ピアノと海と花との生活 Ⅱ

~創造する芸術~

國松竜次さんギターリサイタル

2007-12-25 | 音楽

 

          

      2007年12月2日(日)  神戸  ロッコーマン4Fホール

    1)M・ポンセ/わが心、君ゆえに

     2)M・リョベート/スケルツォワルツ

      3)A・ピアソラ/オブリビオン、天使の死、ブエノスアイレスの冬

        4)國松竜次/レイニング・イン・グレイ、京都の風景、ファラウェイ

   5)J・マラッツ/スペインセレナーデ

     6)F・タレガ/グランドワルツ、ダンサモーラ、アランブラの想い出

      7)M・ファリャ/魔法の輪、きつね火の踊り

             8)M・リョベート/4つのカタロニア民謡~アメリアの遺言、聖母の御子、

                         エル・メストレ、クリスマスの夜

                 レスプエスタ

               9)(アンコール)トゥリーナ/セビリャーナ

                           10)(アンコール)山田耕筰/赤とんぼ

          以前からどうしてもききたかった國松竜次さんのギターをききに、神戸までいく。

      全国7ヶ所横断ツアーの第5回目。

      会場は、神戸元町のギター会館の4階。ギターの響きが非常にいい。

      舞台中央に、國松さんが1人、スポットライトの中で演奏するいつものスタイル。

      たくさんのすばらしいプログラムの中、ピアソラのオブリビオン。

      ちょうど1週間後に,トロイさんのヴァイオリンとオブリビオンを演奏するのに、トロイさん

      から、サビの部分の注文があり、國松さんはその部分をどうやって弾くのだろうか、と

      思っていたら、とてもエネルギッシュな音!

      ホームページでもテーマソングになっているオブリビオン。熱演でした!

      ほか2曲もすばらしくて、久しぶりに演奏会で涙が出てしまいました・・・

      國松さんの音はとても綺麗です。それにテクニックがあって、音量もある。

      自作の3曲、どれも斬新な音使い。特に1曲目の音が好きでした。

      後半はスペインもの。國松さんの音は、繊細だけど、非常に力強く、心にぐんぐん

      響いてきて、目の前できく音はまた格別。

      マラッツのスペインセレナーデや、タレガのグランドワルツは、あまりコンサートでは

      演奏されないプログラム?國松さんの演奏、見事です。

      アランブラは、MCでグラナダのお話もされていましたが、情感たっぷりの演奏。

      ファリャもすごくよかった。

      リォベートは、CDでいつもきいていて、この選曲、クリスマスのこの時期にぴったり!

      アンコールのトゥリーナ!いい曲です!大好きになりました。情熱的なギターの音が

      会場いっぱいに拡がって、これも熱演。

      赤とんぼも、こんな素敵な曲だったかなあと思うほどの國松さんの長調、短調混じったア

      レンジ。

      何ともいえない感傷的な気分になって、コンサートは終了。

      また國松さんのギター、是非ききたいです!

コンサート終了後、少し國松さんとお話をして、写真撮っていただきましたよ!

Ⅱのブログ、お初のスナップです(笑)皆さんからのご要望で、恥ずかしいですが、

UP(笑)                                

                                                       

ということで、このⅡのブログも今年は終了です。

来年は1月15日UP!多分、OEKニューイアーコンサート書けると思います。

お楽しみに  ブログにもどる

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オーケストラアンサンブル金沢第232回定期公演

2007-12-11 | 音楽

                    

           2007年11月30日 (金)  

      1)ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲op.56a
        2)ブラームス/交響曲第3番ヘ長調op.90
           3)ブラームス/ピアノ協奏曲第2番変ロ長調op.83
             4)(アンコール)ブラームス/間奏曲イ長調op.118-2

      ’秋はブラームス’ということで、金聖響さん指揮のオール・ブラームス。実は

        25日(日)に、富山県の入善コスモホールで、ツィンマーマンのヴァイオリンリ

        サイタルの予定が、本人の病気入院ということで、全国ツアーが突然キャンセル

        になり、ブラームスのヴァイオリンソナタを楽しみにしていた私は、なおさらこの日

        の聖響さんのブラームス、心待ちにしていたのでした。

        1曲目「ハイドンの主題による変奏曲」この日は、よくある第1ヴァイオリンと第2

        ヴァイオリンが対向位置で左右に分かれていましたが、おもしろかったのは、

        コントラバスの4人の方が正面の1番うしろ。

        ブラームスの時代の配置だそうです。

        すっきりして、すごく美しい演奏。この日も、前列2番目できいていたのですが、

        聖響さんのブレスの音までしっかりきこえて、これは聖響フアンにはたまらない

        だろうなあと感激。

        大好きな「交響曲3番」は、あの’のだめちゃん’から、最近演奏されること多いで

        すよね。この日の注目は!ホルンの音!

        突然破裂したような音がきこえる!客演の方の演奏でしたが、これはゲシュトップ

        といって、当時の演奏スタイルらしいのですが、現代ではこの奏法はあまり使う人

        がいないらしい・・・しかし、聖響さんの出された本「ベートーヴェンの交響曲」も読み

        ましたが、そこにも「私が指揮するときはそれに近いことをやって頂きます」と書いて

        あった!さすが聖響さん!4楽章は、すばらしい盛り上がりで、各楽器がすごくよく

        なっていて、’現代楽器によるビブラート抑えめのピリオド奏法によるブラームス’ 

        ということですが、私はすごく好きな演奏でした。

        トリの清水さんのピアコン。がっちりとした硬質な音で、すばらしい演奏でした。

        2楽章のオクターブの連続、3楽章のチェロとの掛け合いも美しい音で、大曲を

        見事にまとめた演奏。全曲を通して弦がすごくよく響いててよかった。

        アンコールの間奏曲もこの時期にぴったりで、深いいい演奏でした。

        この日は、録音もやっていて、いずれCDが出るでしょうが、この間発売になった

        〈金聖響ブラームス1番 OEK〉のCD,最近いつもきいています。聖響&OEKの

        音、大好きです!この日の録音もどうなるのか楽しみ

 

    ’ブラームスのお墓’は2006年10月31日にUPしてありますよ。そちらも

    ご覧下さい。

    さて次回は!お待ちかねの(笑)國松竜次さんの神戸のコンサートです

    よ!12月25日(火)のUPです

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