先にお断りしておくが、このブログはいつも言っている通り「私には」こう見えた、このように思えた、ということを書いているだけであり、事実と異なっている場合がある。また、ステージの内容などについて、詳細なレポートをするつもりはないので、見ていない人には不親切かも知れない。しかし他方、ネタバレになってしまう部分もあると思うので、まだステージを見ておらず、自分の目と耳で見聴きするまで内容を知りたくないという人は、読まないことをお勧めする。
K-2nd は既存曲をまったく使わず、すべてがチーム K 用の新曲というぜいたくな内容。夏をイメージした楽曲をずらりと揃えている。曲調はロック風あり、ハワイアン風味あり、フラメンコ風味ありと多彩。衣装もレザーというかビザールな感じのするセパレートからお姫さまドレス、着ぐるみにパレオ、浴衣と、これまた実に多彩。おもちゃ箱をひっくりかえしたような「何でもアリ」のにぎやかさ。
楽曲の世界観としては、1st で色濃く打ち出され、A-2nd でも強く残っていた学校メタファーの縛りを解いた印象。「まあ夏休みだし(笑)」とは友人の弁。そして、これまでは控えめだった「具体的な」恋愛、それも冒険したい少女の危うさを前面に出した曲が多くなったように感じた。季節感は夏に絞ってあるようで、このセットリストでいつまで引っ張れるのかな、というのがちょっと気になるところ。
私の感想としては、A-2nd が「シングルカットできそうな曲ばかり」であるのに対して、K-2nd はアルバム曲で全体を構成している、という印象。コンサートとして、全体を通しての満足感はあるものの、個々の曲で魂をつかまれるという感じではなかった。どの曲にも、印象的なメロディーないしフレーズはサビを中心とした部分に存在するのだが、1曲を通して強く印象に焼き付けられるという感じではない。転調する曲が多いような気がした ( 気のせいかも知れないが ) のも一因か。
セットリストとしては良く出来ており、約 1 時間半と長めだが、時間の過ぎるのを忘れる楽しさはある。ただ友人たちの意見では、聴き慣れていないせいかも知れないが、と前置きした上で、特に冒頭 3 曲を中心に、1 曲あたりの時間の長さを指摘する声があった ( 私自身は気にならなかった )。また、A-2nd がセットリスト全体として「この劇場には収まり切らない」印象を持ったのに比べると、K-2nd は、後述するチーム K メンバーのパフォーマンスと併せて言うと「この劇場をちょうど満たし切る」程度の印象に留まった。
パフォーマンスについては、1st に比べるとかなり頑張っているように思うのだが、ただ「表現として」成立しているか、ということについて、やはり疑問を覚える部分があったことは事実。初回ということを割り引いても、どうも「与えられたパートを破綻なくこなす」ことに重点が置かれてしまっている気がする。教えられたことを舞台上でなぞるだけなら、どんなに上手でもそれはお遊戯だ。たとえ少々下手でも、自分が舞台の上に立つ人間として、客に向けて何を訴えかけたいか、という自意識を持って臨むならば、それは表現の域に足を踏み入れたことになる。
そういう視点で見ると、梅田さんが抜きん出ていた。ステージに立って、歌とフリとを通じて自分自身を出していくということが、一番出来ていた。正直言って、私は 1st でのこの人をまったく評価していなかったのだが、ゴメンナサイという感じ。次いで早野さんが良かった。この人はやっと本来の実力を発揮し始めたというところかも知れない。大堀さんは 1st に引き続き意欲も感じられ、表現も良いが、もともと甘ロリ風のルックスゆえ、表情のバリエーションにさらなる工夫が欲しい。増田さんもかなり良いが、もっとぐいぐい意欲を前面に出すとなお良いと思った。また、今井さんも 1st では埋没していた印象で、K-2nd でも端の方にいることが多いのだが、意外に ( という言い方はかなり失礼だが ) 良かった。好印象はこの 5 人。
大島さん、野呂さん、小野さんは手慣れた上手さを感じるし、前述 5 人より総合点で言うと高いのかも知れないが、彼女たちの実力の 80~90%の範囲で無難にまとめている印象が拭えない。もっとも 1st では 60~70%程度しか出していなかった気がするので、そういう意味ではずいぶん良くなったのだが。秋元さん、宮澤さん、河西さんは一生懸命さは感じるし、そこそこの上手さもあるのだが、ただ手持ちの表現パターンが少なく、どの曲でもそれを頼みにしてしまっている気がする。秋元さん宮澤さんは力押し一辺倒、河西さんはフェミニンで切なげなイメージに頼り過ぎ。自分の武器を生かしたい気持ちは分かるが、いつ行っても 1 種類の料理しかないレストランは長続きしない。
一方、もうちょっと頑張りましょう、なのは小林さん(^_^;)。もういっぱいいっぱいで、他の人をちらちら見てばかりいるし、せっかくの素材がもったいない。やっぱりダンス苦手なんだろうなあ。ただ、1st の最初に比べればダンスもずいぶんマシになっているし、ステージで客に「見られる」ことには慣れたようで、笑顔も自然になっていた。1st の終盤ではいろいろな点でかなり良くなっていた、と友人から聞いたので、K-2nd でも日々の公演を重ねるうちに良くなっていくことを期待したい。
…と、書いていたら、今日はチケット並びに行けなかった(^_^;)。まあとりあえず1回見て、第一印象は語り切ったので、それで良いとするか。
K-2nd は既存曲をまったく使わず、すべてがチーム K 用の新曲というぜいたくな内容。夏をイメージした楽曲をずらりと揃えている。曲調はロック風あり、ハワイアン風味あり、フラメンコ風味ありと多彩。衣装もレザーというかビザールな感じのするセパレートからお姫さまドレス、着ぐるみにパレオ、浴衣と、これまた実に多彩。おもちゃ箱をひっくりかえしたような「何でもアリ」のにぎやかさ。
楽曲の世界観としては、1st で色濃く打ち出され、A-2nd でも強く残っていた学校メタファーの縛りを解いた印象。「まあ夏休みだし(笑)」とは友人の弁。そして、これまでは控えめだった「具体的な」恋愛、それも冒険したい少女の危うさを前面に出した曲が多くなったように感じた。季節感は夏に絞ってあるようで、このセットリストでいつまで引っ張れるのかな、というのがちょっと気になるところ。
私の感想としては、A-2nd が「シングルカットできそうな曲ばかり」であるのに対して、K-2nd はアルバム曲で全体を構成している、という印象。コンサートとして、全体を通しての満足感はあるものの、個々の曲で魂をつかまれるという感じではなかった。どの曲にも、印象的なメロディーないしフレーズはサビを中心とした部分に存在するのだが、1曲を通して強く印象に焼き付けられるという感じではない。転調する曲が多いような気がした ( 気のせいかも知れないが ) のも一因か。
セットリストとしては良く出来ており、約 1 時間半と長めだが、時間の過ぎるのを忘れる楽しさはある。ただ友人たちの意見では、聴き慣れていないせいかも知れないが、と前置きした上で、特に冒頭 3 曲を中心に、1 曲あたりの時間の長さを指摘する声があった ( 私自身は気にならなかった )。また、A-2nd がセットリスト全体として「この劇場には収まり切らない」印象を持ったのに比べると、K-2nd は、後述するチーム K メンバーのパフォーマンスと併せて言うと「この劇場をちょうど満たし切る」程度の印象に留まった。
パフォーマンスについては、1st に比べるとかなり頑張っているように思うのだが、ただ「表現として」成立しているか、ということについて、やはり疑問を覚える部分があったことは事実。初回ということを割り引いても、どうも「与えられたパートを破綻なくこなす」ことに重点が置かれてしまっている気がする。教えられたことを舞台上でなぞるだけなら、どんなに上手でもそれはお遊戯だ。たとえ少々下手でも、自分が舞台の上に立つ人間として、客に向けて何を訴えかけたいか、という自意識を持って臨むならば、それは表現の域に足を踏み入れたことになる。
そういう視点で見ると、梅田さんが抜きん出ていた。ステージに立って、歌とフリとを通じて自分自身を出していくということが、一番出来ていた。正直言って、私は 1st でのこの人をまったく評価していなかったのだが、ゴメンナサイという感じ。次いで早野さんが良かった。この人はやっと本来の実力を発揮し始めたというところかも知れない。大堀さんは 1st に引き続き意欲も感じられ、表現も良いが、もともと甘ロリ風のルックスゆえ、表情のバリエーションにさらなる工夫が欲しい。増田さんもかなり良いが、もっとぐいぐい意欲を前面に出すとなお良いと思った。また、今井さんも 1st では埋没していた印象で、K-2nd でも端の方にいることが多いのだが、意外に ( という言い方はかなり失礼だが ) 良かった。好印象はこの 5 人。
大島さん、野呂さん、小野さんは手慣れた上手さを感じるし、前述 5 人より総合点で言うと高いのかも知れないが、彼女たちの実力の 80~90%の範囲で無難にまとめている印象が拭えない。もっとも 1st では 60~70%程度しか出していなかった気がするので、そういう意味ではずいぶん良くなったのだが。秋元さん、宮澤さん、河西さんは一生懸命さは感じるし、そこそこの上手さもあるのだが、ただ手持ちの表現パターンが少なく、どの曲でもそれを頼みにしてしまっている気がする。秋元さん宮澤さんは力押し一辺倒、河西さんはフェミニンで切なげなイメージに頼り過ぎ。自分の武器を生かしたい気持ちは分かるが、いつ行っても 1 種類の料理しかないレストランは長続きしない。
一方、もうちょっと頑張りましょう、なのは小林さん(^_^;)。もういっぱいいっぱいで、他の人をちらちら見てばかりいるし、せっかくの素材がもったいない。やっぱりダンス苦手なんだろうなあ。ただ、1st の最初に比べればダンスもずいぶんマシになっているし、ステージで客に「見られる」ことには慣れたようで、笑顔も自然になっていた。1st の終盤ではいろいろな点でかなり良くなっていた、と友人から聞いたので、K-2nd でも日々の公演を重ねるうちに良くなっていくことを期待したい。
…と、書いていたら、今日はチケット並びに行けなかった(^_^;)。まあとりあえず1回見て、第一印象は語り切ったので、それで良いとするか。
今まで「キスダメ」ぐらいしか無かった『セクシーさ』も出してきた感があります。「体育会系」と言われて悔しかったの香菜?運動部の女子だって、恋愛しますよね。
『AKB48』までセットリストから消えたので、最早秋葉原に対してのこだわりも無いのか?と、ちょっと思いました。
「♪また明日見に来るでしょ?」と歌われても、
・そうそう毎日チケットを入手できない。
・翌日は別チーム(=私たち、ではない)の事が多い。
と、歌詞が現状にそぐわなくなって来た、というのもあるかも知れません。
> K-2nd、公式ブログでは『青春ガールズ』公演と書かれていますが、本当は
> 『We are the 'Team K'』公演と銘打ちたかったんじゃないでしょうか?
本当がどうなのかは分かりませんが、そう呼ぶ方が良いとファンが思えば、勝手にそう呼んでしまえば良いのだと思います(笑)。ファンの方から ( 特に、一部のファンブログで ) 使い始めた言葉が定着して、公式にも使われるようになっている例って、結構ありますよね。
「We are the 'Team K'」公演、という呼び方、私は結構好きです。この K-2nd は、初めてチーム K 独自色を打ち出した、いわば「遅ればせのスタートライン」とも言うべきセットリストだと思いますし、その言葉が入っている「転がる石になれ」という曲は、チーム K のメンバーが、一番力をこめて歌っていたように見えましたから。
ただ問題があるとすれば、その楽曲は、「AKB48」が 1st、A-2nd と続けて使われたように、今後のチーム K のセットリストで継続して使われることになるんじゃないかという点ですが…。
> 「♪また明日見に来るでしょ?」と歌われても、
それは「また今度」と歌詞を変更してもらえば良いだけではないかと(笑)。「AKB48」は何度か歌詞が変わっていることですし。今度、が「次回」の公演だとは言っていないので OK ということで(^_^)。でも「またいつか」にしちゃうと、ちょっとブラックかも。
love」とか「シンデレラは騙されない」あたりが、シングル候補と予\測しているのですが、どうでしょう?そもそも、チームKだけのシングルはリリースされるのでしょうか?今回、それほど、インパクトのある曲がないとも言われているようですが、それは、一気に14曲も、新曲をお披露目したからだと思いますよ。
僕の印象は『Kは大きく進化した』です。
実は5月以来のK公演だったのですが、そのときと比べて、メンバーの表情がいきいきしているように見えました。
さらに、今回は1stの公演をこなしながら2ndのセットリストのレッスンを受けるということをやってのけたというのはある意味ではAを凌駕したのではないかと思います。
私は 14 曲でも多いとは思わず、あの時間も気にならなかったのですが、どうも友人たちの中にはちょっと時間が長いかな、と言う人が多いようです。
2 日目はチケットを買いそびれたのですが、「Don't disturb!」の、えれぴょんの英語のセリフを聞きに(^_^)、カフェ観覧に行きました。ちゃんと出ていたようで良かったです。
シングル候補、という件については、私の好みはかなりズレているので、あまり自信がありませんが…(^_^;)。「Virgin Love」はここ数年のグループアイドル曲に近い雰囲気で、そういう意味では受け入れられやすいと思いますが、AKB48 らしさを打ち出せるかどうか?というところで、ちょっと迷います。
今はまだ劇場内で 1 回、カフェで 1 回見ただけですので、さらに何度か見つつ、また感想などを書いて行きたいと思っています。
1st の公演をこなしながら 2nd のセットリストのレッスンをこなしたのも立派だったと思います。ただ、それだけで「 A を凌駕した」とまで言えるのかどうかは分かりませんが…。
ただ、1 曲たりとも共通する曲がなくなり、もう A と比較しなくても良くなったからこそ、逆にチーム K の真価が問われる時が来た、という気はします。これからも頑張って欲しいですね。