*****麻也、ザック御前でマンC撃破!英メディア高評価「8点」
スポーツ報知 2月11日(月)7時4分配信
◆イングランド・プレミアリーグ第26節 サウサンプトン3―1マンチェスターC(9日・サウサンプトン) 日本代表DF吉田麻也(24)の16位サウサンプトンが、ホームで昨季王者で2位のマンチェスターCを3―1で下した。日本代表のザッケローニ監督が観戦した一戦で、吉田はセンターバックでフル出場。今季の出場試合数が23となり、プレミアリーグでの日本選手のシーズン最多となった。英スカイスポーツ局の採点ではチーム最高タイの8点と高評価を受けた。
「良かった! 最高の勝利? そうですね。楽しかったですね、やってて」。吉田が会心の表情で昨季王者からの金星を喜んだ。「アーセナルとかチェルシーとの試合もいいサッカーができていたと思うけど、勝ててなかった。3点取れて勝てたというのは、ホントにインパクトが残る」とうなずいた。
前半7分にシュートのリバウンドをMFパンチョンが押し込み、下馬評を覆してサウサンプトンが先制。前半22分には、FWランバートのシュートをイングランド代表GKハートがキャッチミスからトンネルし、MFのS・デービスが押し込んだ。前半に1点を返されたものの、後半開始直後の3分にオウンゴールでラッキーな追加点を手にした。吉田を中心とした守備陣は、マンCの反撃に慌てず対処し、点差以上の完勝劇。スタンドではセインツ(聖者)の愛称を持つチームのサポーターが、意気揚々と「聖者の行進」を繰り返し合唱した。
成長している実感がある。「細かいディテールにこだわって、一歩二歩の差で勝負がつくような対戦相手とばかり戦っている」。この日の相手にもアルゼンチン代表FWアグエロ、スペイン代表MFダビドシルバと、ビッグネームがズラリと並んでいた。しかし、この1か月でチェルシー、マンUと戦ってきたこともあり、名前で畏縮することはなくなった。
日本からの飛行機便ではビジネスクラスが満席で、人生初のファーストクラスに搭乗。「睡眠を取りすぎて(違いが)よくわからなかった」。王者相手の勝ち点3は、マンU優勝へ向けた援護射撃にもなった。「(香川)真司にはお礼を言われてもいいくらいじゃないですか」と笑顔を見せた。*****
個々で世界トップで活躍できる日本人選手が増えてきた。吉田麻也もその一人である。かつてプレミアリーグで大成した日本人はいない。中田英は落ち目になってから移籍し、全くいいところがなくプレミアを去った。稲本潤一は日替わりで、調子が良く大活躍する時もあれば、全く使い物にならない時もあり、安定感がなかった。中村俊輔はオファーは立ち消えになりプレミアへ入ることもなかった。
吉田麻也はコンスタントに結果を出すことである。地味でいいので堅実なプレーでアピールできれば十分である。シーズンを通して定位置を確保できれば、日本人初の快挙である。香川真司でさえ、マンチェスターUで活躍しているものの、絶対的な地位は獲得していない。
スポーツ報知 2月11日(月)7時4分配信
◆イングランド・プレミアリーグ第26節 サウサンプトン3―1マンチェスターC(9日・サウサンプトン) 日本代表DF吉田麻也(24)の16位サウサンプトンが、ホームで昨季王者で2位のマンチェスターCを3―1で下した。日本代表のザッケローニ監督が観戦した一戦で、吉田はセンターバックでフル出場。今季の出場試合数が23となり、プレミアリーグでの日本選手のシーズン最多となった。英スカイスポーツ局の採点ではチーム最高タイの8点と高評価を受けた。
「良かった! 最高の勝利? そうですね。楽しかったですね、やってて」。吉田が会心の表情で昨季王者からの金星を喜んだ。「アーセナルとかチェルシーとの試合もいいサッカーができていたと思うけど、勝ててなかった。3点取れて勝てたというのは、ホントにインパクトが残る」とうなずいた。
前半7分にシュートのリバウンドをMFパンチョンが押し込み、下馬評を覆してサウサンプトンが先制。前半22分には、FWランバートのシュートをイングランド代表GKハートがキャッチミスからトンネルし、MFのS・デービスが押し込んだ。前半に1点を返されたものの、後半開始直後の3分にオウンゴールでラッキーな追加点を手にした。吉田を中心とした守備陣は、マンCの反撃に慌てず対処し、点差以上の完勝劇。スタンドではセインツ(聖者)の愛称を持つチームのサポーターが、意気揚々と「聖者の行進」を繰り返し合唱した。
成長している実感がある。「細かいディテールにこだわって、一歩二歩の差で勝負がつくような対戦相手とばかり戦っている」。この日の相手にもアルゼンチン代表FWアグエロ、スペイン代表MFダビドシルバと、ビッグネームがズラリと並んでいた。しかし、この1か月でチェルシー、マンUと戦ってきたこともあり、名前で畏縮することはなくなった。
日本からの飛行機便ではビジネスクラスが満席で、人生初のファーストクラスに搭乗。「睡眠を取りすぎて(違いが)よくわからなかった」。王者相手の勝ち点3は、マンU優勝へ向けた援護射撃にもなった。「(香川)真司にはお礼を言われてもいいくらいじゃないですか」と笑顔を見せた。*****
個々で世界トップで活躍できる日本人選手が増えてきた。吉田麻也もその一人である。かつてプレミアリーグで大成した日本人はいない。中田英は落ち目になってから移籍し、全くいいところがなくプレミアを去った。稲本潤一は日替わりで、調子が良く大活躍する時もあれば、全く使い物にならない時もあり、安定感がなかった。中村俊輔はオファーは立ち消えになりプレミアへ入ることもなかった。
吉田麻也はコンスタントに結果を出すことである。地味でいいので堅実なプレーでアピールできれば十分である。シーズンを通して定位置を確保できれば、日本人初の快挙である。香川真司でさえ、マンチェスターUで活躍しているものの、絶対的な地位は獲得していない。