小学校にヘリの窓が落下…

　沖縄・普天間基地に隣接する小学校のグランドに、米軍の大型ヘリＣＨ５３Ｅの窓が落下して、児童が怪我をするという事故がありました。

　つい先日、保育園の屋根にヘリの部品らしきものが落下していた？というニュースを聞きましたが、これに関して「米軍は航空機の部品は（基地内に）すべてあった」と回答して、すぐに飛行を再開しています。

　これが本当かどうかは分りませんが、もし米軍の言う通りならば基地内にあるはずの部品がなんで保育園で見つかったのか不思議です。

　今回の事故は、言い逃れできない既成事実です。

　評論家の人たちが「北朝鮮への警戒で、米軍の緊張感が高まり、飛行回数が増加したのが原因では…」と語っていましたが、飛行回数が増えると事故が増えるなんて、パイロットたちは危なくて搭乗することができないんじゃないかと思ってしまいます。

　事故原因は調査中とのことですが、専門家は「整備不良か、搭乗員の操作ミスでは…」と言っています。

　落下した窓は、搭乗員の脱出用の窓であったらしく、整備の際にキチンとハマってなかったのか、搭乗員が誤って脱出スイッチを押してしまったのかということらしく、何れにしても人為的なミスであろうことは間違いないでしょう。

　空から機体部品が落下してくる事故は、米軍機に限らず民間機でも問題になっています。

　先日、羽田空港への飛行ルートが増えることになり、新宿など大都市上空を飛行機が飛ぶことになりそうで、飛行機などからの落下物問題が話題になっていました。

　とにかく、安全な飛行をするために、しっかりとした整備をしてもらうことが一番なんですが、多くの部品を繋ぎ合わせて作られているのだから仕方ない話なのかもしれません。

　要は、人に危害を加えない飛行ルートを選定することが大事なんじゃないでしょうか。

　簡単に言えば、中部国際空港のように海上に空港をつくり、海から進入し、海へと飛んで行けばいいということです。

　安倍首相もトランプ大統領と、あんなに中のいい姿を見せているんだから、自ら今回の事故についてしっかりと抗議して欲しいですね。

　普天間からの移転を目指している辺野古だって、こんな事故が続いてばかりいては、誰も賛成してくれないでしょう。

　北朝鮮の脅威にしたって、米国と北朝鮮の関係の悪化が原因で、日本はそれに巻き込まれちゃってるんだから、安倍さんもトランプさんにヘコヘコしてばかりいずに、独自の外交を展開するという道はないもんでしょうか？

　北朝鮮に脅されて、ビクビクしてアメリカの言いなりになってばかりいる安倍政権は、日本ができるはずの独自外交を考える余裕がない人たちの集団なんでしょう。