藍ちゃん引退とウッズ身柄拘束

　引退を発表した女子プロゴルフの宮里藍ちゃんが、昨日記者会見をしました。

　まだ３１歳、もっとできるのにと思うのは、じいちゃんだけではないでしょう。

　会見では、「モチベーションの維持が難しくなった」と語りました。

　世界ランク１位になったシーズンでもメジャー大会で勝つことができず悩みに悩み、その後は好調だったパットがイップス状態に陥ってしまい、勝つこともままならなくなってしまいました。

　どこかで張り詰めた糸がプツンと切れてしまったんでしょうね。

　じいちゃんには、想像できない厳しい「アスリートとしての何か」が失われて「引退」という二文字しか浮かばなくなって、プロという重圧から逃れるしかなかったのではないでしょうか。

　それも、また人生…。

　これから楽しく幸せに過ごしてもらえばいいでしょう。

　さて、海の向こうではタイガー・ウッズが飲酒または薬物摂取して運転し、身柄を拘束されたというニュースが流れています。

　もう釈放されたそうですが、一体何があったのでしょうか？

　タイガーも長年に渡ってアメリカのゴルフ界をけん引していましたが、例の不倫騒動の後は腰を痛めたりして不調が続き、今年は足や腰の痛みを取る手術を受けて再起を目指していました。

　今回の身柄拘束の際に発表された写真には、往年のタイガーの面影はなく、そこら辺にいる４０過ぎの「オッサン」にしか見えませんでした。

　彼もまた、プロゴルファーとしての「モチベーション」を喪失してしまったんではないでしょうか。

　若い頃から世界の桧舞台で活躍した二人が対照的ながら、ゴルフ界から消えて行こうとしています。

　本当に残念なことですが、彼らの後に続く素晴らしい選手もたくさん抬頭してきています。

　あとは彼らに任せて、しばらくユックリと休み、次の人生を探して欲しいと思います。