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体 罰・・・

2013-01-22 11:25:22 | Weblog
 大阪市立桜宮高バスケットボール部主将の男子生徒(当時17歳)が顧問からの体罰を苦に自殺した問題で、市教育委員会は21日に会議を開き、橋下徹市長の意向通り、同校の体育系学科の募集を中止し、定員120人分を普通科として募集することを賛成多数で決めましたが・・・。
 いろんな意見がありますが・・・。
 その教育委員会での決議にしても、5人の内、教育委員長だけが反対して、4:1で、可決していて、その教育委員長が、名前を変えただけで、内容は変えないって感じで発言していましたが・・・?!
 何か、すっきりしない感じですが・・・。
 (団塊の世代の私は)体罰は、今まで、小・中・高と、沢山見てきましたが・・・あまり、疑問に思うことはなかったのですが・・・ある時、日本から来たアメリカの若い女性から言わて、ハッとしました・・・→「(中学生の部活を見て)ビックリしました。ここは、軍隊かと思いました!」と。
 又、アメリカの高校を卒業した長女から言われました・・・→「アメリカの高校の体育の先生の褒め上手なのは、前から聞いていたけど、こんなに褒めちぎる何て、驚き、ホント・・・」と。
 小学校の時から、教師が生徒を叱る時、同じ過ちをしても、生徒によって叱り方が違うことに大きな疑問を持ってきましたが・・・。
 中学3年生の時、クラスの人と何人かでベランダの窓を開けてそこに座っていたら、学年長の先生がフイに来て、頭を後ろからゴンゴンゴンと強く皆打たれて、職員室にしばらく坐らされましたが・・・(私は、その時、クラス代表の組長でしたが・・・)→自分の行儀が悪かったので、仕方ないなあと思って、正座して坐っていましたが・・・。
 今回、受験生の立場になって考えると、急な変更は、どんなものでしょうか・・・?!これで、日本の全国の学校の体罰、ホントになくなるのでしょうか・・・?!
 今も、部活の為に、休みの日も半ば強制的に出席して運動させられている生徒もいますが・・・?!(その為に、不登校で、受診する子もいますが・・・?!)
 体罰はなくても、生徒の意志を無視して、受験などでしごいている例もあるかと思いますが・・・?!

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20120119/1(←教育委員会)
(以下再掲)
 昭和61年2月18日の「大分合同新聞」に、「補習時間の見直し」と題して、以下の内容が記載されていた(原文のまま)。
 (大分)県下の高校で大学受験の為の補習や課外授業の見直し、自粛が始まったのはいつ頃だったのか、本社調査の資料で調べてみた。
 記事では、「補習」の言葉は、32、33年頃から目立っている。34年は、冬休みの補習として、大分上野丘3年生の進学組では、大晦日と正月三が日を除いて、計8日間、毎日6時間が組まれていた。同年11月には「入学試験や就職試験に追われる中学生や高校生が生徒会役員を敬遠している」・・・という話題も。
 35年になると、補習は更に増えた。同年5月、大分上野丘では、1年生から週2時間の補習を実施、3年生では、水と土曜日を除いて、毎日2時間、週8時間の補習が報告されている。又、夏休みには、それまでの20日間毎日6時間の補習が更に強化される方向に。
 こうした受験体制の疲労によるものか、同年の県調査で、高校生の結核患者が中学生の倍以上という実態も報告されている。
 その後、第一次ベビ一ブ一ムの世代が大学入試へとさしかかる41年(私が高校に入学した年)前後をピ一クに、「学校での補習は限界」というところまでいきつく。
 県教育百年史第二巻通史編によると、40年当時の主な普通科高校10校の授業時間数の平均は、正課と補習合わせて1年生で週42.4時間、2年生で44.6時間、3年生で45.6時間。春夏冬の休み中でも、全学年にわたって補習が実施され、特に夏休みは、20~25日間というすさまじさだ。
 40年7月には、大分舞鶴3年生の国立大コ一スで夏休みのうち27日間が補習、「生徒も先生もクタクタ。夏休みという名の新学期」という記事もあった。
 同じ頃、昭和61年7月24日の朝日新聞には、「24時間教師が管理 現役合格は復習がカギ」と題して、以下の内容が記載されていた(原文のまま)。
 鹿児島市の県立甲南高校は今春、国立大学合格者数全国ナンバ一ワンの座を占めた。
 その数は389人。去年1位だった同じ県内のトップ校、鶴丸高校を39人も引き離していた。
 しかも現役合格者が驚くほど多い。323人、現役率は72.4%にも達する。
 「現役で地元の大学に入れてくれというのが、父母の強い要望です」と増永昭一郎校長。
 「それにこたえるには予習、復習を家庭で徹底的にやらせるしかありません」
 ともかく宿題が多い。一教科60分程度の量の宿題が、毎日三教科ぐらい出される。学校で指導している家庭での学習時間は、一、二年生が日に4時間、3年生で5、6時間、日曜日になると7時間。週当たり35時間から40時間も勉強しないと追いつかなくない。
 どう勉強したかは「学習の記録」に生徒自身が記入し、毎日先生に提出する。
 「学習の記録」は、1日24時間の行動をすべて記入するようになっており、数行だが、反省の記録もつけさせている。
 「高校生ですからね。嘘を書くこともあるが、学習状況と照らし合わせてみれば、わかります」と石踊政昭・同校進学指導主任。
 ある一年生の一学期の記録を見せてもらった。クラスで5番以内に入る成績の子だという。毎日6時起床、寝るのは12時から日によって午前1時になることも。
 バス通学。帰宅するのは6時過ぎ。食事、入浴をすますと、勉強を始めるのが8時から9時になる。4時間勉強するのがやっと。テレビ、映画、読書などの時間はない。
 「とても眠くて困ります」「宿題が大変。一日中しています」「委員会があると帰りが遅くなり、宅習時間や睡眠時間が減ってしまう。どうしたらよいでしょうか」「(日曜日)久し振りに外出した。でも2時間勉強できてよかった」
 「眠い」という言葉がしばしば出てくる。友達と遊んだという記録も見あたらなかった。
 「私が高校生ならとてもこんな勉強できませんね」
 増永校長は、苦笑しながらそう言った。
 「でもこうしないと、現役で大学に入ることはできない。いくら立派な授業をしても、復習をきちんとしなければ、習ったことは定着しませんからね。ただ、ここでやっている程度の進路指導は、珍しいものじゃない。どこの高校でもしています」
 事実、河野武郎・鹿児島中央高校進学指導主任も「週40時間学習は、無理があるので、うちでは35時間にしています」と言っている。指導方法で、甲南高校とさがあるわけではない。
 「学習の記録」も九州一円に広がっている。予備校に通う生徒がいない代わりに、高校の補習授業は徹底している。

*ある時、(医学部に入って教養課程の時、同じ)クラスの人から、鹿児島〇〇高校生の家庭教師を、自分の代わりにお願いしますと言って、頼まれたことがあった。私の主義として、学校で教わっているのに、家庭教師に頼ることは邪道と考えていたので、教科書を徹底的にして、予習復習を徹底的にして、それだけで充分と言った内容の勉強の仕方を(お金をもらうことなく)教授した。(相手の親は、その時、キョトーンとしていたが)
 その時、びっくりした。教科書そっちのけで、いきなり、問題集の宿題が山の様にある。学問の面白さとか、もっと突っ込んで勉強したいとか、そんな雰囲気は、みじんも感じられなかった。その時、正に、受験の戦士って感じに思えた。自分の高校時代も、1年生の時から、7時過ぎから補習があり、春休みも夏休みも、その半分近くが、普段と同じ感じで授業が進められ、宿題も毎日あったが、これ程ではなかった。
 大分県は、その後、そんな過酷な受験体制を改めたが、これ等の学校による締め付け教育方針は、宮崎など、他の県に飛び火してしまった。福岡県の事情は、これとは違い、浪人生を学校が面倒をみる感じで、学校に付随した予備校が存在した。  

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