鹿島×浦項

昨日は、スタジアムに行く途中で、クラブハウスそばの風力発電を見たら、回らずにぴたっと止まっていました。
思わず、風の谷の風が止まった、と思ってしまいました。

「誰か私を外へ連れ出しておくれ」

ですよ。
これが、昨日の不吉な出来事の前兆だったんです…。

これで、今年のACLは終わっちゃいました。
まずは、9月の日程をどうやって空けるか、考えてるところだったのに…。
まさに、取らぬ狸の皮算用ですね。

出るのに権利を取らなければならない大会だったんですけどね。
次はいつ出られるんだろうか…。

昨日のゲームについて、あまり細かいことを書かずに、全体的な印象を。
昨日の記事の後、ビデオも見ていませんしというか、細かいことは忘れてしまってというか、思い出したくないというか…。

開始前にメンバーを見たり、アップを見たりした時に、浦項のDF陣が高いので、苦労しそうだと思って見ていましたが、やられてしまいました。
Jリーグのクラブ相手でも、敵のDFに高さがあると苦労しますからね。

残り15分くらいから、もっと必死に行かないとと、思って見てました。
選手の気持ちも前に向きましたけど、浦項の方の気持ちが上回っていたんでしょうか。

浦項は、守備に集中していたというのもあって、そう見えたのか。
ゲーム展開のあやもあるし、仕方なかったのかもしれません。
早い時間に1点取れていればと、思わなくもないです…。

もっと、ガツガツ行っても良かったかな。
逆の立場だったら、ものすごかったに違いないですよね！？
浦項は、さすがにアジアチャンピオンでした。


全北、長春に勝ったので、アジアでも通用するようになったのかと、思ってたんですが、違ったんですね。
今まで対戦したアジアのクラブと違って、今年は鹿島の得意なサッカーで真っ向勝負できるタイプだったということでしょう。
浦項が、予選リーグにいたら、全勝はなかったかもしれません。

浦和、ガンバと、ACLに勝ったクラブは、トーナメント向きというか、調子が上がると瞬発力が発揮できるタイプというか、そんな感じですよね。
個人で突破する力のある選手も多いです。

鹿島は、ここのところ、リーグ戦で安定した結果が出ているように、個人の力ではなくて、全体のバランスで勝っていくタイプなのかな。
昔は、ナビスコとか天皇杯も得意だったし、そんなことないと思っていたけど、みんなの言う通り、リーグ戦向きのチームなんだろうか…。

色々と考えさせられる結果でした。
でも、鹿島のスタイルは見ていて楽しいですし、これは捨てて欲しくはありません。
このスタイルで、アジアで、世界で通用するようになってもらいたいです。

なんだか、自分のスタイルに固執していた、岡ちゃん監督の気持ちが、分かってしまったのでした…。
通用するはずだ、でも、だめだった…。そんな感じです。


そもそも、今年のACLは、予選リーグの途中経過で、すでに韓国の勝ち点獲得率が高かったんです。
（AFCのサイト）
その上、ラウンド16で、4クラブが勝ちあがりましたからね。
それにしても、東アジアは、韓国が全部なんて…。

昨年、日本がクレームをつけましたが、今年は準々決勝では同国同士をあてないレギュレーションでした。
でも、同国で3クラブ以上勝ち上がった場合には、オープンドローになるので、どんな組み合わせになるんでしょうか。

Kリーグには、韓国の一流選手は、そんなにはいないと想像してるんですけど。
日本にもたくさん来てるし、ヨーロッパにもいますしね。
それなのに、全北、浦項と戦って、韓国のサッカー界の底力を感じました。

まだまだ、たくさん良い選手がいるんですよ。
全北にも、浦項にも、いましたし。

日本プロ野球と韓国プロ野球の関係と、ちょうど逆みたいです。
1チーム毎の対戦をすれば、勝つこともあれば負けることもあるけど、底辺の広さが違うという印象でしょうか。


こうなったら、とにかく、中断前の最後のゲーム、次の名古屋戦には絶対に勝ってもらいたいです。
それと、茨城新聞や各紙で報道されているように、篤人くんのシャルケ移籍も本物っぽいですね。

前にも書きましたが、シャルケは、ルール工業地帯のゲンゼルキルヘンがホームで、ワールドカップ開催と、なんとなく鹿島と似てるかも。
名門ですしね。

篤人くんにとって、悪い話ではないですから、決まったら応援するしかないですね。
クラブにとっての戦力ダウンももちろんですが、プレーが生で見られなくなるのが残念です。

にほんブログ村

にほんブログ村