ふくろう日記・別室

日々の備忘録です。

入院14日目

2017-07-09 13:03:32 | Care


6月26日に救急車で入院してから、14日目となる。
朝、夫より電話。私の目覚まし時計の時間が過ぎてからかけてくる心遣いがあった。進歩(笑)。
リハビリの効果は微々たるものではあるが、入院日と比較すれば変化はある。

「なんとか、自分で動けるような体になって帰りたい。」と言った。

夫はひどい精神的混乱もなく、この言葉に至った。
しかし、本を読むことと、書くことが今まで通りにできないことが辛いらしい。
そして、何よりも私がそばにいないことが、一番の淋しさ。電話は2度あった。

入院患者には、様々な方がいらっしゃる。
「家族がなかなか会いに来てくれない。」と嘆く方が多いそうです。
「僕は幸せだ。感謝している。」と言う。

今日は日曜日。
仕事を持つ娘が「私が休みの時には、お母さんは休みなさい。」と言って
娘が1人でお見舞いに行ってくれました。
娘の仕事も多忙な時期なのだが……。

孫のY君からの励ましのお手紙は毎日届きます。
このY君を励ましているのは、その両親だろう。

みんな、ありがとう。


北原白秋・五十音

2017-07-09 00:11:03 | Care
脳梗塞による左半身麻痺には、様々なリハビリが行われる。
まずは手足のリハビリで、同時に言語のリハビリがあります。

ほぼ3人の理学療法士の方が、「手」「足」「言葉」の分野を担当して下さっています。

その「言葉」の訓練用として、様々な言葉ゲームがありますが、その一つは北原白秋の詩「五十音」でした。
その一篇の詩は、いつもそばに置いて、毎日声に出して読むような指示が出されていました。



詩がこんなところで生きていました。


帰宅してから、手元にある「日本まざあぐうす・谷川俊太郎編」から、これをみつけました。
プリントして、届けました。


早口唄   


瓜売りが瓜売りにきて
瓜売れず売り売り帰る      (山梨)


わしの山に鷲がいて
わしが鉄砲で打ったなら
鷲がびっくり わしもびっくり  (奈良)


隣の竹兵衛なぜ竹立て掛けた
竹立てかけたかったで
竹立て掛けた          (新潟)


蛙ぴょこぴょこ 三ぴょこぴょこ
合わせてぴょこぴょこ
六ぴょこぴょこ         (新潟)


一いち聞けば二くらしい
三ざんなこと四やがって
五うつくばりの六でなし
七めんどうだ八っとばせ
九せになるから十つかまいろ   (栃木)

 *    *    *

いっちゃんちのにいちゃんが
さんちゃんちでしこたれて
ごめんも言わずにろくでなし
七面鳥にはたかれて
靴も履かずに飛んでった     (多分、栃木)

(↑↑これは、子供時代に私が聞いたことのある歌です。本には載っていません。


言葉は生き物ですね。