(1968/監督:ジョージ・ダニング&ジャック・ストークス/脚本:リー・ミノフ、アル・ブロダックス、ジャック・メンデルソーン、エリック・シーガル/音楽:ザ・ビートルズ)
約40年前の映画で、この頃にはビートルズにそれ程関心が無かったので観なかった。69年の解散前後になって、やっと彼等の音楽を聴くようになり、その頃見逃していたのを後悔した作品。やっとDVDで逢えました。
ビートルズ映画なんだが、ジョンやポールなど4人のメンバーはアニメでしか出てこない。そして、画もディズニーやジブリとは全く違う感覚のもの。当時は、サイケデリックとかポップ・アートとか、グラフィック・アートとか言われてたんじゃなかろうか・・・(この辺の言葉は、詳しくないので適当に書いてます)。個性的で、好き嫌いが出てきそうなタッチ。オジサンたちには懐かしい想いもさせる。ただ、古くさい感じはしなくて、写真を絵にしたものや、色々な物をカリカチャーした様な画像がふんだんに出てきて、今見ても“斬新な”ものでした。プロモーション・フィルムのようにも見える所があって、アニメ・ミュージカルと呼びたくなりましたな。
海底10万キロの所にある楽園ペパーランドが、ブルー・ミーニーズの軍隊に攻め込まれる。ミーニーズの首領は、楽しいことや美しいものが嫌い。ペパーランドの美しい自然も人々も皆ブルーに変えられてしまう。市長は一人の男にこの危機を救ってくれる者たちを探すように言う。男は伝説にのっとって、市の塔の上にある潜水艦イエロー・サブマリンに乗って出かけるのだが・・・。
ビートルズの4人を乗せてペパーランドに帰ってくる旅の途中にも、イエロー・サブマリンが時間の海や科学の海などを通り、危ない目に遭う。途中で出会う、♪ノーホエア・マン(ひとりぼっちのあいつ) の唄と共に紹介される妖怪(?)ジェレミーは、「千と千尋」の顔無しのようでありました。
勿論、ペパーランドに到着した後は、♪サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド となって、音楽でミーニーズを一掃し、めでたしめでたしとなる。
スタッフで驚いたのは、脚本のエリック・シーガル。70年の名作「ある愛の詩」の原作者であり、脚本も書いたその人でした。アレは、私が映画館で涙した初めての映画です。
さて、この作品に使われた曲を紹介しますと、
♪Yellow Submarine
♪Eleanor Rigby
♪All Together Now
♪When I'm Sixty-Four
♪Nowhere Man
♪Lucy In The Sky With Diamonds
♪Hey Bulldog
♪Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
♪With A Little Help From My Friends
♪All You Need Is Love ・・・etc。
評論家筋に彼等の最高傑作といわれるアルバム、『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(1967)』からの曲が多いように思いますが、♪"Day In The Life, A" も一部が流れていましたね。
その他、♪Love You To 、♪シンク・フォー・ユアセルフ、♪ベイビー・ユーアー・ア・リッチ・マン、♪オンリー・ア・ノーザン・ソング、♪イッツ・オール・トゥ・マッチ という曲も使われたようですが、知らないので確認できませんでした。
映画の最後にはビートルズの4人が実写でチラッと出てきて、♪All Together Now がもう一度流れてきます。そして、世界各国の文字で<All Together Now>を意味する言葉も・・・。最後の文字は「みなさん、御一緒に」でした。
監督のジョージ・ダニングはアニメーション作家らしいんですが、この映画で全米批評家協会賞の特別賞を受賞したとのことです。
尚、私が劇場で観たビートルズ映画は、70年のドキュメンタリー「レット・イット・ビー」だけでした。
余談ですが、「アイ・アム・サム」でダコタちゃんが演じたルーシーは『♪Lucy In The Sky With Diamonds から付けた名前だ。』とサムが言ってましたが、当時噂になった頭文字のL・S・D(=例の麻薬のひとつですね)。歌詞も映像もそれらしくはありましたな。
ビートルズには詳しくないので、間違った部分がありましたらコメント頂きたいです。
約40年前の映画で、この頃にはビートルズにそれ程関心が無かったので観なかった。69年の解散前後になって、やっと彼等の音楽を聴くようになり、その頃見逃していたのを後悔した作品。やっとDVDで逢えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/b4/37c820a410d00c3c824f0f83bd86c3f6.jpg)
海底10万キロの所にある楽園ペパーランドが、ブルー・ミーニーズの軍隊に攻め込まれる。ミーニーズの首領は、楽しいことや美しいものが嫌い。ペパーランドの美しい自然も人々も皆ブルーに変えられてしまう。市長は一人の男にこの危機を救ってくれる者たちを探すように言う。男は伝説にのっとって、市の塔の上にある潜水艦イエロー・サブマリンに乗って出かけるのだが・・・。
ビートルズの4人を乗せてペパーランドに帰ってくる旅の途中にも、イエロー・サブマリンが時間の海や科学の海などを通り、危ない目に遭う。途中で出会う、♪ノーホエア・マン(ひとりぼっちのあいつ) の唄と共に紹介される妖怪(?)ジェレミーは、「千と千尋」の顔無しのようでありました。
勿論、ペパーランドに到着した後は、♪サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド となって、音楽でミーニーズを一掃し、めでたしめでたしとなる。
スタッフで驚いたのは、脚本のエリック・シーガル。70年の名作「ある愛の詩」の原作者であり、脚本も書いたその人でした。アレは、私が映画館で涙した初めての映画です。
さて、この作品に使われた曲を紹介しますと、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/36/f4877b9eb2b14713a67eae20399eb0f6.jpg)
♪Eleanor Rigby
♪All Together Now
♪When I'm Sixty-Four
♪Nowhere Man
♪Lucy In The Sky With Diamonds
♪Hey Bulldog
♪Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
♪With A Little Help From My Friends
♪All You Need Is Love ・・・etc。
評論家筋に彼等の最高傑作といわれるアルバム、『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(1967)』からの曲が多いように思いますが、♪"Day In The Life, A" も一部が流れていましたね。
その他、♪Love You To 、♪シンク・フォー・ユアセルフ、♪ベイビー・ユーアー・ア・リッチ・マン、♪オンリー・ア・ノーザン・ソング、♪イッツ・オール・トゥ・マッチ という曲も使われたようですが、知らないので確認できませんでした。
映画の最後にはビートルズの4人が実写でチラッと出てきて、♪All Together Now がもう一度流れてきます。そして、世界各国の文字で<All Together Now>を意味する言葉も・・・。最後の文字は「みなさん、御一緒に」でした。
監督のジョージ・ダニングはアニメーション作家らしいんですが、この映画で全米批評家協会賞の特別賞を受賞したとのことです。
尚、私が劇場で観たビートルズ映画は、70年のドキュメンタリー「レット・イット・ビー」だけでした。
余談ですが、「アイ・アム・サム」でダコタちゃんが演じたルーシーは『♪Lucy In The Sky With Diamonds から付けた名前だ。』とサムが言ってましたが、当時噂になった頭文字のL・S・D(=例の麻薬のひとつですね)。歌詞も映像もそれらしくはありましたな。
ビートルズには詳しくないので、間違った部分がありましたらコメント頂きたいです。
・お薦め度【★★★★=友達にも薦めて、ビートルズファンなら】 ![テアトル十瑠](http://8seasons.life.coocan.jp/img/TJ-1.jpg)
![テアトル十瑠](http://8seasons.life.coocan.jp/img/TJ-1.jpg)
ビートルズは映画「レット・イット・ビー」のころは、かなり怠惰なやる気のなさが出ているのだそうです。(見たときは気づかなかった)
やたらポールのアップばかりなんですと・・
他のメンバーが「ダリ~~」って感じで映っているんだそうですよ
「レット・イット・ビー」は封切時に観たんです。ポール対他の3人という格好で解散したんですよね。
この頃聴いてた曲が、彼等の映像付で沢山聴けたので満足でした。
<All Together Now>の合唱の直後の解散って・・・ねぇ!?
この作品で(誰からも)TBを貰うとは予想だにしていませんで、びっくりしたデス。
2005年という古い記事ですが、この映画の新しさはエバーグリーンで、作られてから間もなく半世紀になろうと言うのに、益々新鮮になる感じ。
同じ頃流行ったサイケデリック・ロックやアシッド・ロックが時代に耐えきれず古臭くなっているのに対し、ビートルズの音楽は何故か古くならない。僕などは半世紀近くに及ぶファンですが、理由が解らない。
ビートルズに関する記載に間違いはなさそうです。LSDに関しては俗説で、確かジョンは「偶然」と言っていたように思いますが、当時彼らがLSDを使っていたのは事実。すぐにやめたらしいですが。
ご指摘の通り、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」の最後の部分が使われていました。
本年最後のコメントとなるかと思います。来年も相変わらずよろしくお願い致します。
よいお年を。
TB返し&コメントありがとうございます。
最近筆不精の十瑠です。
DVDで観たと書いてますが、買ってはいないのでレンタルだったんでしょうね。
さて、今もあるのかな?
60年代から70年代の天才たちが作った覚えやすい曲に親しんだ僕らからすると、今の音楽はひねり過ぎて耳に残らない。
やっぱ、聴いて覚えて唄えないと音楽じゃない。
でも若い人はあれをスーッと覚えるんですよねぇ
僕は少し前、風邪をひきましたが、オカピーさんはインフルエンザだったとか。どうぞ無理しないで。
来年もよろしくお願いします。
良いお年を