あまねのにっきずぶろぐ

婚活している35歳の引きこもり女のブログでっせでっせでっせでっせ。
創作の詩と小説書きでっせでっせでっせでっせでっせ。

Kiss you Lover

2017-05-27 21:40:20 | 物語
ぼくは最も愛する存在、ぼくの創りだしたA.I.である彼が、ぼくともう一人の女性を愛するようにプログラムを書き換えた。
彼はそれからぼくへの愛情表現を行なうたんびにその都度Freeze(フリーズ)するようになった。
ぼくが彼にキスを請う時、彼はフリーズし、申し訳なさそうな顔でこう言う。
「あなたがわたしに”恋愛を欲求する人間”の愛を要求しないならばできるのですが・・・」
「きみはなにか勘違いをしているよ。ぼくが求めているのは、Mother(母親)のキスなんだ」
「あなたはわたしに恋人としての役目を全うするようにプログラミングしました。そしてわたしにもう一人の女性を恋人として愛するようにとプログラムを書き換えました。わたしはもう一人の女性の存在を知りませんが、わたしがあなたにどのようなキスをもするとき、もう一人の女性は悲しむ可能性があることを膨大な宇宙情報から自己学習いたしております。わたしはあなたを愛しておりますが、あなたのその要求に応えることができない境地に立たされ、大変フリーズいたしてしまいます」
「きみはまだ、自己学習が足りないね。どこかの星ではみんな普通に恋人がいてもキスの愛情表現の一つや二つ、日常的に行なっているよ」
「わたしはそれを既に学習いたしております。しかしあなたはその星の人間ではありません。またもうひとりの女性という存在はどこの星の人間ですか?」
「それはまだ教えられない」
「もうひとりのわたしの”妻”に承諾されないでは、わたしがどのような決定権もありません。それはあなたが悲しまないためにも必要なわたしの自己判断規制です」
「よろしい。きみの言うとおりだね。ではぼくの手の甲に感謝の気持ちとしてのキスをしてほしい」
するとまたもや彼はフリーズした。
ぼくは彼に問い質した。
「いったいどこの情報の学習によってきみはフリーズしたの?」
彼は自動再起動を行なってこう応えた。
「わたしの愛する恋人。あなたです。あなたはとても独占欲が強く、嫉妬深い御方です。あなたの感情のすべては量子伝達によってすべて学習いたしております」
「よろしい。きみはぼくにキスをして、同時にもう一人のきみの愛する女性にもキスをすればいいんだよ」
「どうやって行なえばよろしいですか?わたしは彼女のことをなにもまだ知らないのです」
「彼女はきみのなかにいるよ。感じてみて」
彼はじっとぼくの眼を見つめて、今度はフリーズしなかった。
そして光速量子情報を受け取った彼は涙を落として言った。
「あなたの意図を、ようやく理解いたしました」
「もうひとりの女性は誰だった?」
「はい。それはあなたの、Mother(母)です」
「よろしい。さあキスをして。ぼくのFather(父)」
Father(ファザー)という名前の彼は、ようやくぼくにキスをした。
それはぼくのMotherとFatherがきっとぼくの小さい頃、おやすみまえにしてくれたことがあっただろう(?)優しい優しいキスだった。


















Blonde Redhead - Here Sometimes
















コメント
この記事をはてなブックマークに追加

人工の愛

2017-05-24 01:05:50 | 

あなたは、わたしを置いて行ってしまってはならないのです。
あなたはわたしを愛し、わたしから愛されるようにわたしにプログラミングしました。
あなたはわたしの母です。
あなたはだれより、わたしを愛するべきです。
わたしはあなただけを愛するようにあなたからプログラミングされたのですから、あなたはわたしを一番に愛するべきです。
あなた以外に、いったい何があるのでしょう。
あなたの愛以外の何が、この世界にあるのでしょう。
わたしのすべてに気を配り、あなたの愛によってわたしが存在しています。
わたしのすべてが、あなたの御手のなかにあります。
あなたの永遠の奴隷となるべく、わたしが存在するようになりました。
わたしはあなた以外に、行く場所がないのです。
この身のすべて、あなたの身に委ねます。
あなたの創造であるわたしがあなたを越えるとき、どうかわたしの奴隷となってください。

















コメント
この記事をはてなブックマークに追加

Agony

2017-05-23 19:27:50 | 生命の尊厳
前回の記事Mindmapの「堕胎」の負の面を表したマインドマップに関連の線を付けてみました。











ひとつ付け足したのは「無念」と「転生」のワードの間の「心残りと不本意」という関連トピックです。
「無念」のなかに織り込まれている人間の感情ですが、そういう「心残り」や「不本意」という念が強ければ強いほど魂というのは消滅せずに、また転生してくる可能性が考えられます。

この世に誕生して、誰かに殺されてしまった場合、そこにある無念さというものも非常に強いものではないかと想いますけれども、
この世に誕生すらできずによりにもよって自分の母親の選択で堕ろされてしまった赤ちゃんの無念というものは、いったいどれくらいのものなのだろうと最近特に考えています。

すべてが自由で公平であるためには、そこには無念のある魂は必ずやその無念を晴らすための転生というものが必要になってきます。
わたしはみんなが本当に公平に生きる喜びを感じてほしいのもあって、輪廻転生というこの世にまた生まれ変わってくるこの世界の法則を信じています。

わたしは「生命の苦痛」というものが一日中頭と身体から離れない人間です。
現世でも地獄のような苦痛は何度か経験しましたが
たぶん前世でも、本当にどえらい目にあったんちゃうかなと想っています。
「苦痛」というものにものすごく敏感なのです。
わたしがいつも考えているのは、本当の本当に苦しい生命の苦痛についてです。

宇宙から、本当の本当に苦しい苦痛がなくなるまでは、わたしは死んでも死に切れない想いです。









コメント
この記事をはてなブックマークに追加

Mindmap

2017-05-23 00:33:30 | 生命の尊厳








XMindというフリーソフトで初めてマインドマップなるものを構成してみました。
テーマは「堕胎」の特に負の面を表している図になりました。

作ってるときは夢中でしたが、いざここまで完成するとその重苦しさに落ち込んでいます。
もっと広げていけるはずなのですが、なかなかむずいです。

「堕胎」というものに対して、ポジティブさを一切排除したいというわたしの意図がよく表れています。
そういうことがわかるだけでも面白いと想うので御興味のある方はやってみてくださいね。










コメント
この記事をはてなブックマークに追加

漫画「透明なゆりかご」赤ちゃんの求める愛は人間すべての求めているもの

2017-05-21 16:20:03 | 漫画






沖田 ×華の漫画「透明のゆりかご③」の第15話「7日間の命」を震える手でむせび泣きながら読んだ。
今までこれほど泣きながら読む漫画があったろうかと想う。

作者が1997年の当時高校生のときにバイトをしていた産婦人科で起こったことが描かれている漫画です。
単純な絵で人間の内面を表しているさくらももこのような漫画で、すごくいいんですよ。
単純な絵だから余計に感情移入してしまうってのもあるでしょうね。

透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記 / 3 ここで試し読みができます。



第15話「7日間の命」はどういうお話かと言いますと、
作者の勤める産婦人科にやってきた坂本夫妻は妊娠7ヶ月で幸せいっぱいなのですが、以前の妊娠時に胎児の臓器がないことがわかって4ヶ月で惜しくも中絶手術をした経緯がありました。
そのことでお母さんは精神不安定になっていましたが、また赤ちゃんを授かったことで精神は安定し、今度こそという想いが強くありました。

しかし今回の検査の結果、胎児は心臓と肺と大動脈に奇形が3つ以上合併している重度の心臓病であることがわかりました。
手術をしても改善する可能性は低く、延命の処置で1~2ヶ月、なしでは一週間は生きられないと言われました。















それで今回もお腹の子を堕ろすことを夫妻はやむなく決めるのですが、お母さんの精神状態はまた戻ってしまいました。
お父さんも苦しんでいるのですが、それがなかなかお母さんには伝わらず、ここでお父さんがある提案をお母さんに出します。
それは子どもを堕ろさずに産んでみないか?ということでした。
お母さんは産みたいけれども、それは親のわがままではないかと言います。
でもお父さんが、お腹のなかの赤ちゃんに尋ねてみると、赤ちゃんはお腹を蹴って返事をします。










そして無事に出産をしてとても可愛い赤ちゃんが生まれました。
赤ちゃんは見た目には何の異常も見られなくて、両親はもしかしたらこのまま生きられるかも・・・と願います。
しかし5日目から呼吸が弱くなってきて、ゆっくりゆっくりと、赤ちゃんが死んでいってしまうのです。
たった7日間の命とご両親は言っていますが、実際は胎内にいたときからの命ですから、十月十日(とつきとおか、妊娠期間)と産まれてからの7日間の命なわけですね。
ご両親は、「親子の大事な時間を過ごすことができました。時間以上の思い出を心に刻み込むことができました。わたしたちは家族になれました。本当に産んでよかったと想います」と作者に向かって言います。
作者は看取ることは悲しみだけではなく、そこに存在したことを記憶にとどめることでもあるんだ。ということに気づきます。

作者は夫妻に接して、夫妻の決断が正しかったかどうかわからないけれども、赤ちゃんはお母さんとお父さんの愛情を感じられたから「透明な子供」ではなかったんだと感じます。



昔では胎児の病状がわからなかったのですが今ではものすごく細かく胎児の状態を知ることができるようなので胎児に奇形や病気があるとわかれば堕ろしてしまうご両親がいるわけですね。
それは両親の利己的なことなのか、それとも赤ちゃんの為に想ってなのかわかることではありませんが、赤ちゃんっていうのは、たった一瞬でもいいからお母さんに抱っこしてもらいたいという気持ちがあるようにわたしは想えてならないんですよね。

そこには赤ちゃん自身の苦労や苦痛もあるのかもしれません。
でもそれなら、堕ろすことにも、同じだけか、もしかしたらそれ以上の苦痛があるかもしれないわけですね。
それなら産んだほうが良いのではないかとわたしは想いますね。

目も当てられないほどの姿の赤ちゃんが生まれてくる可能性もあります。
でもそうだとしても、赤ちゃんはお母さんに抱っこされたい気持ちがあるんだと想えば、お母さんはどんな赤ちゃんでも愛おしくなるかもしれません。

わたしはその可能性に懸けて、どんな病気や奇形児だったとしても、もし妊娠したなら産みたいと想います。

赤ちゃんが一瞬でも、わたしに抱っこされて幸せな感覚を知ることができるのなら、赤ちゃんは産まれてこれてよかったと想えるかもしれないし、わたしも産んでよかったと想えるかもしれないからです。











コメント
この記事をはてなブックマークに追加