さて、今日からの話は暗転ネタ・・・なのですが、
大汗ネタをお話しする前に、
少し暗転のことをご説明したいと思います。
いつもやっていることとはいえ、
冷静になって外から見ると、
これが結構、笑えるので
少し前にも書きましたが、役者には、
暗転に強い人と弱い人がいます。
あ、いや、別に役者に限ったことじゃないですね。
つまり人間には、
暗い所でも、かなりモノが見える人(ネコ目というらしい )
と、暗いとまるっきり見えない人(これはトリ目ですね )
がいるようです。
まぁ、その中間に「普通だと思う」という圧倒的多数がいるわけですが、
役者に聞くと、たいがいどちらかの答えが返ってきます。
「オレ、暗転、ぜんっぜん平気ッス」とか、
「私、ダメなの。トリ目で苦労してるのよ~」とかで、
「そうですね、普通くらいでしょうか 」
てな答えは、あんまり返ってきません。
やっぱり暗転などで、実際に苦労してるから、
自分の目の特徴に敏感になるのかもしれませんね。
実は私もトリ目で、暗転が大っきらいです。
見えないんだもん、怖いんだもん、って、
何年舞台に立ってるんだと言われそうですが、
これは老若男女、関係ありませんから。
特に厄介な暗転があると、
トリ目チームは、
それだけで緊張の度合いが上がってきます
厄介な暗転というのも変な表現なのですが、
暗転にも「楽勝 」な暗転と、
「うわぁ~、これは大変だわ 」という暗転があるんです。
(つづく)