「べって、じゃべこ」小さい女の子の意味である。
象潟の言葉には「ハゲ」が入る。「んだっはげ、言ったべ」という具合。意味は、「だから言わないこっちゃない」かな。
象潟の人は食事が終わったかと聞くのに「過ぎだが?」と言う。めしのタイムが過ぎたかと聞くのだ。これは上品な部類に入る。一方「がおった」は良く使われる。「あえー、がおったごど」困ったとか、気の毒とか、驚いた時に使う。顔の色が変わるくらい、びっくりしたからだと思う。これは男鹿でも使う。でも金足では聞いたことがない。
洗濯は普通「せんたぐ」なんだが、象潟では「せんだぐ」と早めに訛る。濁点が一つ前から始まる。進んだ方言だと思う。
象潟言葉で、まくしたてられると、さっぱり意味がつかめない。それは上がり下がりのポイントが全然違うからだ。一般に象潟は、語尾が上がる。ここら辺を飛び越えて津軽あたりまで行ったようだ。或いは大陸から朝鮮のような香りがする。
妻と義母が話していると、まず抑揚の波に身を任せ、一緒に上り下りを合わせる。そうしないと言葉が入って来ない。庄内の「んだっちゃ」とも違うし、象潟は一体どこから来たんだろう。
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