公式ブログでは MVP 制とやらについて反感が出始めている (と書いている間にも、さらに批判的書き込みが続いている)。12/28 にはやっていなかったから、たぶん今日 (12/29) から始めたんだろう。MVP 制については先日、御大・秋元康さんがカフェでファンとの雑談に応じてくれていた時に口にしていたので、ああ、あれかな、という感じ。
で、初の MVP は、立ち上がって応援する人が選ばれたらしい。当日実際に見ていない私が書くのもナンだが、早々からソレは、やっぱり大間違いなんじゃないだろうか。というか、少なくともそれは、「今」AKB48 に食いついている層からは、相当に反感を持たれる選択だと思う。まあ秋元先生が選んだわけじゃないだろうし、現場スタッフにしてみれば、つい目立つ人にあげちゃった、ってことなんだろうけれど、そもそもその辺の意思統一ができていないあたりもナンだかなあ、という気がすることは事実。
御大を批判するようで大変畏れ多いのではあるが、MVP 制にしても、そもそも秋葉原に劇場を作ったことにしても、プロジェクトを進める側の人たちが、AKB48 にどういう初期ファン層を獲得したいのかが、ひどくちぐはぐに見える場面がある。もっと有り体に言えば、今のアキバ系プレアイドルヲタというものの実情を、あまりご存知ないのではないか、と思うことが多いのだ。などと偉そうに書けるほど、私も知っているわけじゃないんだが、まあ自分のことは棚に上げて続ける。
今の時点で AKB48 に食いついている人の大半は、一言で言えば「もう今のアキバ系ヲタにはついていけないよ」って層だ (あくまでも私の解釈なので、念のため)。アイドルとファンの間に一線を引いて、ファンの側の思い入れを投影していたい人たちだ。そして現状の AKB48 というのは、楽曲にしてもステージングにしても、ファンとの「交流」をほとんどさせていない点からしても、まさにそうした人向けに作られている (ように見える)。だからみんな「これこそ (長いこと見られなくなっていた) アイドルの王道だ」と狂喜しているのだし、また一方、路上や撮影会で本人にがっついたり、舞台の上の本人をそっちのけにヲタ芸で飛び跳ねたりするような、今の「アキバ系ヲタ」ノリは嫌いなのだ。
プロジェクトの狙いを説明する時、秋葉原がアイドルの「聖地」であるとか、秋葉原の「地熱」という言葉がしばしば見られる。しかし秋葉原の「地熱」というものがあるとしたら、それは路上だの撮影会だので本人にがっつくような、あるいはライブハウスでの自主公演で飛び跳ねるような、そういったエゲツないところにあるのではないか。逆に、今のようなファン層を獲得するのであれば、秋葉原である必然性はほとんどなかったのではないか。むしろ、今のアキバブームが去った後、彼女たちにいつまでも「秋葉原」の名前が冠されることは、必ずともプラスにならないのではないか。
で、初の MVP は、立ち上がって応援する人が選ばれたらしい。当日実際に見ていない私が書くのもナンだが、早々からソレは、やっぱり大間違いなんじゃないだろうか。というか、少なくともそれは、「今」AKB48 に食いついている層からは、相当に反感を持たれる選択だと思う。まあ秋元先生が選んだわけじゃないだろうし、現場スタッフにしてみれば、つい目立つ人にあげちゃった、ってことなんだろうけれど、そもそもその辺の意思統一ができていないあたりもナンだかなあ、という気がすることは事実。
御大を批判するようで大変畏れ多いのではあるが、MVP 制にしても、そもそも秋葉原に劇場を作ったことにしても、プロジェクトを進める側の人たちが、AKB48 にどういう初期ファン層を獲得したいのかが、ひどくちぐはぐに見える場面がある。もっと有り体に言えば、今のアキバ系プレアイドルヲタというものの実情を、あまりご存知ないのではないか、と思うことが多いのだ。などと偉そうに書けるほど、私も知っているわけじゃないんだが、まあ自分のことは棚に上げて続ける。
今の時点で AKB48 に食いついている人の大半は、一言で言えば「もう今のアキバ系ヲタにはついていけないよ」って層だ (あくまでも私の解釈なので、念のため)。アイドルとファンの間に一線を引いて、ファンの側の思い入れを投影していたい人たちだ。そして現状の AKB48 というのは、楽曲にしてもステージングにしても、ファンとの「交流」をほとんどさせていない点からしても、まさにそうした人向けに作られている (ように見える)。だからみんな「これこそ (長いこと見られなくなっていた) アイドルの王道だ」と狂喜しているのだし、また一方、路上や撮影会で本人にがっついたり、舞台の上の本人をそっちのけにヲタ芸で飛び跳ねたりするような、今の「アキバ系ヲタ」ノリは嫌いなのだ。
プロジェクトの狙いを説明する時、秋葉原がアイドルの「聖地」であるとか、秋葉原の「地熱」という言葉がしばしば見られる。しかし秋葉原の「地熱」というものがあるとしたら、それは路上だの撮影会だので本人にがっつくような、あるいはライブハウスでの自主公演で飛び跳ねるような、そういったエゲツないところにあるのではないか。逆に、今のようなファン層を獲得するのであれば、秋葉原である必然性はほとんどなかったのではないか。むしろ、今のアキバブームが去った後、彼女たちにいつまでも「秋葉原」の名前が冠されることは、必ずともプラスにならないのではないか。
昨日初めてAKB48を見にいき、すっかり夢中になりました。最初は周りのノリについて行けないのではないかとおそるおそる見に行ったのですが、すごく楽しめました。AKB48にはついているファン層が異なるという分析に納得です。たしかに秋葉原でなくても良かったのかもしれませんが、逆にAKB48が秋葉原を変えていくような期待をしてしまいます。「アイドルとは何か?」という一石をアキバ的現状に投じた感がありました。
そうですね。秋元先生がすべてを理解した上で「どうだ、これが『本当の』アイドルの楽しみ方なんだぞ、こっちの方が楽しいだろ」っていう提示をしているのかも、という気がすることもあります。
どちらが正解かはご本人に聞かないと分からないわけですが(笑)、もちろんそんなことはおっしゃらずに、何か我々をあっと言わせるような仕掛けをしてくださることと思います。