たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

『マルテの手記』より(1)

2022年10月31日 20時24分04秒 | 本あれこれ
「これは夜の物音である。しかし、そういう音よりももっと恐ろしいものがある。それは静けさだ。大きな火事のときにも、同じようにひっそりとして緊張の極に達する瞬間がときどきあるようだ。ポンプの噴出がやみ、消防夫ははしごをのぼるのをやめ、だれもが息をひそめてたたずんでいる。頭上の黒い蛇腹(じゃばら)が音もなくせり出し、高い壁が、立ちのぼる火柱の前で黒々と音もなく倒れ始める。だれも息をひそめ、首をちぢめ、仰向いて目をむきながら立ち、すさまじい結末を待っている。この都会の静けさはそれに似た静けさである。」

(リルケ著・望月市恵訳『マルテの手記』1946年1月20日第1刷発行、1982年3月10日第34刷発行、岩波文庫、9頁より)


コロナ対策で?人口減少

2022年10月31日 15時44分37秒 | 気になるニュースあれこれ
総務省統計局

人口推計(令和4年(2022年)5月確定値、令和4年(2022年)10月概算値) (2022年10月20日公表)

【2022年(令和4年)10月1日現在(概算値)】
    <総人口> 1億2483万人で、前年同月に比べ減少 ▲67万人 
                                  (▲0.53%)

【2022年(令和4年)5月1日現在(確定値)】
    <総人口> 1億2507万2千人で、前年同月に比べ減少 ▲70万4千人
                                    (▲0.56%)


・15歳未満人口は 1462万3千人で、前年同月に比べ減少 ▲26万6千人
                                   (▲1.79%)  
  
・15~64歳人口は 7420万人で、前年同月に比べ減少 ▲53万3千人 
                                     (▲0.71%)

・65歳以上人口は 3624万9千人で、前年同月に比べ増加   9万5千人
                                     ( 0.26%)

<日本人人口> 1億2232万5千人で、前年同月に比べ減少     ▲67万2千人 
                                     (▲0.55%)

https://www.stat.go.jp/data/jinsui/new.html


https://twitter.com/mqa1En7Flf8tei4/status/1586299468306972673 より、
 
「この騒動は一般大衆の思い込みや観念を利用して出来上がってる。
PCR検査が検査だという思い込み。ウイルスが病気を引き起こすという思い込み。医者や学者が正しいことを知っているという思い込み。政府が国民のためにしているという思い込み。テレビや新聞が正しいことを流しているという思い込み。」


2022年の超過死亡はすでに戦後最大となった2021年を上回っている異常事態を、大手新聞もテレビもいっさい報道しない日本という国のおそろしさよ。
 

専門家を交えたワクチン大議論会 推進派・中立派・慎重派・反対派の議論会-文字起こし

2022年10月30日 23時18分51秒 | 気になるニュースあれこれ
https://twitter.com/ficc_ystk/status/1586671253154238465より、


2022.10.18に行われた【こどもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟】主催の動画を文字お越ししたものです。
文字で確認して、疑問に思ったらぜひ元動画も確認してみてください。

司会:
川田龍平(参議院議員 超党派議員連盟会長)

プレゼンテーター
村上康文(東京理科大名誉教授)
森内浩幸(長崎大学病院 教授)
井上正康(大阪市立大学名誉教授)
小島勢ニ(名古屋大学名誉教授)

質問者:
神谷宗幣(参政党 参議院議員)
青山やまと(立件民主党 衆議院議員)
須藤元気(参議院議員)

コメント:
宮沢孝幸(京都大学医生物学研究所附属感染症モデル研究センター准教授)
阿部知子(立憲民主党 参議院議員 小児科医師)
早稲田ゆき(立憲民主党 衆議院議員)
南出賢一(泉大津市長)

https://watch.ivory.ne.jp/doku.php?id=%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3:%E5%B0%82%E9%96%80%E5%AE%B6%E3%82%92%E4%BA%A4%E3%81%88%E3%81%9F%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3%E5%A4%A7%E8%AD%B0%E8%AB%96%E4%BC%9A10.18



新型コロナウイルス感染症を、感染症法の分類からすみやかに外すことを要求します

2022年10月30日 14時29分45秒 | 気になるニュースあれこれ
https://twitter.com/takavet1/status/1586312924200828928より、

「結論から
新型コロナウイルス感染症を、感染症法の分類からすみやかに外すことを要求します。違法状態を放置するのは許されない。また、新型コロナワクチンも特例で使用を承認されていますが、弱毒化した今、使用を一旦凍結し、再度、審査をやり直すことを求めます。


『新型コロナウイルス』という名称は日本で使用されているものです。他国では使用されていない名称になります。正式名は今のところ、重症急性呼吸器症候群(SARS)コロナウイルス(CoV)2型(SARS-CoV-2)になっています。

SARS-CoV-2はSARS-CoV(2002-3年に流行)に「遺伝的に」近縁だったので、このような名称になったに過ぎません。SARS-CoV-2がSARSを起こしたわけではありません。疾患名はSARSではなくCOVID-19(2019年コロナウイルス感染症〔Coronavirus Disease〕)になります。

COVID-19はSARSほど致死率は高くなく、SARS-CoV-2に感染しても無症状の割合は比較的高く、発症してもほとんどの方は肺炎に進行することなく回復しました。高齢者では致死率はインフルエンザよりも高かったのですが、若年層ではインフルエンザ並かそれ以下でした。

流行当初は、近年流行したヒトコロナ(229E等)による疾患よりも重いものでしたが、変異を繰り返すごとに、また免疫獲得者の割合が増えたことにより、ウイルスの病原性は低下してきました。もはや肺炎を起こす人はほとんどおらず、COVID-19も終息したのです。

従って、COVID-19を引き起こす病原体としてSARS-CoV-2(日本では新型コロナ)が規定されるのであれば、もはやSARS-CoV-2も存在しているとは言えません。遺伝的にSARS-CoVに近いという理由で「暫定的に」つけられた名前で、今後名称は変わるものと思われます。

感染症法でCOVID-19は新型インフルエンザ等感染症に分類されています。この法律では、病原体の病原性が新型インフル以下になった場合は、速やかに指定が解消されます。現在の病原性は新型インフルどころか従来の季節性インフルと同等かそれ以下になっています。

上記のようにCOVID-19(Coronavirus Disease-19)には「新型」という単語はもともと入っておらず、単に2019年に出現したコロナウイルスによる疾患(群)を表したものです。COVID-19を「新型コロナウイルス感染症」と呼ぶことが混乱を招いています。

新型コロナウイルス感染症を、感染症法の分類からすみやかに外すことを要求します。違法状態を放置するのは許されない。また、新型コロナワクチンも特例で緊急使用を承認されていますが、弱毒化した今、使用を一旦凍結し、再度、審査をやり直すことを求めます。」



2022年10月29日日刊ゲンダイ、

「世界で日本だけマスクを着用しているのはなぜ? 背景にあるマインドコントロールと奴隷教育」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/313613より、

「今、世界で日本だけマスク着用している第1の理由はマインドコントロールされているからです。

 テレビの報道で連日、怖い感染症と報道されました。メディアは恐怖をあおると視聴率が上がるので恐怖をあおり続けました。


  第2の理由は日本人の奴隷教育です。

 奴隷教育とは日本では当たり前の次のような教育です。

・良い大学に入り良い会社に入るために勉強する
・成績が良いと褒められ悪いと叱られる

これは成績が良いと価値があり、悪いと価値がないという価値観で、実は奴隷に対する教育なのです。

 日本人は「絆」は良いと思っていますが、元の意味は奴隷や動物を拘束する足かせ手かせで、マスクももともとは奴隷に着用させて個性を殺すためのものです。

 マインドコントロールされると情報が更新されにくくなります。


 ウイルスが変異し、ただの風邪に近くなり流行が終わってもマスクは継続です。無自覚ですが自分の信念で着用することと同調圧力があるからです。

 同調圧力とはコントロールスピリットです。これも無自覚ですが、人をコントロールしたいと思うコントロールスピリットが、ちまたにあふれています。」







参議院厚生労働委員会、川田議員のワクチンについての質問

2022年10月30日 00時10分39秒 | 気になるニュースあれこれ
https://twitter.com/wotakumame/status/1585458191512764419より、

「参議院 厚生労働委員会
川田議員のワクチンについての素晴らしい質問👏

◯4回目ワクチン接種率が全国トップレベルの山形県の新規感染者数が最も多い

◯接種してから一定期間経過すると、逆に感染しやすくなるとの分析もある

◯ワクチン接種率と新規感染者数との関係をどのように思っているのか 1/」


「佐原健康局長
◯人口当たりの感染者数をワクチンの接種率のみによって評価するのは困難 2/」


「川田議員

◯有効性や安全性の追跡調査をリアルワールドデータに基づいてしないというのは、国民の命と健康をなんだと思っているのか!

◯新規陽性者や重症者のワクチン接種歴の追跡という重大なことを疎かにするとは考えられない 3/」

「佐原健康局長

◯元々ワクチンの有効性を評価するために行ってきたものではない 4/」

「川田議員

コロナ感染後に死亡した41人の子供について
◯外的要因で亡くなった子も含まれる

◯感染歴があれば数ヶ月後に別の要因で亡くなった子も含まれる

◯決して接種群と非接種群で有意差があるわけではない 5/」

「佐原健康局長

◯本調査はワクチンの有効性を評価することを目的にしたものではない

◯20歳未満の死亡例の収集、及び死亡の経緯等の詳細な情報を集積することを目的としている 6/」

「川田議員

◯森内教授もインフルやRSのほうが重大な問題だと言っている

◯接種スケジュールが過密で誤接種も起こりやすいと言われている

◯中長期的な影響を考えると、接種義務を外すべき 7/」

「佐原健康局長

◯ワクチンの効果・有効性・安全性についてのデータが十分に出てきたので、努力義務を追加した 8/」

「川田議員のワクチンについての質問は、1:05:30〜
9/9」


2022年10月27日参議院厚生労働委員会

https://www.youtube.com/watch?v=hP2YgCGjiR4



https://twitter.com/takavet1/status/1586000100366909441より、

「COVID-19を起こす新型コロナはもはや存在しないと考えると、特例承認の根拠もなくなります。今回mRNA製剤を「ワクチン」として審査したことにも問題があります。mRNA製剤として審査すべきだった。mRNA製剤に備え厚労省は長い時間をかけて議論して準備していたはず。」

『星の王子さま』

2022年10月29日 13時38分58秒 | 本あれこれ


大切なものは、目にはみえないんだよ
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/91f9bb2cea1902a27486b6ccba54fd33


★『星の王子さま』(1943)

『星の王子さま』が執筆された直接の動機については、つぎのようなエピソードが伝えられています。サン=テグジュペリの作品のアメリカ合衆国での出版元の社長、カーチェイス・ヒチコックが、あるとき、同席した作家がレストランの紙のテーブルクロスにさかんに子供の絵を描いているのをみて、そのわけをたずねたところ、「ぼくの心のなかにはこんな男の子が住んでいるのさ」という答えが返ってきました。そこでヒチコックは、その年のクリスマス用に、作者自身の挿し絵入りの子供用の本を書くようにすすめたというのです。サン=テグジュペリはまもなく執筆にとりかかったものの、出版までには一年ほどの歳月を要しました。とくに1942年の夏から集中的に書きはじめられたとされていますが、前年の終わりには突然妻のコンスエロも合衆国にやってきて、執筆中はたえずアントワーヌのそばにいて世話をやきました。この時期は夫婦関係において比較的平穏なひとときだったと言われています。サン=テグジュペリが原隊に復帰するため、船で北アフリカに渡ったのは、『星の王子さま』の出版とほとんど同じころでした。その一年後に姿を消した彼は、この作品の世界的成功には立ち会っていないのです。

★サン=テグジュペリについて、

『星の王子さま』の作者アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリは、1900年、フランスの地方都市リヨンに生まれました。伯爵家の5人兄弟の長男として生まれた彼は、4歳の時に父を亡くすと、母方の親族のもとに身を寄せます。
自然に恵まれたラ・モールやサン=モーリス・ド・レマンスの古い城館で過ごした子ども時代は、サン=テグジュペリにとって幸福で実り多いものでした。彼はこの時代を終生思慕しつづけ、その思い出は尽きることのない想像力の泉となったのです。
20歳の時、サン=テグジュペリは兵役をきっかけに、飛行士としての道を歩き始めます。のちに航空郵便会社に入社した彼は、飛行士として航路を開拓し、華々しく活躍しました。そのかたわら『夜間飛行』『人間の大地』などの名作を発表し、作家としても着実に名声を高めていくのです。

1939年に第二次世界大戦が勃発すると、サン=テグジュペリはアメリカに亡命しました。ドイツの対ソ宣戦布告、日本の真珠湾攻撃と戦火が拡大するまさにそのさなか、彼は『星の王子さま』の執筆にとりかかります。
戦争による荒廃のただ中にあって、人間にとって本当に大切なものは何か、幼くして弟を失い、戦争でまた親友を失うという絶望を味わった彼は、その答えを十分すぎるほど知っていました。
それは、大人の心の奥にも密かに息づいている「内なる子ども」の無心な愛。その純一な愛こそが、苦しみの中で人間を根底から支える力となりうることを、多くの人々に伝えたい。そんな思いをたくして、1943年、『星の王子さま』は出版されたのでした。
この出版とほぼ時を同じくして、サン=テグジュペリは連合軍に参加するためアメリカをあとにします。軍隊に復帰した彼は、熟練した空軍のパイロットとして祖国フランスのため果敢に闘いました。
その翌年の7月31日、フランスのコルシカ島から偵察飛行に出かけた彼は、そのま消息を絶ちます。そしてついに還ることはなかったのです。







 箱根の「サン=テグジュペリ星の王子さまミュージアム」が来年3月末で閉館することを公式ツィッターで発表しました。コロナ禍による客足の減少と建物の老朽化によるとのこと。箱根全体が行き過ぎた感染症対策により魅力がなくなってしまったという声もみかけます。コロナ恐怖を煽り続け、日本全体にすり込んだた専門家たちの罪は大きいと思います。最初の緊急事態宣言は仕方なかったと思いますが、その後は通常モードへと戻していくべきでした。専門家たちは懲りずに今だコロナ恐怖を煽り続け、子どもたちを犠牲にしながら過剰な対策を続けている日本。出生数の減少、死亡者の増加、年金の減額、増税、次世代への莫大なツケを残したコロナ対策により、マジで沈没しそうですわ。

 真彩希帆ちゃんがインスタグラムに星の王子さまミュージアムを訪れた時の写真をアップしてくれています。

https://www.instagram.com/p/CkQHRrRLep3/






ミュージカル『モダン・ミリー』-9月8日シアタークリエ

2022年10月29日 00時15分53秒 | ミュージカル・舞台・映画
『モダン・ミリー』観劇レポート:“夢見ることを恐れない”ヒロインの恋と奮闘
https://www.musicaltheaterjapan.com/entry/2209-6


 このままだと日本は本当に沈没する、わたしに未来も希望もありませんが、そもそも日本自体が終わっている。絶望の日々ですがほんのいっときでも忘れて楽しかった思い出、備忘録。

『モダン・ミリー』、10月2日新歌舞伎座にて無事大千穐楽を迎えました。わたしは、シアタークリエにてなんとか無事に観劇することができました。

笑いはなによりの免疫
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/bc3c6b6da9b54c16364936a1e0e0e48f


2022年9月8日(木)13時~、シアタークリエ

 東宝ナビザーブの先行抽選にエントリーして一列目のほぼ真ん中、キャストのみなさまのお化粧の香りが漂ってくる席。おばさんは、中河内雅貴さんが一幕のソロ歌唱の時視線おくってくれたら、恥ずかしすぎてうつむいてしまったのでした。

 目の前のまぁ様(朝夏まなとさん)、背が高くって、お顔ちいさくって、腰の位置もめちゃめちゃ高くって、とってもキュートでした。真っ赤なドレスとへこたれないヒロイン像は太陽のような笑顔のまぁ様によく似合っていました。机の下でタップダンスしながら机ごと移動していく場面、机の下の足の長いこと長いこと。タイピングをタップダンスで表現するという演出。ハードだったと思いますが楽しめました。いちばん可愛かったのは、みりおん(実咲凛音さん)と廣瀬友祐さんが一目会った途端惹かれ合いデュエットダンスを繰り広げている時、後ろで電話機もったまま固まる場面でしょうか。卓球台の予約をしようとしているところだったかな。ニューヨークにきて就職した誠実第一部保険会社の社長である廣瀬さんを射止めようとしていたまぁ様が見つめ合う二人にクリクリのお目め開いたまま、唖然となっているところ。笑顔がふりきっているみりおんの表情と共に、客席の笑いを大いに誘っていました。まぁ様、昨年暮れの神田沙也加ちゃんの突然の旅立ちはずっと心のどこかにいつもあると思いますが、素敵な笑顔をみせてくれました。沙也加ちゃんの分も『マイ・フェア・レディ』の公演をこなしたあとのまぁ様、出番も衣装替えも多く、タップダンスの連続でハードだったと思います。加藤和樹さんとのコンサートは諦めたので、『王家の紋章』以来で無事に会うことができました。この笑顔がくもることのありませんように・・・。

 みりおん(実咲凛音さん)、廣瀬友祐さんとのデュエットダンス、高い位置のリフトが三回ありました。ハードな振付だったと思いますが振り切った満面の笑顔で美しいポージングを決める体幹、さすがと思いました。歌では高音を綺麗に響かせていました。目の前のみりおん、写真よりも映像よりも色白で何十倍も美人さんでした。

 廣瀬友祐さん、こんなに笑いを誘う役の廣瀬さんは初めてでした。最後みりおんと小野健斗さんが一目で惚れ合った時、客席は別のところで沸いていました。端っこで大きな廣瀬さんがホテルの洗濯物を運ぶボックスに隠れてしまっているのでした。歌声素敵でかっこいい廣瀬さんがお茶目で可愛い一面を披露してくれた舞台。コロナ騒動となってから何本も中止となったのは相当精神的にこたえただろうと思います。二年越しで無事に上演できて本当によかったです。

 いっちゃん(一路真輝さん)、一年前体調不良によりコンサート中止と発表された時は心配しました。お元気そうで安心しました。久しぶりに悪い役のいっちゃん、『ポーの一族』の涼風真世さんのように男役低音ボイスを効かせての怪演。歌うまの安定感は半端ない。客席に拍手を求める場面もありノリノリでとっても楽しそうでした。みりおんを救い出すためにおとりを買って出た保坂知寿さんとのホテル受付での掛け合い、ベテラン同士の、経験によって積み重ねられた確かな力に裏打ちされた場面はこれまた客席が大いに沸きました。

 もう少し続けられるといいかなと思います。

 シャンテでちゃんぽんを食べたあと、カフェ『ARCH』でデザートをいただきました。東京宝塚劇場をみながらの幸せ時間。おそらくほとんどが輸入品、もしくは添加物だらけ、砂上の楼閣ですが、おいしくいただきました。

 







お向かいの東京宝塚劇場では、同じ1920年代が舞台の、全く真逆の作品を上演中でした。 













わたしの苦しみと哀しみが沁み込んだ丸の内仲通り。
三菱一号館美術館のココ・シャネル展にいきたいと気持ちが揺れましたが、このふらふらの体では悔しいですがもう美術館に行くこと叶わず。
 




1979年映画『テス』

2022年10月28日 14時23分16秒 | ミュージカル・舞台・映画
1979年 フランス・セザール賞グランプリ受賞
ナスターシャ・キンスキー
ピーター・ファース/レイ・ローソン
監督・脚本 ロマン・ポランスキー
撮影 ジョフリー・アンスワース
音楽 フィリップ・サルド


 すべてはある春の夕暮れに始まり、やがて秋の夜明けに終わりを告げる。舞台はマーロット。ヒースの花咲き乱れる、イギリスはドーセット州にある美しく、小さな村である・・・。

 ヨーロッパ映画復活の期待をになって、超一流のスタッフによって製作された「テス」はみごと、その重責を果たして、今、日本に上陸しようとしているところだ。

 テスーテス・ダービフィールドという美しい、まだ少女といっていいほどの無垢な女性の真実の愛を描いた19世紀の作家、トマス・ハーディの原作は、その規模とデリケートさにおいて、「風と共に去りぬ」と比較されるほどに全世界にたくさんのファンをもっている。

 いつの世にも変わらない、真実の愛、心の愛を求めて、ある時は歓びに震えある時は哀しみに沈む、そのヒロインの心情にみんなが打たれるからである。

 テスは静かなマーロットの村では誰もがふり返るほどの美しい少女だった。彼女の家柄はさかのぼると貴族の名門なのだが、今は零落して貧しい行商人である。

 その彼女が隣村の豪農、ダーバビル家に雇われたのは、貧しい家計を助けるためだった。しかしその家の息子、アレックは彼女に一目惚れし、強引に言い寄ったあげく、テスは妊娠し、やがて出産する。しかし子どもは間もなく死んでしまう。

 故郷に帰ったテスは過去を忘れ、新しい人生に踏み出すが、その時、彼女の前に姿を現わしたのはエンジェルという物静かな青年だった。二人はやがて恋におち、結婚の約束をする。テスはエンジェルとの新生活で、今度こそ、別の人生を送れると思ったが、心配の種は、アレックとの過ちのことだった。

 新婚初夜、心から彼女を愛しているエンジェルに、テスは過去を告白するかどうか悩む。

 しかし潔癖な心のテスは思い切って告白するのである。

 それをうけたエンジェルのショックと動揺。やがてアレックをまじえた3人の運命が、この夜を契機に大きく変わっていくのである。

 **************

 一人の女と二人の男が、愛という情念を軸にしてクルクルまわる。しかしそこから浮かびあがってくるのは、運命に逆らって自分らしく生きようと愛を貫いたヒロインのテスが結果として悲劇をえらんでいくという女性のはかなさであるー。

 そのヒロインを演ずるのは新人ナスターシャ・キンスキー。「今のままでいて」ですでに一部には熱い注目を集めてはいたが、この作品ではみご華を開いた。バーグマンの再来とまでいわれ、いまヨーロッパからアメリカへ出演依頼はひきもきらない。久びさの大型新人である。日本でも人気爆発はまちがいないところ!

 監督はロマン・ポランスキー。故シャロン夫人の熱心な勧めと、本人の強い意志によるものである。華麗な映像は「2001年宇宙の旅」や「キャバレー」のジョフリー・アンスワース。音楽は「夕なぎ」のフィリップ・リルド。

 フランスのアカデミー賞といわれるセザール賞の作品、監督、両賞を受賞した折り紙つきの名作。









「黙食」の始まり

2022年10月28日 00時44分07秒 | 気になるニュースあれこれ
 「黙食」の元祖は福岡のカレー店なんだそうです。最寄りのバス停近くのスーパーのイートインコーナー、お客様と従業員の安全を守るために、マスク・黙食・アルコール消毒としつこいぐらい貼り紙があってうんざりです。黙浴、黙蒸・・・、こんなアホらしいこと、大人はどうでも好きにすればいいと思います。いちばん犠牲になっているのは給食の黙食を強いられている子供たち。コロナ禍が終わればなくなるつもりで始めたのかもしれませんがどっこい。そもそもコロナが終われば、今はコロナだから仕方がないという発想自体が茶番。日々心身共に成長していく子供たちに取り返しのつかないことをしてしまいました。


2021年1月28日読売新聞、

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210128-OYT1T50234/

「「黙食」呼びかけるポスター、共感の輪広がる…福岡のカレー店主考案

「黙食もくしょく」にご協力を――。新型コロナウイルスの感染が広がる中、福岡市のカレー店が、食事中の会話を控える「黙食」を呼びかけるポスターを考案し、話題になっている。SNSで取り組みを紹介したところ、各地でポスターを貼る店が相次いでいる。店主は「今は我慢の時。お客さんと従業員の感染リスクを減らしたい」と話している。(南佳子)

黙食を提唱するのは、福岡市南区のカレー店「博多スパイス マサラキッチン」の店主、三辻忍さん(46)。福岡県に緊急事態宣言が発令された13日以降、「黙食にご協力ください」「お食事中の会話が飛沫ひまつ感染リスクになります」と呼びかけるポスターを掲示し、15日にツイッターで発信。「店に貼りたい」「こうした店が多くなると良い」といった意見と合わせ、10日ほどでリツイート(転載)は5万件超に上り、「いいね」も約8万件ついた。


 ポスターの画像データを公開したところ、北海道や東京都の飲食店などがポスターを掲示。京都市はホームページにデータを掲載し、市内の飲食店に「黙食」を呼びかけるキャンペーンを始めた。

 きっかけは、同業者や知人から「食事する時、大声で話す客が気になる」「角を立てずに客に注意するのが難しい」と聞くなどしたことだった。三辻さん自身は、店内に飛沫防止の間仕切りを設けるなど感染防止に努め、「ノーマスクでの会話はお控えください」と記したポスターを掲示するなどしてきたが、「より短い言葉を使い、わかりやすいポスターが必要だ」と思った。

 静かに食べる「静食」という言葉も浮かんだが、より感染防止の目的に沿うよう「黙」を採用した。「強い言葉なので、伝わり方次第で反感を持たれる恐れがある」とも思った。今回の緊急事態宣言を受けて営業時間を短縮し、苦境にある中、迷いもあったが、「お客さんと従業員を守るためだ」と言い聞かせた。

 店を始める前に10年以上、デザイナーとして働いた経験を生かし、青地に白い文字で「黙食」と大きく書かれたデザインを考案し、画像を公開。用途に合わせてアレンジする施設も登場している。

福岡県久留米市の温泉施設「久留米 游心の湯」は、三辻さんのデザインをヒントに「黙浴」「黙蒸もくむす」を呼びかけるポスターを作って、掲示する。福島幹子支配人(46)は「マスクを外して入浴したり、サウナを利用したりする人が大半。掲示後は会話せずに利用してもらえるようになった」と喜ぶ。

 反響を呼んでいる理由について西日本工業大の梶谷克彦教授(デザイン学)は「感染への不安を抱える消費者に納得性のあるメッセージだ。コロナ禍を乗り切るため店と客が協力する『黙食』を、わかりやすく伝えるシンプルなデザインが多くの人に受け入れられたのではないか」と分析する。

 三辻さんの店には、黙食の取り組みを知って来店する新規の客がいるという。「黙食を勧める店に安心感を抱く人も多いようだ。食事と会話をセットで楽しむ飲食店の本来の姿を一日も早く取り戻せるよう、呼びかけを続けたい」としている。」

望海風斗コンサート『Look at Me』

2022年10月27日 15時57分03秒 | ミュージカル・舞台・映画
2022年10月26日(水)13時~、東京国際フォーラムホールC

 なんとか無事に往復することができました。右足短くなってバランスの悪い体がふらふらするの、もうどうにもなりません。晴れて暖かくなったのが幸いでした。雨で気温が低かったら無理でした。腹筋と精神力と杖で体を支えながら、ゆっくりゆっくり歩きました。体が動かなくなってから、ずっと行けるだろうかと緊張しっぱなしでした。もう無理かと思いましたが、だいもんに会えました。久しぶりの東京国際フォーラムで、最後だった可能性も大ですが、広いホール内を歩く力はもうなく終演後はお手洗いをすませるとすぐ電車で始発駅まで戻りました。かつて10年以上暮らした街に久しぶりで降り立ち、うどんを食べた後カフェにも入り帰宅ラッシュが一段落するのを待って帰ってきました。どちらもチェーン店ですがよく利用していました。汗と涙と苦しみと哀しみが沁み込んだ街。足しびれているし痛いですが結果的に秋晴れのいい一日となりました。集合住宅を出る時、お散歩にきていた保育園のひよこちゃんたちとすれ違いました。「こんにちは」と挨拶。顎マスクにしていて本当によかったと思いました。男の子がじっとわたしの顔をみました。マスクしていない大人の顔、彼らにとっては異次元の世界なのでしょう。いい一日のスタートでした。チケット取らない方がよかったのかもと思ったりもしましたが、無事往復できた奇跡に感謝。

 前置きが長すぎますが、18時からの配信にそなえてカメラが入っていました。愛情たっぷりのデコッたペンライトの電池が切れてしまい、それもって有楽町を歩いて帰ってくださいってだいもんに言われていた最前列のお友達はPちゃん(鳳真由さん)だったようです。終演後前方席からすぐ外に出た数名の方々は宝塚関係者かな?吉田優子さんいらしてました?マスクしているのでわかりませんがちがうかな? 

 東京国際フォーラムCホール、一階席後方は初、こんなに舞台と客席が近いホールだったのだと気づきました。お手洗いが大変なのはつらいですが、こじんまりとしたいいホール。ノンストップで何回も衣装を着替えて芝居もして、歌い踊り続ける1時間半、高音から低音まで、だいもんの歌による演じ分け、圧巻でした。リフトされたりけっこうハードな振付もありましたが声が全くぶれないの、すごすぎました。トートからエリザベートまで自由に行き来するいっちゃん(一路真輝さん)の姿を重ね合わせたりしながら拝見していました。オペラグラスは持っていきませんでしたが、映像による演出が凝っていて、時折だいもんのアップが映し出されたのでさみしくありませんでした。

 わたしの中でもっとも圧巻だったのは、「僕こそ音楽」だったでしょうか。演奏も素晴らしかったです。イントロが始まった途端これは『モーツァルト』だとすぐにわかりました。数名のバンドメンバーによる演奏とだいもんの歌、帝国劇場のフルオーケストラによる『モーツァルト』とはまた違うよさを醸し出しつつ、同時に広い帝国劇場の空間を圧倒する『モーツァルト』の世界観、「神が遣わした奇跡のひと~♪」が目の前にひろがるような感覚になったひとときでした。この難しい曲をだいもんが歌うとこうなるのか、世渡り下手でおだてにのせられやすくガラス細工のような心のヴォルフガング、パトロンだったレオポルド大司教のために曲をかくことを拒絶し、大衆のための音楽をかくのだという志を貫いて『魔的』を仕上げると命が尽き果てたヴォルフガング、現実にはあり得ないと思いますが、だいもんのヴォルフガングをみたくなりました。

『シカゴ』の「All That Jazz」では、作品にあわせた露出度の高い衣装と振付、わたしが観た中では湖月わたるさんが歌っていた曲かな。筋肉で締まった脚線美を披露。幸い『ガイズ&ドールズ』を観劇することができたので違和感はありませんでした。男役としては小柄、こんなに細い体で『ファントム』の時、真彩希帆ちゃんをお姫様だっこしていたんですよね。今さらながらびっくり。今また宝塚OGのみによる『シカゴ』を上演したらどんなキャスティングになるのかな、だいもんの『シカゴ』もみてみたいと思いました。

『ガイズ&ドールズ』より、井上芳雄さんが演じていたスカイの「Luck Be a Lady」と自身が演じたアデレイドちゃんの「アデレイドの嘆き」の歌による演じ分けも見事でした。衣装もそれぞれ素敵、男役と女役というジェンダーを超えた役として生きる歌い分け、コンサートならではの説得力がありました。スカイのハットのかぶりこなしはさすがです。

『エリザベート』から現役時代、自身は演じていないトートの「最後のダンス」。衣装が細かいところまでみえなかったのは残念でしたが雰囲気は十分に伝わってきました。だいもんの、あれもこれも挑戦したかったという思いが伝わってくる選曲だと思いました。

「Music is My Life」、2020年9月30日の東京宝塚劇場「NOW! ZOOM ME!!」でピアノの弾き語りにより披露されたことを思い出しました。2年の歳月を経てさらに深まりを感じました。沁みました。

 東京国際フォーラム公演、無事に千穐楽を迎えたようです。とにかくみなさま元気でよかったです。「みなさまお元気でしたか~」、帝国劇場の『ガイズ&ドールズ』が半分以上公演できなかったので東京ではお久しぶりの観客も多かったでしょう。こうしてまたようやく直接会えたこと、だいもんの中でもすごく嬉しいのでしょう。やはり劇場での出会いはなにものにもかえがたいです。来年の2月東京国際フォーラム『ドリームガールズ』、この体ではもうわからないのでチケットはとりません。最後のつもりでだいもんが客席に手を振ってくれた時手を振ってお別れしました。


公式サイトにセットリストが公開されています。
ようやくみました。

https://nozomi210.com/lookatme/news/?id=93

 #オープニングは最終回
♪Look at Me (インスト)

#OPENING 振付:AOI MATSUO
♪SHOW TIME, IT‘S MY LIFE
 作詞:ウォーリー木下 作曲:和田俊輔

#BROADWAY MELODY  振付:シス×ブロ
♪Lullaby of Broadway / ミュージカル「42ndストリート」より
 作詞・作曲:Harry Warren & Al Dubin
♪Cabaret / ミュージカル「キャバレー」より
 作詞:Fred Ebb 作曲:John Kander
♪All That Jazz / ミュージカル「シカゴ」より
 作詞:Fred Ebb 作曲:John Kander
♪Maybe This Time / ミュージカル「キャバレー」より
 作詞:Fred Ebb 作曲:John Kander
♪Luck Be a Lady / ミュージカル「ガイズ&ドールズ」より
 作詞・作曲:Frank Loesser

#PLAYBACK SONGS   振付:AOI MATSUO
♪君は薔薇より美しい
 作詞:門谷憲二 作曲:ミッキー吉野 
♪ビューティフル・ネーム
 作詞:伊藤アキラ 作曲:タケカワユキヒデ 
♪秋桜
 作詞・作曲:さだまさし
♪田園
 作詞:玉置浩二、須藤 晃 作曲:玉置浩二 
♪帰ろう
 作詞・作曲:藤井 風

#LIFE  振付:KAORIalive
♪Music is My Life / 宝塚歌劇団雪組公演「Music Revolution!」より
 作詞:中村一徳 作曲:青木朝子
♪Children Will Listen / ミュージカル「イントゥ・ザ・ウッズ」より
 作詞・作曲:Stephen Sondheim
♪I Miss the Mountains / ミュージカル「ネクスト・トゥ・ノーマル」より
 作詞:Brian Yorkey 作曲:Tom Kitt 訳詞:小林 香
♪アデレイドの嘆き/ ミュージカル「ガイズ&ドールズ」より
 作詞・作曲:Frank Loesser 訳詞:植田景子
♪A Bushel and a Peck(インスト) / ミュージカル「ガイズ&ドールズ」より
 作詞・作曲:Frank Loesser
♪最後のダンス / ミュージカル「エリザベート」より
 作詞:Michael Kunze 作曲:Silvester Levay 訳詞:小池修一郎
♪Music is My Life(リプライズ) / 宝塚歌劇団雪組公演「Music Revolution!」より

#MONOLOGUE 振付:AOI MATSUO 
♪Look at Me
 作詞:ウォーリー木下、望海風斗、花れん 作曲:武部聡志 

#GOING ON
♪L-O-V-E                               
 作詞:Milt Gabler 作曲:Bert Kaempfert 訳詞:漣 健児/振付:AOI MATSUO
♪僕こそ音楽 /ミュージカル「モーツァルト!」より           
 作詞:Michael Kunze 作曲:Silvester Levay 訳詞:小池修一郎/振付:シス×ブロ
♪Don’t Rain on My Parade / ミュージカル「ファニー・ガール」より    
 作曲:Jule Styne 作詞:Bob Merrill/振付:KAORIalive
♪SHOW TIME, IT‘S MY LIFE       
 振付:AOI MATSUO

#ENCORE 振付:KAORIalive
♪DIARY -夢の宙船- / 宝塚歌劇団雪組公演「SUPER VOYAGER!」より
 作詞:野口幸作 作曲:青木朝子
♪Look at Me(リプライズ)




東京宝塚劇場には「ノゾミ!!」がいっぱい
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/192cab578f606376fbe0d33cc3f1d671