何とか3回連続ボウズは悲し過ぎるから今日は頑張るね!』と言ったのが功を奏して、釣り始めてすぐにポイントを僕に当ててくれているのが分かりました。これは何が何でも釣らなくては・・・結構なプレッシャーでした。
 こうしてこの釣れない状況下でも結果を出させてくれました。今回の竿頭は、決して僕の力ではありません。


外道

2021年03月01日 22時02分29秒 | ソウギョ釣り
 釣りしてたら5~10mくらいの所にドローンがホバリングしてて、五月蠅いので睨み付けたらその瞬間、竿がひったくられるよな衝撃が手に来たので思わずアワセてしまいました。すぐに潜ったので魚である疑いを持つ余地はなかったのですが、近くに来たら浮いて・・・何だよ、オオバン君・・・お前かい・・・って。その間、ずっとドローンが脇に居たので一部始終を見られてしまったようです(恥。もしかしたらRECもされてるかも・・・(もっと恥。
 それにしても、オオバン君。そのヘンテコリンでバランスの悪い足は何とかならんのかい?オオバンの足を初めてしみじみと見てしまいました。