日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

退職後の雑感(731)

2024-03-19 09:08:30 | Weblog
  「退職後の雑感、ラーハ」

 バングラデシュの面積は、日本の3分の1しかないのに、日本より、更には、ロシアより、人口が多くなっています。その都市のダッカに行った時、雨期には、国土の3分の1が、水に埋もれますって感じで言われたことを思い出します。
 バングラデシュとパキスタンは、インドから独立し、その後、言葉の違いだけで、二つに分かれています。バングラは、ベンガル語を意味し、デシュは、国を意味します。つまり、ベンガル語を話す国が、バングラデシュなのです。バングラデシュとパキスタンは、ムスリム(イスラム教徒)で大半が占められています。世界の人口の10位までに、インド、パキスタン、バングラデシュが入っています。この3国、今からの世界の動向で注目すべき存在ですね。
 イスラム世界には、「ショグル(労働の時間)」「ラアブ(遊びの時間)」「ラーハ」"شوغورو (وقت العمل)" ، "راب (وقت اللعب)" ، "الراحة"という3つの時間があります・・・。
 職人気質の人の中には、朝から晩まで、それも殆ど休まずに仕事をしている人が時にいますが・・・それで家族が納得していればいいのですが、子どもも奥さんも不満を抱えていれば・・・→イスラムの人から見ると、ちっとも美談でないのですが・・・。
 楽しいことが一番って感じで、朝から晩まで遊んでばかりでは・・・やはり、イスラムの人から見ると、いい姿ではないのですが・・・。
 で、一番素晴らしい姿とは、「ラーハ」の時間を持つと言うことらしいのですが・・・。
 「ラーハ」にピッタリの日本語の言葉がないのですが・・・ある人が、「ゆとり」と「くつろぎ」を足して「ゆとろぎ」と言っていますが・・・。
 具体的に「ラーハ」とは・・・→「家族や友人と過ごすこと」、「祈ること」、「眠ること」、「旅をすること」、「勉強すること」、「知識を得ること」、「詩をつくること」、「唄をうたうこと」、「ぼんやりすること」、「寝ころがること」、「瞑想すること」とのことですが・・・。
 イスラムでは、ラーハが持てるようになれば、子どもから大人になったことを意味するとのことですが・・・?!
 日本では、有給休暇が保障されているのに、多くの職場で、完全に消化し切ってない(取れない?)人が多いのが現実の姿です。
 その点、ヨーロッパの多くの国々では、長期休暇を多くの人がバッチリと取って楽しんでいます。ロシアだと、国が会社に2週間の連続休暇を与える様に、義務付けているとか・・・?!
 退職後の私の今の気分は、ラーハ状態に近いかなと思ってはいますが・・・?!

*少し修正して、再掲しています。
*写真は、アラビア語で、「私は ラーハを楽しむ。」と書いています。

 (令和6年3月19日、記載)




この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 退職後の雑感(730) | トップ | 退職後の雑感(732) »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事