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 日曜日のお出かけの内容を2回に分けて報告いたします。

 今回は、「野焼きの香り」を求め、三木のほうへ参りました。もちろん三木に行くからには三木鉄道に乗らなくてはいけません!
 三木鉄道は国鉄三木線から引き継がれた第三セクターで、来年(2008年3月末ごろ)で廃止する予定の路線だ。赤字ローカルは次々に切られ、バスへと変わっていくのだ。写真は三木鉄道の気動車ミキ300形だ。駅には廃業を惜しむ人々で、それなりの人だかりが出来ていた。

 列車に乗る前に、三木市内を散策した。これも今日の目的。三木城の跡地に立ち寄る。さすがに高台にあり、眺めが良い。眼下には鉄橋を渡る神戸電鉄の姿も。

 豊臣秀吉が三木城を攻めたとき、三木城主・別所小三郎長治は領民の命と引き換えに一族とともに自決したらしい。城跡に長治公の歌が刻まれている。

「今はただ うらみもあらじ諸人の  いのちにかはる 我身とおもへば」

         

 商店街はテレビ朝日日のショト番組「歴史街道」でも取り上げられた「湯の山街道」だ。三木から有馬温泉までの約30kmの道らしい。
街道に沿った商店街を抜け市内へ。街は秋祭りで盛り上がっていた。大宮八幡宮の祭りらしい。

           

 かつて切手会所(きってかいしょ:銀行みたいなモノと私は解釈したが)として使われていた建物を廃業後民家にしていた旧玉置家が三木市の管理下となり、現在日曜日に一般公開されている。たまたま行って知った。ここではおじさんに三木市の歴史を説明してもらった。


 さていよいよ三木鉄道に乗る。三木鉄道の始発駅「三木駅」で待機中の列車を見物。車内にはバラの造花でささやか彩りが

           

 発車まで時間があるので一駅歩いてみる。住宅街の一角にぽつんとある「高木駅」。ホームのそばにある家からはNHKののど自慢の鐘の音が…。すぐにやってきたワンマンのディーゼルカーに乗る。ミキ300形104だ

 三木鉄道は東西にほぼ直線に走ってる。そのため遠方までまっすぐな線路が続く景色が多い。田畑と町工場が混在している所が多いという印象である。
あっという間に終点の「厄神駅」に到着。鉄道ファンが必要ないJRの乗り継ぎ券を取っていくので降車時も混雑している。その合間に運転手さんに「残りも安全運転で頑張ってください」と一言ご挨拶をした。

 厄神駅はJR加古川線と接続。ここで125系と103系の3車種の並びを見ることが出来た。この光景も半年で見られなくなるのだろう

         

 もう一つ近隣の三セクである北条鉄道に乗るために、加古川線で「粟生駅」まで乗車する。次の列車が来るまでの間、厄神駅で1時間も待たなくてはならないので、昼飯にすることにした。
 先ほど三木市観光協会で購入した巻寿司をいただく
         

 これは「祭寿司」という名称だ。そう、「かじや」の三文字が記されているが、三木は金物の町であることをコレを見て思い出した。ちなみに横にあるのは三木鉄道の土産キーホルダーであります。
 次は北条鉄道に乗車だ

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