お湯の国 日本

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旅の宿(蔦温泉物語)

2008年02月27日 |   ✒文学逍遥 紀行

映像:青森県蔦温泉の旧館の和室天井は蔦細工であった。

いい湯に入り、柔らかな光を受けて、畳にゴロリと横になる。日本の家のあずま
しい(気持ちのよい)一瞬だ。そして天井を見るとなんと繊細な木造細工。裸電球
の光がこの模様に導かれる様に、放射線状に走る。こんな部屋で名曲が生まれた

♪浴衣の君は 尾花(ススキ)の簪(カンザシ)
  熱燗(アツカン)徳利(トックリ)の首つまんで
  もういっぱいいかがなんて
  妙に 色っぽいね♪・・・・・・・

‘70年代フォークの旗手吉田拓郎のヒット曲「旅の宿」の詩はこの蔦旅館で生まれた。
新婚旅行で宿泊した作詞家岡本おさみ が旧館客室のイメージを元に一篇の詩をした
ため、後に吉田拓郎がこの詩に曲をつけ“旅の宿”と発表したのだ。名湯名曲を生む。

💛部屋の灯を すっかり消して
  風呂あがりの髪 いい香り
  上弦の月だったっけ
  久しぶりだね 月見るなん💛・・・・蔦温泉は旅の宿、僕達の青春が甦る。


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