桃とかなへび

いらっしゃいませ。

清水さんと岸部さん

2012年11月06日 | ライブ・ギター
11月5日(月) ACE&岸部眞明アコースティックギターライブ @cafe Rijn 19:00~

岸部さんはたしか4回目、エースさんは初めてで、
どちらにも詳しくないっていう状況だけど、まあいいか。

エースさんはACEさんで、あの聖飢魔Ⅱのエース清水さんで、
背が高くてスレンダーで髪の毛サラサラで、このお方があの長官?

最初の1曲、岸部さんで「Hajimari」
この曲いいですね。
持ってるCDに入ってるから、よく聴ける。
やっぱり知ってる曲を聴く方が好き。

そしてエースさんのステージ。
まずはインストで3曲。
その後は歌もあって、オリジナル2曲とカバーは「Imagine」と「I Will」。
最後はシューベルトの「アヴェ・マリア」!

常々歌声が大きい人ってすごいなあと思っていたけれど、エースさんがそうだった。
歌詞もはっきりくっきり、すばらし~

インストの演奏はものすごく緊張されていたそう(ファンの方による)。
最初に岸部さんが1曲弾いたのは間違いだった、
大リーグの後にリトルリーグ見るようなもんだ、
ヘネシーの後のワンカップだ、とぼやくことしきり。
エースさん、謙遜しすぎです(^^;

でもたしかに緊張は伝わりまして、
エレキ持ったら無敵の元悪魔とは思えない初々しさすら感じましたです。

最初指弾きだったけど、ピックを持つとやはり違う。
曲の途中でピック投げ、かっこいい~

岸部さんのステージは、次のアルバムに入れる新曲。
だんだん聴きなれてきました。
タガメの話、面白かったです。
私の自慢は今庭に1匹ぶら下がってる絶滅危惧種のみのむしです(関係ない)。

アンコールはお二人で。
エースさんは、岸部さんファンを敵にしなければいいがと弱気な発言でしたが、
二人ギター、すごくよかった。

エースさんの曲で、なんと岸部さんがピック弾き。
ものすごくいい音で鳴るものだから、
ああスチール弦のギターってこういう風にできてるんだ、
ギタリストが爪をゴチゴチに固めてるわけだね。
そういえば管楽器だって息をいっぱい通して良く音が出る楽器にしていくのに、
自分のギターも(ナイロン弦だが)、
もっと大きい音で鳴らしてあげないといけないんだなあ、なんて思ったりして。

岸部さんの曲に合わせるエースさんのギター、よかったな。
いわゆるソロギター弾きさんとあわせても、
きっとこういう感じにはならないだろう。
おじさんが弾くとなんだか絆される「雨降る窓辺で」、
おじさん二人に完全に絆されました。
絆されると書いて「ほだされる」でっす。

エースさんは終始謙虚で、エレキギター30年なんて関係ないかのように、
もっと努力して勉強したいと仰る。
「紙を重ねていくように」

なんていいこと仰るのか。
年をとってから、自分が得意なことしかしてない人には出てこない言葉だと思う。
ほんとうに、一日の努力なんて紙の厚さのようなものなのだ。
年取るごとに紙の厚さが薄くなることも、ずしりと実感。
それでも1枚ずつ重ねるしかないのよね・・・

帰りの電車でひょいと思い出して、ちょっと泣きたくなった。
いいライブでした。



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