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●「電力会社と共同での原発PRに、中立性を疑う指摘も」…「ツーツー」で「ズブズブ」

2015年11月02日 00時00分21秒 | Weblog


東京新聞の記事【原発広報施設に四国電マネー 愛媛県、伊方町が設置 揺らぐ中立】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015102790070434.html)。


   『●『松下竜一未刊行著作集5/平和・反原発の方向』読了(前半)
   『●政策決定の場から追放
   『●四国電力伊方原発: 「ユルユル耐震」とまで言われて
   『●電力会社・原発との癒着と呼ばずして
   『●節穴どころか癒着とは・・・
   『●メルトダウンする原発推進党
   『●旧原子力安全・保安院の「やらせ」や「圧力」
        ・・・・・・どこが一体「安全」や「保安」なのか?
   『●鹿児島地裁に川内原発再稼働差し止めを却下されてしまった・・・
                        判決に東京新聞も毎日新聞もダメ出し
   『●原状回復が損害賠償の基本: 東京電力原発人災で
            「ふるさとをなくした痛み」は全く癒えていない
   『●東京電力原発「人災」は未解決なのに、
           川内原発を再稼働しようという愚行
   『●「怒」、九州電力川内原発再稼働というパンドラの箱:  
          国破れて、山河も無し・・・となってもいいのか?

 《県や町が独自に設置した原子力広報センターの設立費用や運営費に、四電からの多額の出資や寄付金が充てられていたことが分かった。新潟県の同種施設では全額自治体が出資。立地自治体には、原発安全性を監視する役割も期待されるが、電力会社と共同での原発PRに、中立性を疑う指摘も》。

 「ツーツー」で「ズブズブ」な関係。電力会社と「地元」や「地元」行政の汚い関係。…九州電力玄海原発川内原発も同じような構図です。みんな「麻薬」中毒

   『●「豊かな玄海町」へ:
     「原子力郷土の発展豊かな未来」「原子力正しい理解で豊かな暮らし」
    「「県議会原子力安全対策等特別委員会の石丸博委員長が
     現職の岸本英雄氏の出陣式に出席。再稼働を強く求めている
     岸本氏に同調する姿勢……「岸本さんとはツーツーですので、
     まあ大体そういうことで進んでいくんじゃないかと思っております」
     と発言」していたそうです。原発という「麻薬」にドップリ、
     原子力ムラとズブズブの関係が見て取れます。一体、選挙を
     やる意味はあったのでしょうか?、アホらしくなってきますね。
     そう云うのは「ツーツー」ではなく、「ズブズブ」でしょ?」

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015102790070434.html

原発広報施設に四国電マネー 愛媛県、伊方町が設置 揺らぐ中立
2015年10月27日 07時04分

 知事が四国電力伊方(いかた)原発(愛媛県伊方町)の再稼働への同意を表明した愛媛県で、県や町が独自に設置した原子力広報センターの設立費用や運営費に、四電からの多額の出資や寄付金が充てられていたことが分かった。新潟県の同種施設では全額自治体が出資。立地自治体には、原発安全性を監視する役割も期待されるが、電力会社と共同での原発PRに、中立性を疑う指摘もある。 (荒井六貴


 問題の施設は、伊方町役場とは道路を挟んだ場所にある伊方原子力広報センター。四電のPR施設とは別に、県などが独自に、市民に原発のことを知ってもらう施設として設けた。

 運営は同名の公益財団法人が担うが、愛媛県や伊方町、四電の三者がそれぞれ二百万円を出資し、一九八三年四月に設立された。法人登記簿の目的欄には「原子力の平和利用の円滑な推進に寄与する」と書かれている。

 常勤理事には、伊方町を管轄する県南予地方局の総務県民課長OBが再就職し、役員には山下和彦町長や県幹部、伊方原発所長ら四電幹部三人も名を連ねている。

 現場でセンターの展示を見ると、東京電力福島第一原発事故には全く触れていない一方で、原発全般の安全性や必要性を強調する内容になっていた。

 毎年の運営費は、約四千八百万円の事業費のうち約二千八百万円は県と伊方町からの委託事業となっているが、残る二千万円は寄付金で約四割に当たる。センターに取材した結果、全て四電からで、ここ数年は同額ずつが寄付されてきたと分かった。

 県原子力安全対策課の二宮久課長は、本紙の取材に対し「独自に専門家による委員会をつくり、伊方原発の安全対策を検証してきた」と中立性が担保されていると強調する。

 その上で「原子力規制委員会の議論もチェックしている。センターに委託する事業費は県で負担しており、電力会社と一体化しているということはない」と説明している。

 東電柏崎刈羽原発(新潟県)の近くには、同県の柏崎原子力広報センターがあるが、出資金も運営費も自治体だけで賄っている。


◇一線を画さなくては

 五十嵐敬喜(たかよし)法政大名誉教授(公共事業論)の話 福島の事故の教訓の一つは、監視役である行政は、推進側の電力会社と一線を画さなければならないという点だ。今回のセンターの問題は、教訓に全く学んでいないことを示している。原発は安全だとPRしたい電力会社の意向に、県と町が乗ってしまっている構図だ。中立性が疑われる。

(東京新聞)
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