NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

吉村芳生回顧展

2018年12月09日 | 東京散歩

東京ステーションギャラリーで開催中の「吉村芳生回顧展」、度肝を抜かれました。

延々と17メートルにわたってリアルに描かれた金網、1年間毎日描き続けた365枚の自画像、1文字1文字をすべて書き写した新聞、どれも超絶リアルなのです!

運良く、冨田館長によるギャラリートークに遭遇しました。

「自画像と新聞は彼の一生のテーマでした。モチーフでなく描くことに意義を見出している。」 驚愕!

「ある施設のフェンス越しに見える藤の木を描いた作品は、一片ひとひらが東日本大震災で亡くなった人の魂だと思って描いたものです。」 絶句!

「若い頃、パリへの留学が叶わなかった彼が、晩年になって1年間滞在したけど描くものがない。毎日、現地の新聞に自画像を描き、その数は1年間で千枚です。」 唖然!

「吉村は山口県に移住していたので、中国・四国地方以外での個展は今回が初めてです。今回の個展で彼の評価が高まると思います。彼の凄さは、作品を見ないと分からない。」 激しく同意!

こんな画家がいたとは!!!

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