うさぎの耳

大学卒業→社会人→看護学校→6年目ナース
読書の記録と日々の出来事。

『バルタザールの遍歴』佐藤亜紀

2009年03月09日 17時07分16秒 | book
初めて挑戦する感じの小説で、読み終えたけど、面白かったのかよく分からん。完全に私の理解力が足りてない。



世界史的な匂いがぷんぷんします。舞台が現代日本ではなくヨーロッパで、貴族がどんどん没落していった時代。それだけで世界史が、しかもそのあたりの時代が苦手な私はちょっと敬遠したい感じだけど、読んだ。主人公が今まで読んだどの小説よりも変わってて、心は双子で体は1人。ひとつの体の中で2人の精神がうまくというか彼らは当たり前に同居してる。それを理解するまで軽く混乱する。


話は、タイトルのようにバルタザールがいろんな国を落ちぶれながら遍歴する話で、彼の双子のかたわれが書いた形式になってます。ドイツのナチがどうのとか話が理解できない部分があったり、全体的に政治的なこと、貴族絡みのことはよく分かんなかった。



たまに双子のうち1人が体から抜け出して…という話も出てきて頭は混乱。いろんな要素が関係しながらもちゃんと終わりまで読んでいけたので、このあたりの時代に詳しい人なら面白いのかなと思います。


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