自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

あの日~1.17

2024-01-16 | 社会・時事

1月17日が近くなると、関西の新聞、特に地元紙では阪神・淡路大震災関連の記事が増えます。
先日、神戸新開地喜楽館で噺を聴いてきた桂福丸さんも、高校1年で阪神・淡路大震災を経験した1人で、今回特集記事が組まれていました。



当時、福丸さんが通っていた灘高校には一時、体育館に200以上の遺体が並んでいたそうですから、その経験は半端ではありません。
あの日、避難先の地元小学校近くで怒号が響いたそうです。昼ごろ焼き芋屋の屋台が来て、子どものコブシぐらいの大きさの焼き芋を2000円で売り始めたそうなのです。「人でなし!」「何考えてんねん!」手元にお金を持っていなければ、買えません。でも、食べ物がいつ入るか分からないから買う人もいる。焼き芋屋のおっちゃんは無表情で売り続けていました。

漠然と「人を幸せにする仕事」を意識していた福丸さんは京都大学法学部の出身ですが定職には就きませんでした。
桂福團治さんに入門したのは28歳の時です。

小学生の時から落語に興味があった福丸さんがたどり着いた場所でした。

 

今日は寒い一日でした。阪神・淡路大震災の前日は異様に暖かい日だったのを思い出しました。



震災の経験や教訓などを継承・発信していく取組みの一環として、毎年1月10日頃から17日までの間、堂徳山電飾「KOBE」の下に「1.17」の文字が点灯されます。明日は1月17日です。

 

 

 

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