覆面評論家 改

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日本の弥栄を祈念

叩かれて一皮むけたのか? 亀田興毅

2006-11-05 09:29:21 | 格闘技
亀田3兄弟の長男亀田興毅が、久しぶりにスパーリングを公開した。12月20日のWBA世界ライトフライ級タイトルマッチ(有明コロシアム)へ向け、調整が進んでいる。

従来の高いガードのままプレッシャーをかける亀田一家のスタイルから、フットワークを使って右ジャブを繰り出すボクサースタイルに変身した。

元ボクシング世界チャンピオンの鬼塚、竹原慎二、畑山正則等から、ジャブを使わないことを、テレビ中継の解説で度々指摘されていた。

ジャブは攻防両用の武器である。亀田興毅が得意なボディ攻撃を成功させるためにも必要となる。そして体を激しく振るアウトボクサーを1発の強打で沈めることは難しい。ジャブで動きを止めることができる。

ジャブは守りにも役立つ。突進する敵に連打すれば、出鼻をくじく事ができる。先のフアン・ランダエタ(ベネズエラ)戦で、強引に突っ込む亀田興毅は、ジャブを際限なくねじり込まれた。フアン・ランダエタのジャブが亀田興毅のスタミナと闘志を奪っていった。

フアン・ランダエタ戦で亀田興毅は十分な学習ができたのだ。テクニックを使った駆け引きが必要なことをだ。フアン・ランダエタとの再戦でいきなり全開させるのは無理があるが、ジャブは必ず役にたつ。フアン・ランダエタに一方的にジャブを浴びることだけはなくなるだろう。

人生は改めるには遅すぎることはない。一歩一歩前進することだ。