AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

のぞフィス卒業公演

2009-02-27 22:12:12 | Weblog
M13の後「ノゾフィスの足跡」という特別編集ビデオ上映。
メンバー手作りの卒業証書授与。
板野さん大島(麻)さんが駆け付けて花束。
高校生以上のメンバー(私服のともちんまいまい含む)で「桜の花びらたち」。

良い卒業公演だったと思います。3年前からしたら想像もつかないほど上手くなったしきれいになったなあと思いました。

卒業おめでとうございます。

大島麻衣さん卒業発表について

2009-02-23 01:57:52 | Weblog
 長いこと劇場公演に通い続けていると、「ああ、今日これからの公演で、何かあるんじゃないか」ということが、何となく気配で察せられてしまうようになる。何かありそうな日というのは、劇場の近辺が妙にざわざわした空気が漂う。関係者席が多いとか、劇場スタッフが何となく緊張気味に走り回っていたりとか、非常口前に妙に人が多かったりとか、柱の前のカメラマンの人数やカメラの台数が多かったりとか。

 2/21(土)夜公演も、そんな風に何かしら「ざわざわ感」が漂っていた。同じくそれに気づいた友人と「何かありそうだよねぇ」「良い話だったら良いんだけどね」と言葉を交わし合っているうちに幕が開いた。やがて公演が終わり、「その瞬間」がやって来る。この一瞬が何事もなく過ぎてくれれば…というまさにその瞬間、「はい!」という声が響いてしまった。しかし、その声がまいまいさんだったので「何かまた、大きな仕事が決まった報告だろうか」と、期待を持ち直そうとした。しかし、語られたのは卒業発表だった。

 一ファンとしては、スターティングメンバーがまた一人、劇場を後にする、ということに感傷がないと言えば嘘になる。でも、過去 3 年あまり続いて来た AKB48 の中で、現状で最も「成功」しているうちの一人が、ついに卒業を決断したのだ。これこそ、AKB48 が求めて来た、理想的な卒業ではないのだろうか。もちろん劇場で会えなくなることは、まいまいさん推しの AKB48 ファンにとっては悲しいことだろうし、大島(麻)さんが一推しでない人にも、それぞれに寂しさはあると思うけれど、それでもなお、この卒業は大いに祝って送り出すべきものだと思う。

SKE48 2nd ステージ「手をつなぎながら」公演の第一印象

2009-02-15 11:25:37 | Weblog
 いつも「基本的に遠征はしない」とか言っていながら、実は SKE48 の 2nd ステージ「手をつなぎながら」公演の初日を見に行って来た。まあそこに行かなきゃ見られないモンはしょうがないよな、などと自分に言い訳をしつつ(笑)。そんなわけで 2/14(土)は劇場で昼公演を見てから名古屋に移動し、SKE48 公演を見たら深夜バスで帰京、帰宅せずに今は秋葉原のネットカフェ。この後、昼公演を見る予定。すごいハシゴ状態(^_^;)。

 セットリストその他は、スクランブルエッグ編集長のブログで紹介されているので、そちらをご覧いただくということで、ざっくり略。第一印象としての感想を述べておく。くれぐれも「私の」感想であって、同じように感じないからと言って文句を言わないようにお願いしたい。

 すげえ(笑)。良いものを見せてもらいました、ごちそうさまって感じ。多人数グループ型アイドルのステージとして直球ど真ん中。AKB48 のすべてのセットリストと並べて比べても、「パジャマドライブ」公演に次ぐくらいの神公演級。見終わった後即座に、1 泊して翌日も見たいと思ったほど。いや当たってない ( てか翌日分はそもそもメール送ってなかった ) んで無理なんだけど。

 で、これは本気だなぁ、とも感じた。これだけコンテンツの力が強いのに、現状ではネット配信などがないのだから、どうにかして現時に、つまり栄の劇場に足を運ばざるを得ない。つまり、ファンの「また見たい」「もっと見たい」という熱が、非常に強く栄の劇場に集中することになるだろう。かつて秋葉原の「地熱」を劇場に集めようとしたように、栄の劇場を発火点にして、次のムーブメントを作って行こうとしているんだろうなぁ、という気がする。

 全体の構成は本編が全体曲 4 - ユニット曲 5 - 全体曲 3 - 全体曲 1、アンコールで全体曲 2 - 全体曲 1 という構成。AKB48 のステージも最近はほとんどがこのパターンで、ある種の「黄金律」になりつつあるのかなぁ。ユニットでも全体曲でも、出番はわりあい均等に配分されていて、扱いの差が小さくなるよう配慮されている。ユニット曲と全体曲 1 曲で、出口さんはじめ数人の「歌要員」が重用されているのも個人的にはうれしい点。あと「恋の傾向と対策」という曲では、サビ近くのメロディの一部におニャン子クラブの曲に似た部分があり、思わず「うわ、ここそっくりじゃん」笑ってしまった。あくまでも部分的なんだけど。

 一方、言ってもしょうがないことではあるんだけれど、ステージが小さいなぁ、という気がした。16 人を乗せると、小さくしか踊れない。このままだと、小さく踊るクセがついてしまう…というか、私の妄想としては、すでにそうなりかけているような気がした。2nd が始まったばかりで言うのも妙だが、3rd では全員曲は最初と最後くらいに減らして、8 ~ 12 人程度の「大人数ユニット曲」を多用する方が良いのではないだろうか。そうすると当然、これまでのユニット曲以上に、出番の多少やポジションなどでの悲喜こもごもが拡大することになるのだろうけれど。

 アンコール最後の曲「遠くにいても」は、いわば卒業ソング。いろいろな思いが重なって涙がにじんだ。「桜の花びらたち」でもなく「青空のそばにいて」でもない、SKE48 にとっての卒業ソングをここに入れているというのは、仕掛けが深いなぁ、と感じた。きっとこの 2nd 公演は、メンバーにとってもファンにとっても、この上なく充実した、幸せな時間になることだろう。でもそのセットリストに、いつか訪れるはずの「その時」に向けた曲が仕込んである。「その時」を迎えた時に初めて、この曲に対する思いは、メンバーの中でもファンの中でも、いっそう深化することになるのだろう。

 とにかく可能ならば栄に行って、公演を見ることを勧めたい。


ブログパーツのテスト

2009-02-14 05:49:14 | Weblog
 これまでブログパーツの類は一切使っていなかったのだが、ためしにちょっと設置してみよう…と思ったら、テンプレートによってはサイドバー部分には貼り込めないらしい。記事に貼り付けるブログパーツってのも、ちょっと間抜けかなぁ。

 で、実際に貼り付けるブログパーツは、せっかくなので里菜てぃんが大好きなスターバックスのものにしてみた。このメニューが好きかどうかは知らんけど。私もシアトルスタイル(って言うらしい)のカフェで愛用しているところはあるけど、なぜかスタバにはあんまり行かないんだよなぁ。会社の隣にもあるんだけど。




一部客の公演の私物化について

2009-02-12 01:33:16 | Weblog
 2/11(水休)おやつ公演のアンコール待ちの時間に、一部の客が、特定客の誕生日を祝うハッピーバースデーの歌を 1 コーラス丸々歌い、さらには祝われた本人が生誕祭コメントの真似をした口上を述べ始めるということがあった。さすがに他の客に「出禁だお前!」と怒鳴られて「すみません」と中断し、その後アンコールを発動したが、客席は微妙な空気が残り、アンコールの声も小さめだった。

 ほとんどの客はステージの上の彼女たちを見に来ているのであって、ヲタの誰が誕生日だろうが知ったことではない。むしろ、毎日の公演で、誰かしら誕生日という人くらいいて当然だろう。仲間が「誕生日の○○さんアンコールよろしく!」などと声を飛ばして、その人がアンコールをかけるくらいならともかく、あんな風に劇場を私物化するのは、私としてははっきり不愉快だった。

 とは言え、私も他人のせいにだけするつもりはなく、途中でアンコールをかけなかったことについては、失敗だったと思っている。とっさに反応できなかった、というのもあるが、多少は見知った顔が誕生日と聞いて、アンコールくらいかけさせてやろう的な気持ちがあり、なかなか流れを切れなかったことも事実だ。消極的ながらその瞬間、劇場の私物化を容認してしまったことについて、正直に反省の弁を述べておく。

 それにしても、今回その中心だった、誕生日を祝われていた人は、それなりに古くから来ていて、騒がしくて名前も顔も知られている人だったのが、非常に残念。以前、別のチームでメンバーも他のファンもそっちのけに一部のファンだけで公演を私物化し、他のファンが公演に来づらいほど排他的な空気を作り出してしまったことについて、何の反省もしていないってことなんだろうか。私はその人について、たまにおもしろいこともあるから容認して良いんじゃないかと思っていたけれど、さすがに今回は呆れた。

卒業発表に間に合わず

2009-02-09 22:01:01 | Weblog
 何かあるとしたら,こういうタイミングだろう,という気がして,何としても劇場に行きたかった。朝から気合入れまくって,自分の仕事は早く終わらせたのに,「夕方から」のはずだった打ち合わせの開始時間が,他の人の都合で 6 時半からになる。しかも長引くし,その間に次の用事まで増えるし。そんなこんなで秋葉原に着いたのは,もう公演が終わろうかという頃だった。

 7 階からエスカレーターに乗ると,8 階が静まり返っている。ああ何かあったんだなと分かる。モニターを見ると全員横並びで何か話している様子だが,音が全然聞こえない。見づらい画面に眼を凝らすと,センターにのぞフィスらしい人。ああ,そういうことなのか,と思った時には,もう最後の手つなぎ挨拶になっていた。

 というわけで私は詳細は知らないのだが,のぞフィスこと川崎希さんが卒業を発表したのだという。もう公式ブログにも上がっているそうで。一ファンとしてのは,グランドオープンから劇場公演を支えてくれた人がまた一人 AKB48 を去ることは,少なからず寂しい。ただ,写真集や DVD も出て,今が上り調子の川崎さんにとっては,さらなる飛躍を目指すために,良いタイミングでの卒業なのかも知れない。

 今月 27 日の卒業まで,いくらかの時間があるのはせめてもの救いか。ちゃんとおめでとう,と言って見送れる卒業は久しぶりのような気がする。

B-4thの第一印象

2009-02-08 22:41:06 | Weblog
 B-4th「アイドルの夜明け」公演の初日を見たので,第一印象としての感想を簡単に。一部,ネタバレを含むので,自分の眼で見るまでは内容を知りたくない,という人は読まないでおくことをお勧めする。曲名についてはメンバー発言から聞き取りなので,漢字・かな遣いなどが違う可能性があるため「(仮)」ということで。

 第一印象は「チーム B は大事にされているなぁ」だった。神セットリストと言われた 3rd ほどではないにせよ,佳曲揃いであり,分かりやすくノリやすいアップテンポな曲が並ぶ。ファンの食いつきも良く,あっという間に大盛り上がり大会になるだろう。フリも易し過ぎず難し過ぎず,メンバーが日々真剣に取り組めば力を伸ばして行けるものになっていると思う。

 ただ,それだけ良いセットリストに対して,メンバーのパフォーマンスはまだ追いついていない,という気がした。メンバーの気持ちがノッていることや,一生懸命やっているのは伝わって来たので,決して印象は悪くはなかったのだけれど,劇場デビューから 2 年経ち,4 つめのセットリストとなれば,ただ「頑張っている」だけではなく,それ以上のパフォーマンスの質を求めたいところ。仕上がり具合は,まあ初日にしてはそこそこかな,といった感じだった。あからさまに出来ていないという人はいなかったし,キョドりまくっているような人もいなかったので,アラはそれほど目立たないものの,細かいところで動きが淀んだり,すれ違いや立ち位置の入れ替わりなどで,アイコンタクトでなく「お見合い」になっていたりすることがところどころあった。そこで思い切って行けないところがチーム B かなぁという気はするけれど,これからに期待しておこう。

 あと,B-3rdの「初日」から顕著になって来たこととして,K-4th「支え」もそうだったけれど,今回の「アイドルの夜明け(仮)」や「B スターズ(仮)」などではなおさら,AKB48 としての「物語」を自分語りしなければならなくなっているのだなぁ,という印象か強かった。今回さらに一歩進めた印象を受けたのが「ありがとう」だった。これまでは,メンバーが夢に向けて頑張っている姿それ自身を歌い込んでいたのだが,「ありがとう(仮)」ではさらに,対象としての「ファン,スタッフ,そしてあなた」までが歌い込まれるようになって来た。そこはファンの空想の中で勝手に組み立てていれば良い物語なんじゃないのかな,と思いつつ,今はそこまで作りこんであげないといけないのかなぁ,という気もして,引き続き考察していきたいところ。

 個々のメンバーについて,今の段階で細かいことを言うのはどうかと思うけれど,あえてたった一人に向けて,厳しいことを言っておく。なっちゃんは他のメンバーのことを心配し過ぎ。これまで 3 つのセットリストでも全部,初日からしばらくはそうだったけれど,今回もまだそのクセが直っていない。なっちゃんが他のメンバーを気遣い,たぶんいろいろとダメ出しをしているんだろうな,というのは容易に想像できるし,それはそれですばらしいことなのだけれど,ものには限度というものがある。もう他のメンバーのほとんどは,ステージにたって 2 年が経つのだ。劇場歴 3 年のなっちゃんと,差はそんなに大きくない。もう他人のことより,なっちゃん自身のことを考えるべきだ。それに,なっちゃんが本当に気を遣わなければいけない相手は,他のメンバーではなく客席なのだ。

 一ファンとして素直な感想を言えば,「好きと言えば良かった(仮)」「たんぽぽの決心(仮)」「ありがとう(仮)」あたりは,思わずウルッと来た。どれも飛び抜けた名曲というわけじゃないけれど,かなりの佳曲で,じんわり心に沁みる。

 あと,バックダンサーの 7 期研究生の片方 ( 背が高くて赤い衣装 ) が,めちゃめちゃすごかった。記憶の中で写真と照合したが,誰だか分からなかった。もう一人の鈴木まりやさん ( だと思う ) もかなりすごいのに,それを上回って,メンバーを食ってしまう出来。フリのキレや大きさといい,目線の強さといい,明らかに別格。既に出来上がり過ぎているので劇場ファンとしてはおもしろくないけれど(笑)。もうちょっと表情がやわらかいと良いかな。バックダンサーの時の表情は険し過ぎたので。手つなぎ挨拶の時はそれなりに笑顔だったけど。

いろいろ凹み中

2009-02-08 17:34:19 | Weblog
 書かなくちゃいけないことはたくさんある,ような気がするのだけれど,どうにも元気が出ない今日この頃。個人的には仕事からの帰りが連日 24 時前後だとか,今の仕事を続けて行くのかとか,仲良くなりたい女性からまったく相手にされていないとか,まあそういった問題はあるのだが,まあそれらは私に常について回ることなんでどうでも良いとして,このブログにとって重要なのは AKB48 についてである。

 劇場公演を見れば「ああ,やっぱり劇場は楽しいな」と思うし,輝こうとしている女の子たちが頑張っている姿は好ましいと感じる。そんな風に私たちファンはいつも,明るく,きれいで,楽しいところだけを見ていたいのだけれど,光があれば陰があるように,直面しなければならない現実というやつがあるのも事実で,それは彼女たちが必ずしも全員,うまくいくとは限らないってことだ。どうしようもないこと,なのだけれど,やっぱりつらい。特にこのところ,幸せな卒業とは思いにくい卒業が続いたので,重いボディブローを立て続けに食らったようなダメージがまだ残っている。

 もう一つは,ファンとして何ができるのか,ということだ。私は AKB48 の物語を綴ることが好きだったけれど,大きな物語はもはや一ファンの妄想の及ぶ規模ではなく,小さな物語を綴るには情報量が増え過ぎている。いずれにしても目の前の現実に流されていくしかなくなってしまっていて,ファンの側からの物語を仕掛けていく隙間が,もはやほとんど見つけられなくなってしまった。

 さらにここからはごく私的な話になってしまうが,一人の人間としてどうなのか,ということも突きつけられる気がする。彼女たちに向けた言葉は,いつも諸刃の剣のように我が身を切りつけている。夢は何なのか,そのために何をどう努力しているのか,油断せずに頑張り続けているか,日々の仕事を「流して」はいないか,一期一会の心がけを忘れていないか,と。気持ちのどこかで言い訳をしたくなる。もう俺は若くないんだよ,俺が勝負をかける時期は終わったんだ。あの頃は夢に向かってちゃんと頑張ったし,そこそこ良い結果を出していた時期もある。結局は力及ばず負けてしまったけれど,身体も心も生活もボロボロになるまで 20 年も闘ったんだ。もう地味に堅実に余生を送ったって良いじゃないか。だが,言い訳を重ねるほどに,別のどこかが疼く。本当にそれで良いのか,逃げているだけじゃないのか,と。

 アイドルネタのブログには不似合いな内容になってしまった。もともと妄想垂れ流しブログなのでお許し願いたい。

※2009.2.9 00:41 ミスタイプ 1 箇所訂正しました。間違いは取り消し線を引いて残しておきました。

激動の中でB-3rd千秋楽

2009-02-02 02:25:34 | Weblog
 近野さんの事務所が決まったり、クリスこと中塚さんがメンバーに昇格したりしたらしいのだが、その間私は私事で劇場に行けずにいたのですっかり取り残されている。週末に近野さんが出ている公演で、自己紹介の時に「研究生の…」って言うのを聞いて、あれ?と一瞬思ってしまったが、そうか、近野さんの方は研究生のまま事務所が決まったんだっけ、と勘違いに気づいた。

 そして 2/1(日)は B-3rd「パジャマドライブ」公演の千秋楽に向かっていたら、ぐっさんこと野口さんが卒業発表との知らせが飛び込んで来る。当日発表か!うーん。何かもう、毎日あまりにも激しく物事が動くので、追い切れない感。

 ぐっさんは確かに「何が何でもアイドルになる!」みたいなギラギラ感はなくて、ゆるーいキャラではあったけれど、その緩さが一服の清涼剤のように思える時が少なからずあったし、そしてあのシュールな、人の気を引き付けておいてぽいっと放り出す絶妙のユーモアは、非常に得がたい人材だったと思うので、やっぱり残念。

 何しろ、卒業する最後の公演が終わって、ファンに言葉を伝えられる最後の最後となるはずの陰ナレで「ぐっさんじゃんけん」をやって(実際にじゃんけんが見える必要がないことを理解している点がまたすごい)「今勝った人は、B-4th 初日のメールが外れます」なんて冗談を言ってのけられるような子は、そうそういるもんじゃない。ああいう子のやる気を刺激し切れなかった、育て切れなかったのは、劇場とファンとが共に後悔と反省を分かち持つべきことかも知れない。

 B-3rd についての総括はいずれ書きたいと思っているけれど、とりあえず千秋楽についてだけ、簡単に述べておく。千秋楽はさすがに全員、思いがこもっていて、とても良い公演だったと思う。ただ、あえて厳しいことを言うと、あれくらいの水準を日々維持できるようであって欲しい、と思う。チーム B についていつも思うことは、「たまに良い時はあるけれど、続かない」ということだった。それは B-3rd の期間でも、結局、解決しないままの宿題として残されたのではないかと思う。

 あの劇場では常に「どの日も特別な 1 日」だ。リンクを貼っておいただけだと読まない人もいると思うので、古いエントリから一部引用しておく。

…パフォーマーとして大事なことは、そういう「特別な時」に無意識に発揮されるようなパワーを、毎日、全曲で、意識的に発揮できるようにすること、だと思う。日々のステージが「日常」になってしまったら、今日は昨日の、明日は今日の繰り返しでしかなくなってしまう。そして特に AKB48 劇場は、客の顔ぶれもあまり変わらなかったりするから、ついルーティンをこなしている心境になってしまうかも知れない。でも、客の中にはその日が初めての人もいれば、その日が大切な日 ( 誕生日とか ) の人もいるはずで、毎日が誰かにとって「特別な日」なのだ。その特別な日にかける思いに応えるためには、舞台の上の人は、常に一期一会の心がけでステージを務めなければならないのだ。

 私たちファンが何度も劇場に足を運ぶのは、昨日とは違う今日の姿を見るためだ。昨日と同じステージを見たいだけなら、DVD を何度でも眺めていれば良い。だが、たとえ同じセットリストで演じていても、生身の人間が演じている限り、昨日と今日は同じではないと思うからこそ、劇場に通うのだ。まして、日々のステージで成長していく ( はずの ) メンバーたちによるステージであれば、なおさらのことだ。昨日が昨日で特別な 1 日だったように、今日はまた別の、特別な 1 日なのだ。

 そして、感動というのは、そういう客の思いと、それに応えるステージ上の演じ手の思いとが出会ったところに生まれるものなのだ。

 1 公演 1 公演を大切に、という気持ちを持つことは、もちろん重要だ。ただ、いかにそう思っていても、それをきちんとステージ上でのパフォーマンスで発揮できないのでは、いつまでも素人の域を出ない。プロとしてやっていくには、ステージ上から強い気持ちを押し出していくこと、それを必要な時に意識して発揮できるようにすることだ。

 神公演と呼ばれた B-3rd「パジャマドライブ」公演でも完全には脱皮し切れなかったチーム B にとって、次の B-4th は、決して脅しではなく、ラストチャンスになると思って取り組んで欲しいと思う。私は、チーム B メンバーはそれができるはずの人たちだと信じている。