望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ写真・劇場の日々<抜き稽古と呼ばれるもの>

2015-06-06 23:54:36 | 舞台・ウラ話

なんか、苦し紛れに続けてる感もある、
このウラ写真。

ぽつぽつと書いている分、
どんどんズレこんでおります。

もうすぐ、初日から2ヵ月・・・。
うひゃぁ


次回の公演予定を決めかねていることもあり、
ダラダラと続けていますが、
いい加減にしないとね~。

と言いつつ、
まだ書いてたりしますが

まぁ、もうすぐ終わりにしますね。

ということで、
今日は公演中の抜き稽古の話を・・・。

        

公演が始まっても、
毎日必ず稽古はします。

といっても、時間的な制約があるので、
必要と思われるシーンだけをがっつり押さえます。

これが、
抜き稽古とか、返し稽古とか、小返し、
と呼ばれるもの。


つまり、ぶっちゃけ、

<その前の公演でうまくいかなかったところ!>

<毎回やっておかないと心配なところ!>

などを、演出家と舞台監督さんが決めて、
時間の許す限り稽古をするのです。

        

左の黒い人影、これは当然演出家です。
影だけなのに、なぜか、
「イラッ」とした雰囲気を感じるのは気のせい?(笑)

たしかにこのシーン、本当によく返してたなぁ。

        

これは動きの確認をしているんでしょう。

その前に、スムーズじゃなかったとかで、
「もうひとつ、早い台詞で出た方がいいか?」
みたいな打ち合わせは年じゅうやってます。

それにしてもマスクが多い(笑)

        

そんな稽古を見ている、客席のキャストたち。

実はね・・・。
みんな、この時間は、
やりたいこと・やらなきゃいけないことがたくさんある。

よって、人の稽古に付き合っている暇はない!
・・・のですが、

最初に稽古メニューが発表されるため、
そのシーンに出ているメンバーは、消えるワケにはいきません。

この写真は全員、ちゃんと稽古を見ていますが、
ここに座って、直し物をしたり、事務的な仕事をしたり、
それも当然OKな時間です。

        

このシーン、ラブシーンです。

個人的に、すごく好きなシーンなのですが、
実は、めちゃくちゃ喋り倒すため、
本番前に、一度はやっておかないと、
怖いシーンのひとつでした。

        

これも必ず一度は稽古したシーン。

動きの多いシーンは、
わずかのテンポのズレで、グジャグジャになってしまうのです。
特に高齢の役者さんが入っている場合は、
どうしても返しておかないと怖いんですね~。
(人のことは言えないけど、トシはとりたくない

        


・・・などとやっているうちに、

時間はどんどん過ぎさり、

本番へのカウントダウンが始まります。


    (つづく)



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