いつも「基本的に遠征はしない」とか言っていながら、実は SKE48 の 2nd ステージ「手をつなぎながら」公演の初日を見に行って来た。まあそこに行かなきゃ見られないモンはしょうがないよな、などと自分に言い訳をしつつ(笑)。そんなわけで 2/14(土)は劇場で昼公演を見てから名古屋に移動し、SKE48 公演を見たら深夜バスで帰京、帰宅せずに今は秋葉原のネットカフェ。この後、昼公演を見る予定。すごいハシゴ状態(^_^;)。
セットリストその他は、スクランブルエッグ編集長のブログで
紹介されているので、そちらをご覧いただくということで、ざっくり略。第一印象としての感想を述べておく。くれぐれも「私の」感想であって、同じように感じないからと言って文句を言わないようにお願いしたい。
すげえ(笑)。良いものを見せてもらいました、ごちそうさまって感じ。多人数グループ型アイドルのステージとして直球ど真ん中。AKB48 のすべてのセットリストと並べて比べても、「パジャマドライブ」公演に次ぐくらいの神公演級。見終わった後即座に、1 泊して翌日も見たいと思ったほど。いや当たってない ( てか翌日分はそもそもメール送ってなかった ) んで無理なんだけど。
で、これは本気だなぁ、とも感じた。これだけコンテンツの力が強いのに、現状ではネット配信などがないのだから、どうにかして現時に、つまり栄の劇場に足を運ばざるを得ない。つまり、ファンの「また見たい」「もっと見たい」という熱が、非常に強く栄の劇場に集中することになるだろう。かつて秋葉原の「地熱」を劇場に集めようとしたように、栄の劇場を発火点にして、次のムーブメントを作って行こうとしているんだろうなぁ、という気がする。
全体の構成は本編が全体曲 4 - ユニット曲 5 - 全体曲 3 - 全体曲 1、アンコールで全体曲 2 - 全体曲 1 という構成。AKB48 のステージも最近はほとんどがこのパターンで、ある種の「黄金律」になりつつあるのかなぁ。ユニットでも全体曲でも、出番はわりあい均等に配分されていて、扱いの差が小さくなるよう配慮されている。ユニット曲と全体曲 1 曲で、出口さんはじめ数人の「歌要員」が重用されているのも個人的にはうれしい点。あと「恋の傾向と対策」という曲では、サビ近くのメロディの一部におニャン子クラブの曲に似た部分があり、思わず「うわ、ここそっくりじゃん」笑ってしまった。あくまでも部分的なんだけど。
一方、言ってもしょうがないことではあるんだけれど、ステージが小さいなぁ、という気がした。16 人を乗せると、小さくしか踊れない。このままだと、小さく踊るクセがついてしまう…というか、私の妄想としては、すでにそうなりかけているような気がした。2nd が始まったばかりで言うのも妙だが、3rd では全員曲は最初と最後くらいに減らして、8 ~ 12 人程度の「大人数ユニット曲」を多用する方が良いのではないだろうか。そうすると当然、これまでのユニット曲以上に、出番の多少やポジションなどでの悲喜こもごもが拡大することになるのだろうけれど。
アンコール最後の曲「遠くにいても」は、いわば卒業ソング。いろいろな思いが重なって涙がにじんだ。「桜の花びらたち」でもなく「青空のそばにいて」でもない、SKE48 にとっての卒業ソングをここに入れているというのは、仕掛けが深いなぁ、と感じた。きっとこの 2nd 公演は、メンバーにとってもファンにとっても、この上なく充実した、幸せな時間になることだろう。でもそのセットリストに、いつか訪れるはずの「その時」に向けた曲が仕込んである。「その時」を迎えた時に初めて、この曲に対する思いは、メンバーの中でもファンの中でも、いっそう深化することになるのだろう。
とにかく可能ならば栄に行って、公演を見ることを勧めたい。