自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

家事か 地獄か(マガジンハウス)~稲垣えみ子

2024-01-24 | 



究極のミニマリスト(=生活に必要最低限の物だけで暮らしている人)稲垣えみ子さんが、古~い手拭いを始め、物にあふれた私の生活を見たらあきれるかもしれません。
もっとも稲垣さん、朝日新聞社を50歳で退職するまでは、物、しかも高価な物^^に囲まれて暮らしていました。

NHKあさイチのプレミアムトークで、稲垣さんの日常生活を見て、ミニマリストぶりはお見事としか言えませんでした。
高級^^マンションから引っ越した老朽^^ワンルームマンションにはカーテンすらかかっていません。

原発事故をきっかけに、炊飯器をやめ、電子レンジをやめ、掃除機、洗濯機、冷蔵庫をやめました。ところが家事は逆にどんどんラクになったのだそう。

かくして、電気代は月に200円ちょっと、都市ガスは契約せず、ガスコンロと銭湯でしのぎ、水道は月に1㎥しか使わないという信じがたい数字です。
もっとも、稲垣さんは一人住まいだからできる生活であることを重々承知で、誰にでも勧めているわけではありません。

化粧品・洗剤など洗面所まわりの細々したもの、台所用品・調味料・食器類、衣類・装飾品、捨てて捨てて捨てまくります。
最後にはトイレブラシを捨て、便器を手で洗う選択までします。

普通人にはとうていマネはできませんが、その潔さには拍手を送りたいです。
私はもちろんミニマリストにはなれないし、なりたくもないですが、稲垣さんの生活は大いに肯定します。

 

 

コメント (2)
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