予想はしていたことだが、混んで来た。入場者数はコンスタントに 150 を超えるようになって来た、らしい。金曜夜に行ってみると、いつからそうなったのかは知らないが、以前は 7 列あった椅子のうち、後ろ 2 列がなくなり、つまり立ち見エリアが広がっていた。まあ妥当な、というか、少なくともやむを得ない措置だと思う。そこに立ち見の人が 3 列、4 列と層を重ねるように増えていくわけだが、あの劇場の場合、ステージが低く、客席の段差も少ないので、後ろの方はステージが何も見えなくなる。これは辛い。
現在、座席は柱の内側が約 50 席と、両外側最前列に各 5 席で、計約 60 席。関係者向けの予約席が増えていることも考えると、座って見たければ整理番号 50 までが限界だろう。だったら AKB48 なんだから 50 じゃなく「under 48 or nothing」とでも名付けようか、と友人と話していたのだが、帰宅して考えたら、良くない事柄を語るフレーズに 48 の数字は使いたくないな、という気もした。立ち見で良いとしても、各列 10 人として、2 列目までが限界だろう。つまり整理番号が 70 を超えたら、もうまともに見られる状況ではない、ということだ。
実際、私と友人は土曜昼の部に 90 番代で入場したのだが、ほとんど何も見えなかった。いつもの「皆さん『ノッていたら』いぇーと答えてください」に、私も友人も初めて無言を通したが、もちろん示し合わせたわけではない。ノリようのない場所なのだ。後で友人と昼飯を食いながら、彼は「今日、かやって出てたの? ずっと見えなかったけど」と言い、私は「今日から私のイチオシ二推しは渡邊志穂さんと篠田麻里子さんに決まりだな。後ろからでもこの 2 人の顔だけは辛うじて見えるから」と言うなど、それぞれブラックな冗談を言い合って苦笑いしたほどだ。
誤解しないで欲しいのだが、これは劇場側を責めているわけではない。もともとあの場所 ( 天井が低く段差が少ししかつけられない ) に劇場があり、ハコ自体があの規模である以上は、いつか来るはずの事態だった。それは最初から分かっていて、そしてついにその日が来たというだけのことだ。ちょっと悲しいが、仕方がない。
そして残念ながら、しかしこれもまた予想通りなことに、嫌な客も増えて来た。立ち見の後部、ステージがほとんど見えない場所に、ステージの進行に関係なく、おそらくはそもそもステージで輝く人たちを見るつもりすらなく、ただ奇声を発して無闇に騒げれば良いだけの人たちが巣食い始めたようだ。彼らにとっては悪い意味で安住の地になるだろう。
ほんのちょっと前までは、厄介系の人たちでも、AKB48 のことを好きでやっているというのは感じられたから、楽しみ方の流儀の違いだと受け入れられた ( まあ、外してるだろ、と思うことも時々あったが)。先日このブログで「お見送り」のために走ることに文句を書いたところ、もしかするとここを読んだ人がいて互いに自粛しあってくれたのか、先週末くらいは無茶な走り方をする人がかなり減った…ような気がした。だがこの金・土はもう、脇目も振らずに突進する人たちがたくさんいた。
おっさんが仕事終わってから開演ギリギリに駆けつけても、まだ当日のチケットを買えて、運が良ければ座れて、立ち見だったとしてもほどほどにメンバーの顔とダンスとを見られるくらいの場所で、良質な楽曲と一生懸命なステージを、アットホームな雰囲気で味わえる、っていうのが楽しかった。でもやっぱり、楽しい時間は短かったのかなあ、という気がしている。もともとメジャー志向のアイドルなんだから、それは当然の帰結なのだと思う。もちろん、今だって何時間もチケットに並ぶ根性があれば、私でも前の方で見ることはできるだろう。それは確かに公平だ。だが私の場合は、アイドルの応援だけに人生の時間を費やせるわけではないので、日々のその競争には参加できそうもない。
AKB48 を盛り上げる「地熱」になれなくて、ごめん。それでもまだ、運良く時間が空いて早めの整理番号が取れそうな時くらいは、たまに会いに行くからね。
現在、座席は柱の内側が約 50 席と、両外側最前列に各 5 席で、計約 60 席。関係者向けの予約席が増えていることも考えると、座って見たければ整理番号 50 までが限界だろう。だったら AKB48 なんだから 50 じゃなく「under 48 or nothing」とでも名付けようか、と友人と話していたのだが、帰宅して考えたら、良くない事柄を語るフレーズに 48 の数字は使いたくないな、という気もした。立ち見で良いとしても、各列 10 人として、2 列目までが限界だろう。つまり整理番号が 70 を超えたら、もうまともに見られる状況ではない、ということだ。
実際、私と友人は土曜昼の部に 90 番代で入場したのだが、ほとんど何も見えなかった。いつもの「皆さん『ノッていたら』いぇーと答えてください」に、私も友人も初めて無言を通したが、もちろん示し合わせたわけではない。ノリようのない場所なのだ。後で友人と昼飯を食いながら、彼は「今日、かやって出てたの? ずっと見えなかったけど」と言い、私は「今日から私のイチオシ二推しは渡邊志穂さんと篠田麻里子さんに決まりだな。後ろからでもこの 2 人の顔だけは辛うじて見えるから」と言うなど、それぞれブラックな冗談を言い合って苦笑いしたほどだ。
誤解しないで欲しいのだが、これは劇場側を責めているわけではない。もともとあの場所 ( 天井が低く段差が少ししかつけられない ) に劇場があり、ハコ自体があの規模である以上は、いつか来るはずの事態だった。それは最初から分かっていて、そしてついにその日が来たというだけのことだ。ちょっと悲しいが、仕方がない。
そして残念ながら、しかしこれもまた予想通りなことに、嫌な客も増えて来た。立ち見の後部、ステージがほとんど見えない場所に、ステージの進行に関係なく、おそらくはそもそもステージで輝く人たちを見るつもりすらなく、ただ奇声を発して無闇に騒げれば良いだけの人たちが巣食い始めたようだ。彼らにとっては悪い意味で安住の地になるだろう。
ほんのちょっと前までは、厄介系の人たちでも、AKB48 のことを好きでやっているというのは感じられたから、楽しみ方の流儀の違いだと受け入れられた ( まあ、外してるだろ、と思うことも時々あったが)。先日このブログで「お見送り」のために走ることに文句を書いたところ、もしかするとここを読んだ人がいて互いに自粛しあってくれたのか、先週末くらいは無茶な走り方をする人がかなり減った…ような気がした。だがこの金・土はもう、脇目も振らずに突進する人たちがたくさんいた。
おっさんが仕事終わってから開演ギリギリに駆けつけても、まだ当日のチケットを買えて、運が良ければ座れて、立ち見だったとしてもほどほどにメンバーの顔とダンスとを見られるくらいの場所で、良質な楽曲と一生懸命なステージを、アットホームな雰囲気で味わえる、っていうのが楽しかった。でもやっぱり、楽しい時間は短かったのかなあ、という気がしている。もともとメジャー志向のアイドルなんだから、それは当然の帰結なのだと思う。もちろん、今だって何時間もチケットに並ぶ根性があれば、私でも前の方で見ることはできるだろう。それは確かに公平だ。だが私の場合は、アイドルの応援だけに人生の時間を費やせるわけではないので、日々のその競争には参加できそうもない。
AKB48 を盛り上げる「地熱」になれなくて、ごめん。それでもまだ、運良く時間が空いて早めの整理番号が取れそうな時くらいは、たまに会いに行くからね。