こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

手作りのマスク

2020-03-28 22:22:05 | つぶやき
「手作りマスクあります」の張り紙を見て、入ったお店。

サイズもデザインもいろいろ。いろんな方が、それぞれのやり方で作っているそうです。


新型コロナ以前から、置いていたとのこと。

「こんなに売れるときがくるとは思っていなかった」と店主さん。

4枚購入。値段もいろいろでしたが、全部で1400円。

一枚はプレゼントしました。あとはおうち用です。

大事に使います。


・・・それにしても、マスクが果たして感染の予防に有効か?

症状のない人がマスクをする必要があるか?

様々な情報がネット上にあふれています。


自分も、この国も、試されているなあと思います。いろいろな点で。
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お肉券? お魚券?!

2020-03-26 22:57:15 | つぶやき
桜が咲き始めたけれど、なんとも寒々とした街の空気。

新型コロナの感染の広がりで、人の流れがとまる。

政府は「商品券」・・・。

庶民の財布に届くまでに、経費がかかりすぎる効率の悪さ。

必要なところに届かない不公平感。

何度も繰り返した愚策はもうやめて欲しい。

中小業者が、子育て家庭が、高齢者や障がい者が、何を求めているのか?

わかっている現場、基礎自治体から声をあげていくことだと思う。

日本共産党の緊急提言はコチラ

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日帰り人間ドック

2020-03-25 21:50:20 | つぶやき
泉大市立病院で年に一度の日帰り人間ドック。

還暦の年に娘に背中を押されて(口だけではありません!なんと費用を負担してくれて。)、以来、毎年。

今年で8回目になりました。

国保の特定検診の受診票で3万円の助成があります。

助成は「後払い」ではなく、窓口で差額を払えばいいので助かります。

後期高齢者になると償還払いで、一旦全額支払い、あとから還付。

「これはなんとかならんのか」と思います。


朝、8時20分に受付、あとは専属の案内で、病院の中を巡ります。

内科の診察で、ドクターに「この一年、変わったことは?」と聞かれて。

「物忘れがすすみました」(私)

「他人に言われますか?」(ドクター)

「いえ、自分で感じます。」(私)

「書いておけば・・・。書いたことを忘れますかね?アハハ」(ドクター)


大事なことは書きます。そして「大事なこと」は、書かなくてもたいていは覚えています。

書くほどのこともないことで、「思い出せない」ことが確かに増えました。

それも「許容範囲」ということにして、まだやりたいことも行きたいところもある。「健康」という宝物、メンメンテナンスしながら、大事にしていこうと思います。

結果は2週間後の楽しみ

今日は一仕事、終えた気分です。
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マスクはどこに?!

2020-03-24 20:55:40 | つぶやき
いったいいつになったら、マスクが普通に買えるのだろう?

予算委員会が開かれているときに「繊維のまち、泉大津発の『洗って繰り返し使えるマスク』」が話題になった。

期待をして待ち、いよいよ「3月20日から発売」の情報。

市のHPにのトピックスにもアップされた。

ところが2日後の日曜日には、すでに「売り切れ」の表示。

市のHPにリンクされた商工会議所のHPには「完売しました」の案内。残念!

「使い捨てでないマスクを常備していたら安心」の声があること、「商品として扱いたい」というお店もあることを、市の地域経済課を通じて伝えました。ぜひ、続けて作って、販売してほしいです。


それにしても不思議な事。

菅義偉官房長官は2月21日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い品薄状態にあるマスクに関し「できるだけ早く品切れが緩和されるよう官民連携して取り組んでいきたい」と言いました。

「今週は週1億枚以上の供給が確保されている」「来月には月産6億枚を超える規模に供給力の拡大を図るべく、さらなる増産を働きかけている」とも言いました。あれから1カ月以上、マスクはどこにあるんでしょう?
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うがい、手洗い励行

2020-03-23 23:36:17 | つぶやき
近隣市に続いて、いよいよ我が市でも感染者が出たとのニュース。

幸い「軽症」とのこと。一日も早い回復をお祈りします。


ところで、ふと気がつけば、「今年の冬は風邪をひいていないなあ」と思います。

ある年は新年早々に風邪をひいてしまい、一度ひくとなかなか回復せずに3月の予算議会にマスクが離せなかったこともあり、また視察先で発熱、インフルエンザに感染していたことが判明したこともあり・・・ほぼ毎年のように「冬は風邪」と、季節の行事のようでした。

新型コロナのニュースの中で、外出先からもどったら、今までよりも念入りに手を洗うのが習慣になりました。

ひょっとしたら、それが功を奏したのかもしれないと思います。

睡眠不足にならないように、バランスのよい食事で免疫力アップ・・・こちらの方はなかなかですが。

みなさん、どうぞ健やかにお過ごしください。





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市政を動かす「市民力」

2020-03-22 18:05:24 | つぶやき
泉大津市議会と同じ19日に最終日を迎えた岸和田市議会。

2020年度の予算案の採決で、市当局が提案した予算案から市立幼稚園・保育所を民間子ども園に再編する関連予算を除く修正案を、賛成多数で可決しました。

市が昨年12月に発表した「再編方針」に対してパブリックコメントの提出が1959人。

「岸和田市立幼稚園・保育所のこれからを考える会」が発足し、13000筆を超える署名を提出。

こうした市民の運動の盛り上がりのなかで、市が進める「再編計画」に議会が「待った!」をかけ、市議会は23人中18人が修正案に賛成したそうです。

我が市ではどうか?

市の「公共施設適正廃止基本計画」で「廃止」とうたわれた勤労青少年ホームの利用者団体など市民の皆さんからの「意見交換会」の申し出に「市が決定した計画の見直しを求める団体との意見交換会には応じない」とお断りしたのが2017年。

その時の議長名の恥ずかしい文書は記念(!)にとってあります。

その後、改めての「意見交換会」の申し出には応えましたが、「お断り」した非礼に謝罪はしていません。

それほど市が決めた「計画」を尊重しながら、市が自ら「計画」に背を向け、「計画」の見直しもせずに違う方向へ進むことには異議を唱えることもなく、受け止めるという不可解な姿勢です。

当時の議長に「計画」の変更について、「市当局から説明があったのか?」と聞きましたが、回答は「別にありません。」。

大変驚きました。

「計画」に背を向けた図書館移転計画に疑問を持つ市民の皆さんからの「議会で慎重に審議してほしい」という請願も、あっさり否決。

市立病院の再編計画については、「生長会との合意締結」をしてからのパブリックコメント。

パブリックコメントの実施中に、「構想」案の核心である、新病院建設の設計予算計上。

「パブリックコメントは、正式な意思決定の前に行うもの。ならば、パブリックコメントを実施している現在は『正式な意思決定』の前ということか?」と念のために確かめた質問に対しての答弁は以下の通りでした。

「現在、パブリックコメントを皆さんに広く募集しているものにつきましては、市立病院の単体の施設をどうこうするという話ではなくて、地域全体で、今後、持続可能な医療提供体制を構築するのか、市立病院の新病院の建設も含めてということになりますけれども、それの最終の意思の決定というのは、今後、議会の予算手続きも含めて、最終的にいただけるものと、かように考えております。」(総合政策部長答弁)

行政としての「意思決定」の段階について尋ねた質問に対して、「議会の予算手続きも含めて、最終的にいただける」という、実にわけのわからない答弁でした。

振り返って、長々と書いてきましたが、要するに「市が決めたこと」の枠内でしか議論をしないという議会の姿勢が一貫していると言って過言ではない。2017年の意見交換会の申し出拒否は、まさにその象徴。

だから、前述のような意味不明の答弁がされるのではないか?議会は、行政のやることにゴーササインを出してお墨付きを与える機関にすぎないかのような。


「市民に開かれた議会」「市民に身近なわかりやすい議会運営」を目標に、「議会改革」の様々な試み、改善を重ねていますが、本質的なところで魂が入っているのかどうか?市民の目線で問い直さければならないのではないか?


議会が議会としてのチェック機能をしっかりと果たすことが「議会改革」の目指すところのはず。

岸和田の幼保の問題、議会の対応に刺激をもらって考えています。

運動を担ってきた「会」のブログをみて、「やっぱり市民力だなあ」と思います。






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議会が終わって

2020-03-21 23:04:32 | つぶやき
予算議会が閉幕。

後援会ニュースの3月号を編集、発行。

続いて、議会だよりへの掲載原稿、議員団発行のニュース原稿を同時並行で考えます。

一般質問のネット中継はまだ市議会のホームページにアップされていないので、とりあえずYouTubeで。コチラから。
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命、甦らぬからこそ。

2020-03-20 17:52:42 | つぶやき
「文春」3月26日号、買いました。

そして読みました。

2年前に、命を絶った近畿財務局職員、54歳の遺書の全文。

悩んで、苦しんで、最後の最後の力を、ふりしぼって書き残してくれた言葉。

読みながら、胸が苦しくなり、何度か目を閉じて。

必ず、すべての事実が明らかにされなければならない。

その日を見届けなければないないと思う。










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暮らしにもっと光を!

2020-03-19 23:51:47 | 市政&議会報告
市議会定例会が閉会となりました。

一般会計予算案に、私たち日本共産党の2名を含め、議長を除く15人のうち4人が「反対」の態度表明をしましたが、賛成多数で原案どおり可決しました。

社会保障の制度のとしての根幹がすでに壊れている。公的社会保険制度であるにも関わらず、「使えない」ばかりか、逆に暮らしに重い負担となっている国保・介護・後期高齢者医療の特別会計にも反対しました。枠組みは国の制度ではありますが、事業主体としての市の責任が問われます。もっと住民に寄り添ったやり方がある。そのことも、提案し続けています。

市立病院については、新年度については新病院の設計予算を一般会計から繰り出すものであるため、病院事業会計については「賛成」しました。

それ以外の特別会計、水道・下水道会計も賛成。

予算委員会に参加した森下議員が、討論。

詳細は森下議員のブログでご覧ください。
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感染症対策の充実・強化を求めて「意見書」案を提出

2020-03-18 23:38:12 | 市政&議会報告
明日は市議会定例会の最終日。

予算案の採決、そして議会としての「意見書」採択も・・・。今日の議会運営委員会で、上程する「意見書」も確認した。

今定例会に提案する「意見書」の期限までに、「新型コロナウィルス感染症対策の抜本的な財政措置の拡充を求める意見書」(案)を提出。

2月25日の定例会開会当時、国会での政府答弁で「153億円の対策費で事足りる」と、今年度の予備費の活用さえ背を向ける状況のもとで作った案文だった。27日には安倍首相による全国一斉休校の要請、29日には予備費活用による「緊急対策」が打ち出され、当初の文案の一部を修正し、3月3日の議会運営委員会で最終日を待たずに上程、採択をすることを求めたが、その時点では全体の合意に至らず、「意見書は原則、全会一致」の原則に基づいて、一旦取り下げた。

その時点で、最終日に向けて、状況の変化を反映して、再度、提案することの了承を得て、13日に追加提出した。

議会運営委員会のメンバーによる意見交換の中で、残念ながら最終的に「全会一致」とはならず。

他の自治体議会での動向や国会での議論を見聞きし、多くの時間をかけて議論し、改めて「この国の感染症対策の脆弱さ」について危機感を持った。その危機感を共有し、「こんな時だから、ぜひこの意見書はあげたい」と他会派からの賛同の声もあった。

以下は「案」のままで「陽の目を見ることのない」意見書案文。

新型コロナウイルス感染症対策の更なる充実・強化を求める意見書(案)

中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスによる感染症は、世界各地に拡大し、多くの死者・感染者が発生している。我が国においても感染の状況が時々刻々と変化し、国民の暮らしにも深刻な影響を及ぼすなかで、政府は国民や企業、医療機関などに協力を求め、2月27日には、全国全ての小中学校、高校、特別支援学校に臨時休校を要請した。また3月10日には「緊急対応策第2弾」を発表した。
しかし、フリーランスをはじめ雇用保険の対象にならない場合の所得補償、イベント自粛によって収入が断たれた事業者への救済措置など、不十分さが否めない。
 今、感染拡大防止によって国民の命と健康を守るために、国と地方公共団体が一体となり、迅速かつ適切な対策を講じていくことによって一刻も早い社会・経済活動の混乱沈静化を図ることが求められている。
よって、国におかれては、新型コロナウイルス感染症対策の更なる充実・強化を図るため、下記の措置を講じられるよう強く要望する。


1.中国をはじめとする関係国や国際機関に適切な情報開示を求めるとともに、国内における感染状況や対策について、専門家会議の知見を尊重し、迅速かつ正確な情報提供を行うこと。
2.学校における臨時休業の要請や地域における感染拡大等により労働者が休まざるを得ないなど、様々な業種・団体にも波及的な影響が想定されることから、経済的な支援も含め国として責任を持って対応すること。
3.入国体制の強化や関係部署間での情報共有など、全国の空港・港湾における水際対策を徹底すること。
4.「帰国者・接触者外来」の設置については、人的・物的支援の充実に万全を期すこと。
5.感染が疑われるすべての国民が、医師等の判断で必要な検査を受診できるよう徹底すること。
6.ワクチンの開発や有効な治療法の確立を速やかに行うために必要な措置をとること。
7.マスクや消毒液等の衛生資材が、必要な国民や医療機関等に安定的に確保されるよう、国内の生産体制や備蓄体制を強化するとともに、消費者や事業者に冷静な対応を呼びかけること。
8. 国立感染症研究所、地方衛生研究所、都道府県の保健所など、国民の命と健康を守る感染症対策・公衆衛生に関わる人員と予算が削減されてきたことを見直し、拡充を図ること。
9.新型コロナウイルス感染症対策は、国家的な危機管理事案であることから、地方自治体や医療機関が行う各種対策に要する費用について、国の責任において、十分な財政措置を講じるなど、早期終息に向けた機動的な財政出動を行うこと。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和2年3月 日
泉大津市議会

送付先;   衆議院議長  参議院議長  内閣総理大臣  内閣官房長官  総務大臣  財務大臣  法務大臣  外務大臣  文部科学大臣  厚生労働大臣  経済産業大臣  


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「農ガール、農ライフ」

2020-03-17 23:30:54 | 読書
縁あって1冊の本を手にしました。

読み始めたらとまらない。

気が付いたら最後のページをめくっていた。めったにない体験でした。

映画を観たあとのように、登場人物の言葉、風貌、しぐさが浮かびます。

著者: 垣谷 美雨
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予算委員会が終わりました

2020-03-16 22:18:00 | つぶやき
肌寒いけど、春ですね。
あんずの花が咲きました。

予算委員会の総括意見。
隣室で傍聴しました。

なぜ、一般会計・国保会計・介護保険会計に「反対」するのか?

「財産健全化は道半ば」と言いつつ、基金を取り崩し、借金を増やして前年度比12%増、300億円超えの大型予算を組みました。

基金の取り崩し、借金が、それ自体すべて「悪」とは思いません。

施策の優先順位、費用対効果の検証、市民合意の形成。それならの点で「問題あり」と判断します。

詳細は、予算委員会に委員として参加した森下議員のブログをお読みください。

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生きることを支える制度だから・・・

2020-03-15 20:15:22 | 社会保障
予算委員会を傍聴していて「よかった!」と嬉しかったことがいくつか・・・。

その一つ。「生活保護のしおり」の改善。

昨年の9月、決算委員会で、「しおり」の最後が「ここまで生活保護の仕組みについて説明をしてきましたが、改めてもう一度自分たちの力で生活できないか、よくお考えください。」という言葉で結ばれていることを問題にしました。

「これは蛇足ではないか?」と。

その時の答弁で、相談に来られる市民の方の心情を思いやる温かさも感じ取れ「そのあたりを重点的に見直す」とも言われていたので、期待をしていました。

窓口で、「入口で追い返す」ともとれる言葉は「しおり」から削除されたことが確認できました。。

生活保護を必要としている人、また世帯で、実際に制度を活用している割合は20%程度と言われています。

生活困窮の方でも、ぎりぎりまで頑張って、家族が病気になったり、少ない収入がなお減ったり・・・そういうときに、市役所の窓口を訪ねる場合が多いのです。やっとたどりついた「生きる」ためのセーフティネット。必要な人に届くように。

「生活保護のしおり」には、行政の姿勢が映し出されていると思います。



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「校則なくした中学校 たったひとつの校長ルール」

2020-03-14 23:36:33 | 読書
「こんな学校がある。」ということを最初に知ったときは驚いた。

それが東京の公立中学校だと知って半信半疑。

読んで納得することが、たくさんありました。

人間は、自分の力で伸びていく。そういう力をもっているんだなあと思います。



著者:西郷孝彦

出版社;小学館
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「対等なパートナー」のありかたについて考えました

2020-03-13 18:55:20 | 泉大津市立病院問題
予算委員会の質疑が全て終わった。

最後は市立病院事業会計。

昨日、パブリックコメントを実施していた、市立病院の「再編計画」に話題がおよんだ時の、総合政策部長答弁。

「唯一無二の案だと考えているので、市民の皆さんの疑問に答え、丁寧な説明を繰り返していきたい」

「唯一無二」という言葉は、「かけがえのない」という意味、他に何ものにも代え難い大切なもの・・・というときに使うような気がします。言葉のニュアンスとして、やや違和感がありますが、要するに「絶対に変わらない」「変更の余地なし」ということなのだろうと思います。

「あなたの意見を聴かせてください。

どんなことでも遠慮なく言ってください。

・・・でも、何を言われても私の意見は変わりません。」と言われて、「意見」を言う気になれるでしょうか?

「何を言われても私の意見は変わりません」の部分は、口に出さずに胸に秘めて、言うだけ言わせて、言われたことにはすべて「丁寧に」反論する。言葉は丁寧でも「理解しないあなたが悪い」と言わんばかりに。

こんな人とはできれば、お付き合いしたくないと思います。私は。

ところで、今の話は「人と人」ではなく「市民と市」です。

何度も引用している「参画と協働の条例」には(基本原則)として「(第3条)市民と市は・・・自由な意思に基づき、対等な関係であることを常に認識すること。」とあります。

「対等な関係」といっても、なっかなか難しい。なにしろ、情報量が圧倒的に違う、権限も違う、「市民と行政」なのですから。

それでも「意見を聴く」なら、それなりの作法というものがあるだろうと思います。

「決めるまえに聴くこと」「まず説明すること」です。


昨日、パブリックコメントをメールで送信しようと思って、タブレットを開くと「現在募集中の案件」の中に、すでにありませんでした。締め切りを勘違いしていたのか?と「終了した案件」を開いてみましたが、もちろんありませんでした。

他のところから、「構想(案)」を開こうと、検索をかけましたが、どこにもないので担当課に問い合わせました。24時間早く、間違えて消してしまったそうです。すぐに復元してもらいました。危ないところでした。

以下、地域医療連携体制強化構想(案)という名前の市立病院の再編整備の計画に対するパブリックコメントとして提出したものです。「不明」なことが多い「構想」(案)ですが、とりあえず送りました。

1、 公立・公的病院の再編統合に向けた議論について(2ページ)
厚生労働省が2019年9月、「再編統合の議論が必要と位置付けた424の医療機関を実名で公表した」ことに対して、その後、様々な批判の声が起きている。選別の基準は合理的根拠に欠けることが明らかになった。自治体が発信する「構想」案の冒頭に、国の動向を一面的、無批判に掲載することが果たして適切か。公的・公立病院の果たす役割を住民とともに堅持しようとする意志があるなら、地域の実状を無視してまで強引に病院・病床を削減することを「地域医療構想」の名によって押し付ける国の医療政策の転換、424の病院名リストの撤回を求めるべきである。

2、 病床機能の再編・強化の具体的方策について(20ページから22ページ)
現市立病院の総合病院としての外来・入院の機能が、「再編」によって具体的に、どのように引き継がれていくのかが不明である。特に「③府中病院との提携」は、意味不明な記述となっている。この資料のもとでパブリックコメントを実施すること自体が疑問である。

3、 府中病院が「地域包括ケアの中心的役割を担う」(22ページ)としていることについて
「地域包括ケア」は、1次医療圏のなかでこそ、保健・福祉行政との緊密な連携によって効果的なシステムが構築できるものと考える。「子どもを安心して生み育てる環境」を公的責任において維持していくのと同様に、「住み慣れた地域で安心して暮らし続ける保障」も公的責任において実現するべきである。「高齢者にやさしい病院」を柱のひとつとしてきた病院の機能充実を図り、自治体病院のない自治体にはまねのできない「地域包括ケア」を構築することは、現役世代の転入、定住促進を促す魅力の一つにもなり得ると考える。

4、 災害医療について
本文中には記載がなく、「イメージ図」に唐突に「新病院」の機能の一つとして掲げられている。指定管理で生長会に運営を委託して、災害時に市が対策本部を立ち上げたときに地域防災計画に位置付けられた災害時医療センターの役割が果たせるのか?疑問である。

5、 パブリックコメントの目的及び実施時期についての疑問
すでに生長会との「基本合意」を締結し、新病院建設の設計予算案を計上したもとでパブリックコメントを実施して、本当に真剣に市民の意見を聴き、施策に反映させる意思があるのか?疑問である。
パブリックコメント手続きの目的として市のホームページには、「計画などを案の段階で公表することで、施策の意思決定の過程における公正性の確保、および透明性の向上を図る」とし、「ご意見の提出という方法で、市政への参画を促進する」としている。
仮に市民の意見によって、生長会との「合意」内容に関わる変更があり得るなら、「基本合意」を締結した直接的な相手方との関係だけでなく、行政の社会的信頼も失墜しかねない。だからといって、パブリックコメントに寄せられた意見の如何に関わらず、「構想」の大筋が変わらないのだとしたら、意見を提出することも空しい。
市民の知らないところで新病院の建設も、建設した病院を生長会に指定管理することも市の判断で決めて、ごく些末な範囲での変更や追加だけしか聞かないということが「市民参画」の手法と言えるのか。それで「市政への参画を促進」というのは、主権者である市民を冒涜するものである。
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