テアトル十瑠

1920年代のサイレント映画から21世紀の最新映像まで、僕の映画備忘録。そして日々の雑感も。

<訃報:ヴィンセント・スキャヴェリ氏 病死。57歳>

2005-12-27 | <memo>
 ヴィンセント・スキャヴェリ(Vincent Schiavelli)が亡くなったそうです。名前にピンとこなくても右の写真をご覧になれば思い出されるでしょう。まだ57歳だったらしいです。死因は肺ガン。自宅のあるイタリアのシチリア島で亡くなったとのこと。
 若いなあ。肺ガンは進行が早いらしいから、気付くのが遅かったのかな。丁度同じくらいの年齢で肺ガンになった吉田拓郎は、発見が早くて助かった。

 「ゴースト/ニューヨークの幻(1990)」で、パトリック・スウェイジ扮する(死んだ後の)サムに、地下鉄のプラットホームで物体の動かし方を教えるゴーストの役だった。目の下にいつもクマが出来ているような病的なイメージがある人だ。
 ミロス・フォアマン監督のオスカー受賞作「カッコーの巣の上で(1975)」でも、ニコルソンと同じ病院に入っている精神病患者の役だった。同じフォアマン監督の2度目のオスカー受賞作「アマデウス(1984)」にも出ているらしいですが、コチラは覚えていません。

 顔は印象深いけれど、kiyotayokiさんの「映画の心理プロファイル」で、今年始めて名前を知ったばかりの人でした。

 共同ニュースによると、<97年には米誌バニティー・フェアから米国で最も優れた性格俳優の一人に選ばれた。2001年にシチリアで演劇の演出に携わったほか、複数の料理本の著者としても知られる。>とのこと。
 普通の人、普通のおじいちゃんも演じられる人みたいなのに・・・残念です。

 「アマデウス」は是非とももう一度観たい作品なので、今度はスキャヴェリさんに注意しながら観ることにしましょう。
 ご冥福をお祈りいたします。

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2 コメント

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Unknown (みー)
2005-12-28 02:26:26
こんばんは。

この方、いつも「北の国から」の五郎さんに似てるなぁ~、ってだんなと言いながら観てました。

(田中邦衛さんって言や早いんですけどね^^;)



EノートンとRウィリアムスのコメディっぽいサスペンス映画でも、酔っ払いの狙撃手役で出てました。



亡くなったんですか・・・知りませんでした・・

ご冥福をお祈りします。
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なるほど (十瑠)
2005-12-28 09:01:08
田中邦衛に似てますねぇ。

僕には“五郎”さんより、やっぱ“青大将”ですけどね。



ノートンとウィリアムスといえば、「デス・トゥ・スムーチー」ですね。これは観てないです。
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