こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「私がつかんだコモンと民主主義」

2024-05-08 22:53:58 | 読書

2022年6月、東京都杉並区長選挙に立候補、現職区長を僅差で破り当選した岸本聡子さんとは、どういう人なのか?

そんな興味から手にとった。

 

「ヨーロッパの移民」とし20年。「自分のことは自分で決める」を貫いて「生きてみた」という。

地球の規模で環境、人権を考え、民主主義を創る市民の運動の中にいた著者が、日本に帰ってきて草の根の市民運動の人たちの要請に応えた。

「自分と意見を異にする人たちの声を聞き、対話の輪を広げていくよき進行役でありたい。そして自分の統合性とビジョンを失うことなく、自分の人生の新しい章を書いていこう。」(エピローグより)

コモンとは、「人々の共有財産」であって、その「人々」とは、「私たち」であって、けして誰か特定の人達の儲けの道具にしてはならないもの。

たとえば水。たとえば空気。そして教育や医療、保育や介護。

共有財産を守り、活かし、豊かにするためには、住民の自治の力。民主主義の成熟が求められる。

 

著者;岸本聡子

発行者;晶文社

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